小学生でもわかる円高円安の仕組み|なぜ「安くなったのに高い」の?USD/JPYの謎も解説

2026年8月12日水曜日

社会の仕組み

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小学生でもわかる円高円安の仕組み|なぜ「安くなったのに高い」の?USD/JPYの謎も解説

小学生でもわかる円高円安の仕組み|なぜ「安くなったのに高い」の?USD/JPYの謎も解説

2026年8月12日|ぱぶちゃんのファンダメンタルlab

令和8年熊本地震により、多くの尊い命が失われましたことに深く哀悼の意を表します。また、被災された皆様、そしてご家族・ご関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く皆様が平穏な日常を取り戻せますよう、被災地の復旧・復興を心からお祈りいたします。

1|円高・円安、最初のつまずきポイント

テレビやニュースで「今日は円安が進んで、1ドル=150円になりました」というような話を聞いたことはないかな?

「あれ?150円って、数字が大きくなっているのに、なんで"安い"って言うんだろう?」

そんなふうに思った人、きっと多いと思う。実はこれ、大人でもよく混乱するところで、みんなが世界のニュースを見て最初に「あれ?」ってなる、代表的な話でもあるんだ。今日はこのなぞを、りんごを使ってゆっくり考えてみよう。

2|りんご1個で考えてみよう

アメリカでりんごを1個買うには、いつも「1ドル」が必要だとしよう。でも、日本に住んでいる私たちはドルを持っていないから、まず円をドルに両替してから買うことになる。

  • 昔は、1ドルに両替するのに150円が必要だった
  • 今は、1ドルに両替するのに100円で足りるようになった

つまり、同じ「1ドルのりんご」を買うのに、前より少ない円で済むようになったんだね。これって、円の力が強くなったということ。だから「円高」って呼ぶんだ。

反対に、1ドルの両替に100円で足りていたのが、150円必要になったとしよう。同じ1ドルのりんごを買うのに、もっと多くの円を払わないといけなくなった。これは円の力が弱くなったということ。これが円安だよ。

円高と円安を、1ドルのりんごを買うのに必要な円の枚数で比べる図 左側は円高で1ドルのりんごを買うのに3枚の円玉、右側は円安で同じりんごを買うのに6枚の円玉が必要な様子を示す 円高 りんご1個=1ドル 円 円 円 円玉 3まいで足りる =円の力が強い 円安 りんご1個=1ドル 円玉 6まいも必要 =円の力が弱い

※枚数はイメージです。

3|なぜ「数字が小さいのに高い」と言うのか

さっきのなぞの答えは、ここにある。1ドル=150円が1ドル=100円になると「円高」と呼ぶけれど、数字だけ見ると150から100へ、小さくなっているよね。

理由はかんたんで、「円というお金の力が強くなった」という意味で「高い」って言っているんだ。数字ではなく、円そのものの"強さ"を表す言葉だから、数字の増え減りとは反対に感じてしまうんだね。

ここで覚えておきたいコツは、たったひとつ。「1ドルを手に入れるのに、円が何枚いるかな?」で考えることだよ。

  • 円が少なくて済む → 円高
  • 円がたくさんいる → 円安

4|為替ニュースの見出しが読めるようになる

この仕組みが分かると、ニュースの見出しがぐっと読みやすくなる。

「円安・ドル高が進行」という言い方をよく見かけるが、これは「円の力が弱くなって、その分ドルの力が強くなった」という、まったく同じできごとを両方の側から言っているだけなんだ。

また、「円高になると、日本の会社が輸出する時に不利になる」といった話も見かける。円の力が強くなると、外国で日本の製品を売るとき、外国のお金に直したときの値段が高く見えてしまい、売れにくくなることがあるからなんだ。ただし、必ずそうなるわけではなく、会社の努力(値段の見直しや工夫)でカバーできることも多い。とはいえ、あまりにも急で大きな円高・円安が起きると、さすがに会社の努力だけでは補いきれなくなることもあるんだ。

円高・円安は、ただの数字の上がり下がりではなく、「円という道具そのものの強さ」を表す言葉なんだ、と覚えておくと、ニュースがぐっとわかりやすくなるよ。

5|おまけ:なぜ「USD/JPY」の順番なの?

もうひとつ、為替のニュースで見かける不思議な表記がある。「USD/JPY」という書き方だ。日本の円のことを話しているのに、なぜアメリカのドル(USD)が先に書かれているんだろう。

実はこれ、日本だけの決まりごとではなく、世界でほぼ統一されている習慣(慣行)なんだ。世界のお金には、昔からの決まった「順番」があって、

ユーロ > イギリスのポンド > オーストラリアドル > ニュージーランドドル > アメリカドル > カナダドル > スイスフラン > 日本円

という順になっている。この順番で、前にくる方のお金が先に書かれるという習慣だ。アメリカドルは日本円より前にくるので、「USD/JPY」という順番になる。この習慣は、東京で取引しても、ニューヨークで取引しても、ロンドンで取引しても同じなんだ。

面白いのは、この順番に「絶対こうでなければいけない」という強い理由があるわけではないということ。昔、イギリスのポンドが世界で一番使われるお金だった時代の名残に、長年その順番で取引されてきた"習慣"が積み重なって、今の形になっているんだ。

この記事について

本記事は、為替市場の一般的な仕組みをやさしく解説した読み物であり、特定の統計データや個別の報道記事の引用は行っていません。

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年/ぱぶちゃんのファンダメンタルlabを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god

免責事項:本記事は情報提供・教育を目的としたものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任において行ってください。

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