【2026年09月15日・振り返り】日経平均は8円安とほぼ横ばいも値下がり銘柄が7割、内実は軟調〜米10年債利回りが節目の5%超え、原油高・AI減速懸念が重荷に〜
📅 対象時間帯:2026年9月15日(火)07:00 〜 9月16日(水)07:00 JST
📌 30秒で読む結論
15日の東京株式市場で日経平均株価は前日比8円89銭安(▲0.01%)の63,484.10円とほぼ横ばいで3日続落したが、値上がりは67銘柄・値下がりは157銘柄と7割近くが下落しており、指数の落ち着きとは裏腹に内実は軟調だった。海外では、米10年債利回りが節目の5%を突破し一時5.04%台に上昇。サウジアラビアの東西パイプライン停止が長期化する中でWTI原油は一時106ドル台まで上昇し、インフレ再燃への警戒からNYダウは328ドル安と続落した。
①日経平均は前日比8円89銭安(▲0.01%)の63,484.10円と3日続落。安値63,067.18円まで売られたが前場終盤には一時+608円高の64,101.00円まで切り返す乱高下となり、日経225採用銘柄ベースで値上がり67・値下がり157と下落銘柄が多数を占めた
②米10年債利回りが取引時間中に節目の5%を突破、一時5.04%台まで上昇。CME「FedWatch」(9/15時点)に基づく9月FOMCでの利上げ確率は9割超に達し、NYダウは328ドル09セント安(▲0.63%)の52,093.11ドルと続落
③中国8月の小売売上高は前年比+0.4%と市場予想(+0.9%)に届かず前月(+0.6%)から鈍化した一方、鉱工業生産は+5.2%と前月・予想をともに上回った。香港ハンセン指数・上海総合指数はいずれも反落
📋 目次
📈 市況一覧(9/15現物ベース)
※先物・CFD・DEX銘柄は除き、現物・スポットの終値のみ掲載しています。
| 指標 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 63,484.10円 | -8.89円(-0.01%) |
| TOPIX | 4,037.16 | -21.05(-0.52%) |
| 香港ハンセン指数 | 24,667.24 | -250.36(-1.00%) |
| 上海総合指数 | 3,864.28 | -21.05(-0.54%) |
| 英FTSE100 | 10,658.13 | -39.44(-0.37%) |
| 独DAX | 25,402.28 | -38.53(-0.15%) |
| NYダウ | 52,093.11ドル | -328.09ドル(-0.63%) |
| S&P500 | 7,585.73 | -34.25(-0.45%) |
| ナスダック100 | 28,937.84 | -189.32(-0.65%) |
| FANG+指数 | 18,505.38 | -163.83(-0.88%) |
| VIX指数 | 17.20 | +0.10 |
| ドル円(07:06JST時点) | 155.06円 | -0.03円 |
| XAUUSD | 4,293.92ドル | - |
| WTI原油 | 終値105ドル台前半 | 高値106.75ドルまで上昇 |
| 米10年債利回り | 一時5.04%台 | 節目の5%を突破 |
📰 ニュース見出し時系列
🌏 アジアセッション(9/15 09:00〜15:30 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 09:00 | 🇯🇵 | 東京株式市場寄り付き、始値63,190円37銭 |
| 前場中盤 | 🇯🇵 | 半導体株中心に売りが拡大し、下げ幅は一時1,200円超(安値63,067円18銭) |
| 前場終盤 | 🇯🇵 | キオクシアHD・太陽誘電などAI関連の一角が切り返し、KOSPI(韓国総合株価指数)高も支えとなり、一時前日比+608円01銭高の64,101円00銭まで上昇 |
| 15:30 | 🇯🇵 | 🔥🔥 東証大引け。日経平均は3日続落も前日比8円89銭安(▲0.01%)の63,484円10銭とほぼ横ばい。TOPIXは4,037.16(-21.05)。値上がり67銘柄・値下がり157銘柄・変わらず1銘柄 |
| 引け後 | 🇭🇰 | 香港ハンセン指数は反落、前日比250.36安(▲1.00%)の24,667.24。中国景気の先行き不安で投資家心理が悪化 |
| 引け後 | 🇨🇳 | 上海総合指数は4日続落、21.05安(▲0.54%)の3,864.28。景気先行き不安を警戒した持ち高調整の売り |
🌍 ロンドン/欧州セッション(9/15 16:00〜22:00頃 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 引け | 🇬🇧 | FTSE100種総合株価指数は10,658.13(-39.44) |
| 引け | 🇩🇪 | DAXは25,402.28(-38.53) |
🇺🇸 NYセッション(9/15 22:30〜翌07:00頃 JST、以下すべて日本時間)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 取引時間中 | 💴 | 米10年債利回りが節目の5%を突破、一時5.04%台まで上昇し2007年以来の高水準を記録(日本インタビュ新聞、2026年9月15日報道) |
| 取引時間中 | 🛢️ | サウジの東西パイプライン停止長期化を受け、WTI原油は一時106ドル台まで上昇(高値106.75ドル)、終値は105ドル台前半 |
| NY引け | 🇺🇸 | NYダウは前日比328ドル09セント安(▲0.63%)の52,093.11ドルと続落。S&P500は34.25pt安(▲0.45%)の7,585.73、ナスダック100は189.32pt安(▲0.65%)の28,937.84。VIX指数は17.20(+0.10)に上昇 |
| NY引け後 | 💴 | 米10年債利回りは欧州市場でつけた5.04%から4.99%まで低下。ドル円は154円80銭〜155円09銭のレンジで推移し、154円97銭で伸び悩み |
| NY引け | 🥇 | XAUUSDは4,293.92ドル |
🇮🇷🇺🇸 米・イラン情勢
| 日付 | 見出し |
|---|---|
| 継続中 | サウジアラビアは攻撃を受けた東西パイプラインの操業停止を継続する一方、ホルムズ海峡経由での原油輸出をさらに増やす動きを見せている。海峡そのものの通航リスクは残ったままであり、供給不安の根本的な解消には至っていない |
🎙️ 要人発言|9月15日〜16日(時間はJST)
| 日時 / 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
| 9/15 15:04 片山財務相 | 「タカイチノミクス、米国も同じようにやりたがっている」 |
| 9/15 23:08 ベッセント米財務長官 | 「(金利上昇について)原油高が原因」 |
| 9/16 00:35 ベッセント米財務長官 | 「国債買い入れ消却(バイバック)は成功した」 |
| 9/16 00:53 ベッセント米財務長官 | 「米国は円買い介入で数千万ドルの利益を上げた」「円買い介入にあたっては継続的な対話があった」「強い円は米輸出業者にとって有利だ」 |
📊 経済指標|9月15日(火)発表分
| 時刻(JST) | 国 | 指標 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 10:30 | 🇨🇳 | 新築住宅価格(8月・前月比) | -0.17% | ― | -0.18% |
| 11:00 | 🇨🇳 | 小売売上高(8月・前年比) | +0.4% | +0.9% | +0.6% |
| 11:00 | 🇨🇳 | 鉱工業生産(8月・前年比) | +5.2% | +4.8% | +4.5% |
| 13:30 | 🇯🇵 | 第3次産業活動指数(7月・前月比) | +0.4% | +0.5% | -0.2% |
| 15:00 | 🇬🇧 | ILO失業率(5-7月) | 4.9% | 5.0% | 4.9% |
| 18:00 | 🇩🇪 | ZEW景況感指数(9月) | 34.7 | 40.0 | 34.2 |
| 18:00 | 🇪🇺 | ZEW景況感指数(9月) | 25.8 | ― | 31.4 |
| 18:00 | 🇪🇺 | 貿易収支(7月・季調済) | +50億€ | ― | +18億€ |
| 21:30 | 🇺🇸 | NY連銀製造業景気指数(9月) | +7.6 | +15.0 | +20.6 |
指標読み解き:中国の消費は補助金効果が一巡し8月は前月から減速、内需の弱さが改めて浮き彫りとなった。一方で鉱工業生産はリチウムイオン電池・産業用ロボットなどハイテク製造業が牽引し加速しており、生産と消費の温度差が続いている。1〜8月の不動産開発投資は前年同期比19.9%減とさらに悪化しており、当局への追加景気支援圧力は根強い。
💼 企業決算|9月15日発表分
🇯🇵 国内
アスクル〈2678〉|2027年5月期第1四半期(6-8月)
売上高1,123.45億円(前年同期比-8.2%)、営業損益は4.18億円の赤字(前年同期は10.53億円の黒字)、経常損益は4.52億円の赤字(前年同期は9.38億円の黒字)、純損益は5.08億円の赤字(前年同期は3.44億円の黒字)。前期に発生したランサムウェア攻撃からの事業基盤正常化が途上にあり、通期経常利益計画63億円に対する進捗率は-7.17%となった。
売上高1,123.45億円(前年同期比-8.2%)、営業損益は4.18億円の赤字(前年同期は10.53億円の黒字)、経常損益は4.52億円の赤字(前年同期は9.38億円の黒字)、純損益は5.08億円の赤字(前年同期は3.44億円の黒字)。前期に発生したランサムウェア攻撃からの事業基盤正常化が途上にあり、通期経常利益計画63億円に対する進捗率は-7.17%となった。
🇺🇸 米国
9月15日は主要米国企業による決算発表は確認されなかった。
🌍 ほか(日米以外)
9月15日は日米以外の主要企業による大型決算発表は確認されなかった。
📅 本日の予定
| 時刻(JST) | 国 | 予定 |
|---|---|---|
| 終日〜17日未明 | 🇺🇸 | FOMC。結果公表は17日午前3時(日本時間)の予定 |
| 07:45 | 🇳🇿 | 経常収支(第2四半期) |
| 08:50 | 🇯🇵 | 貿易統計(8月)、機械受注(7月) |
| 09:30 | 🇦🇺 | Westpac先行指数(8月) |
| 15:00 | 🇬🇧 | CPI・RPI・PPI(8月) |
| 18:00 | 🇪🇺 | 鉱工業生産指数(7月) |
| 20:00 | 🇿🇦 | 小売売上高(7月) |
| 21:15 | 🇨🇦 | 住宅着工件数(8月) |
| 21:30 | 🇺🇸 | 輸出入物価指数・小売売上高(8月) |
| 23:00 | 🇺🇸 | NAHB住宅市場指数(9月)、企業在庫(7月) |
| 23:30 | 🇺🇸 | 週間石油在庫統計 |
本日の注目点:17日午前3時に迫るFOMCの結果公表に市場の関心が集まる。CME「FedWatch」(9/15時点)では利上げ確率が9割を超えており、原油高を背景としたインフレ再燃懸念と節目の5%を突破した米長期金利が、株式市場にとって当面の最大の重荷となりそうだ。米国では8月小売売上高、日本では8月貿易統計と、消費・外需の実態を映す指標が相次ぐ点にも注目したい。
📚 主な出典
- 日本経済新聞「日経平均終値8円安、金利上昇で一転下落 『過度なAI減速論』は小休止」(2026年9月15日)
- THE GOLD ONLINE(Yahoo!ニュース配信)「光通信などによる『TOB発表』でストップ高…【9月15日の国内株式市場概況】」(2026年9月15日)
- 財経新聞「15日の香港市場概況:ハンセン指数は反落、中国景気の先行き不安で投資家心理が悪化」(2026年9月15日)
- 財経新聞「15日の中国本土市場概況:上海総合は4日続落、景気の先行き不安などを警戒」(2026年9月15日)
- 共同通信(Yahoo!ニュース配信)「中国小売売上高0.4%増 8月、内需不足で減速」(2026年9月15日)
- 財経新聞「米10年債利回り、一時5%突破 2023年以来の高水準 FRB利上げ確率92%に」(2026年9月15日)
- 日本インタビュ新聞「【米10年債5%突破】FOMCで利上げ観測、AI株の収益力を問う相場へ」(2026年9月15日、「2007年以来の高水準」の出典)
- 財経新聞「【市場反応】米9月NY連銀製造業景気指数は低下、ADP週次雇用統計は増加、ドル伸び悩む」(2026年9月15日)
- Bloomberg「サウジ、ホルムズ経由の原油輸出増模索-東西パイプラインへの攻撃後」(2026年9月14日)
- 日本経済新聞「WTI原油先物(NYMEX原油・NY原油)リアルタイムチャート・価格推移」(2026年9月15日時点、高値106.75ドルの出典)
- みんかぶ FX/為替「独経済指標【ZEW景況感指数】」(2026年9月15日)
- みんかぶ FX/為替「ユーロ圏経済指標【ZEW景況感指数】」(2026年9月15日)
- みんかぶ FX/為替「英経済指標【ILO失業率】」(2026年9月15日)
- Myforex(DZHフィナンシャルリサーチ)「【指標】9月米ニューヨーク連銀製造業景気指数」(2026年9月15日)
- 官報ブログ「アスクル 2027年5月期1Q決算」(2026年9月15日)
トレーダーズ・ウェブFX「要人発言」、みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」、CME FedWatchツール、マネックス証券国内・米国株式決算カレンダー、世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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