【2026年8月4日】XAUUSDチャート分析——エリオット波動は時期尚早、4手法が示す「ブレイク待ち」の構造
令和8年熊本地震により、多くの尊い命が失われましたことに深く哀悼の意を表します。また、被災された皆様、そしてご家族・ご関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く皆様が平穏な日常を取り戻せますよう、被災地の復旧・復興を心からお祈りいたします。
目次
① 前回分析(8/3)との差分サマリー
| 項目 | 8/3時点 | 8/4時点(現在) |
|---|---|---|
| 現在値 | 4,066〜4,069 | 4,061〜4,064 |
| 直近の値動き | 週足新安値3,995.92から急反発 | 今週安値4,019.01、前週安値3,995.92は下回らず |
| 分析手法 | エリオット波動(複合修正波、上下フラット) | エリオット波動は時期尚早と判断し撤回。複数の実用的な手法に切替 |
前回まで採用していたエリオット波動カウントは、複合修正波・推進波のどちらで解釈しても無理が生じることが判明しました(2波/戻り波の比率が異常に深い、内部構造が確定できない等)。無理に波にラベルを貼るより、レンジの節目と複数の実用的な指標を組み合わせた方が、現状には合っています。
📊 今週安値は先週安値を下回らず
② 環境認識(マルチタイム分析・移動平均線配列)
移動平均線配列
短期足(M5〜M30)ではSMA5・SMA20が方向感の乏しいクロスを繰り返しており、明確なトレンドは出ていません。中期(H1・H4)ではSMA100(赤、4,057〜4,070付近)を挟んで一進一退が続いています。長期のSMA200(黄)は緩やかな上向きを維持しています。
レジスタンス・サポート
| 水準 | 価格 | 性格 |
|---|---|---|
| レジスタンス① | 4,103.58 | 旧ネックライン |
| レジスタンス② | 4,131 | 直近戻り高値 |
| サポート①(今週安値) | 4,019.01 | 先週安値3,995.92を下回らず |
| サポート②(先週安値) | 3,995.92 | 再下抜けで弱気優勢 |
| サポート③(最終防衛) | 3,960.13 | ダブルボトム左肩の安値 |
③ 4つの手法による多角的分析(エリオット波動に代えて採用)
📍 4手法の一致点:いずれも「方向感を欠くレンジ相場」「ブレイクの準備段階」「まだどちらにも転びうる」という結論で一致しています。単一の波動カウントに頼るより整合性が高い判断です。
🔹 ボリンジャーバンド(収束/拡散)
直近はバンド幅が収束傾向にあります。次の方向性を伴った拡大(ブレイク)が近い可能性を示唆しますが、方向そのものはバンドだけでは判断できません。
🔹 一目均衡表(雲・遅行スパン)
現在値は雲の下〜雲の中を行き来しており、雲上抜けの強気シグナルはまだ出ていません。転換線・基準線もほぼ同水準で交錯しており、方向性を示す明確なクロスは確認できません。遅行スパンもローソク足を上下に抜けを繰り返しており、方向感なしという評価です。
🔹 オシレーター系(RSI/MACD/ADXの定性評価)
急落・急反発を経て、直近は値幅が縮小しています。RSIで言えば50近辺での横ばい、MACDはゼロライン付近でのシグナル交差、ADXは低下傾向(トレンド力が弱い)にあると推測されます。
🔹 ダウ理論+水平線のプライスアクション
直近の安値は切り上がっており(3,995.92→4,019.01)、短期的には下降の勢いが鈍化しています。ただし高値切り上げ(4,131超え)はまだ確認できず、トレンド転換の確定には至っていません。
📊 4手法いずれも「方向感待ち」で一致
④ チャートパターン分析(時間足別)
大局(月足・週足)
大型調整局面は継続しており、大きな構造変化はありません。
中期(日足・H4)
旧ネックライン4,103.58への再アタックが視野に入っていますが、まだ上抜けには至っていません。
短期(H1・M30・M15)
方向感のないもみ合いが続いています。
⑤ フィボナッチ水準(参考値)
A波(3,960.13→4,166.00、値幅205.87)基準の水準を参考値として確認します。この起点3,960.13は7月中旬に形成されたダブルボトム左肩の安値、終点4,166.00は7月22日高値(実勢高値4,177)を指しており、両者の値幅を基準に算出しています。今回はエリオット波動のラベル付けを見送っているため、あくまで短期〜中期の目安として扱い、波動カウントの根拠としては用いません。
| 水準 | 価格 | 現状 |
|---|---|---|
| 61.8% | 4,038.77 | 上回って推移 |
| 100%(最終防衛ライン) | 3,960.13 | 依然として遠い |
⑥ 時間軸別トレード戦略
🔹 スキャルピング(M5/M15基準)
方向性:方向感に乏しいレンジのため、明確なブレイク確認後のエントリーを推奨
戻り売り:4,068〜4,072 利確:4,058 損切り:4,076超え
🔹 デイトレード(H1/H4基準)
上抜けシナリオ:SMA100・ネックライン4,103.58を終値で上抜けたら押し目買いに切替、4,131を目標
失敗シナリオ:上抜けに失敗して反落したら戻り売りに切替、4,019〜4,010方向を狙う
🔹 スイングトレード(日足・週足基準)
方向性:3,960.13死守が前提の押し目買い候補は4,019〜4,040に切り上げ
損切り:3,960.13割れ(最終防衛ライン)
⑦ シナリオ分岐
| シナリオ | 条件 | 想定展開 |
|---|---|---|
| 上方ブレイク | 4,103.58・4,131を明確に上抜け、雲上抜け確認 | 中間目標4,140〜4,150を経て4,166再アタック |
| レンジ継続(現状) | 4,019〜4,131のレンジ内推移 | 4手法とも方向感待ちを継続 |
| 下方ブレイク | 3,995.92・4,019.01を明確に再下抜け | 3,960.13を試す |
当面のウォッチポイントは、①ボリンジャーバンドの拡大方向、②雲・ネックライン4,103.58の上抜け有無、③4,019.01の維持有無、の3点です。
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。
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