【2026年09月22日・振り返り】米・イラン3時間協議、原油5日続落 ナスダックは連日最高値

2026年9月23日水曜日

マーケット振り返り

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2026年9月22日振り返り

【2026年09月22日・振り返り】米・イラン3時間協議、原油5日続落 ナスダックは連日最高値

📅 対象時間帯:2026年9月22日(火・国民の休日)07:00 〜 9月23日(水)07:00 JST
📌 30秒で読む結論
22日は東京市場が国民の休日で休場。舞台はニューヨークの国連総会に移り、トランプ大統領は演説で「イランとの合意は中間選挙後になる」との見通しを示す一方、決裂すれば壊滅もあり得ると警告した。その後、米・イラン代表団による3時間協議が明らかになり、サウジの東西パイプライン再開報道も重なって原油は5日続落。NY株はダウが金融株安で反落した一方、半導体が買われナスダック総合は連日で最高値を更新した。
①国連総会一般討論が開幕。トランプ氏は対イランで「合意か壊滅か」を突きつけ、ICC加盟国に脱退を呼びかけ
②米・イランが国連の場で3時間協議。ホルムズ再開案の報道とサウジのパイプライン再開で原油は5日続落
③日米首脳会談(日本時間23日未明)で対中認識をすり合わせ。24日の米中首脳会談に向けた地ならしが進む

📈 市況一覧(9/22現物ベース)

※先物・CFD・DEX銘柄は除き、現物・スポットの終値のみ掲載しています。日経平均・TOPIXは休場のため前営業日(9/18)終値のままです。

指標終値前日比
日経平均65,018.95円(休場)
TOPIX4,091.14(休場)
香港ハンセン指数25,087.75+45.04(+0.18%)
中国FTSE A5014,642.73+50.36(+0.35%)
韓国KOSPI2001,113.30+1.14(+0.10%)
英FTSE10010,708.33-30.68(-0.29%)
独DAX25,578.85+3.84(+0.02%)
NYダウ51,863.69ドル-185.14ドル(-0.35%)
S&P5007,764.64-0.06(0.00%)
NASDAQ10030,732.40+250.05(+0.82%)
ドル円157円44銭前後高値157円75銭・安値156円86銭
XAUUSD4,365ドル前後4,360〜4,400ドル台での揉み合い
米10年債利回り4.955%前後ほぼ横ばい

※ドル円・XAUUSD・米10年債利回りは為替・債券市場が休日を挟んでも通常通り取引されているため実勢値として記載。XAUUSDはCFD(サンデー)銘柄を参考値として掲載(速報値のため後日訂正の可能性あり)

📰 ニュース見出し時系列

🌏 アジアセッション(9/22 07:00〜17:30 JST)
時刻地域見出し
09:00🇯🇵東京市場は国民の休日で休場。前営業日(9/18)の日経平均は65,018.95円(+882.70円、+1.38%)で3日続伸して取引を終えている
10:15🇯🇵🇺🇸🇰🇷日米韓外相がニューヨークで会談。北朝鮮の完全な非核化へ向けた協力方針を改めて確認
12:00頃🇯🇵高市首相が国連総会出席のためニューヨークに到着。22日にトランプ大統領と会談する見通しに
15:51🇰🇵北朝鮮メディアが20日の新型兵器試験を報道。極超音速弾頭を搭載したとみられる弾道ミサイルで、韓国の専門家からは飛行距離が最終的に約1000キロに達し、日本の一部も射程に収めていた可能性があるとの見方
終日🇯🇵台風25号の記録的大雨により神奈川・千葉で土砂崩れが相次ぎ、夜までに死者7人・行方不明5人に拡大。首都圏の鉄道にも運転見合わせなど影響が続く
17:21🇭🇰香港ハンセン指数は25,087.75(+0.18%)で取引終了。前日の米株高を好感し、アジア株は総じて小幅高
🌍 ロンドン/欧州セッション(9/22 16:00〜翌01:30頃 JST)
時刻地域見出し
18:36🇫🇷ユーロ圏10年債利回り格差、仏が105bpへ大幅拡大。財政・政局への警戒感がくすぶる
20:06🇸🇦サウジアラビアが東西パイプラインの週内再開に向け試験中と関係者。9/10のドローン攻撃で停止していた紅海向け迂回ルートで、原油供給懸念の後退材料に
21:24🇺🇸🇨🇳米中首脳会談に、中国企業のCEOが同行する可能性は低いと英FTが報道
01:53(23日)🇪🇺欧州株、22日終値はまちまち。英FTSE100は反落、独DAX・仏CAC40は小幅高
🇺🇸 NYセッション(9/22 22:30〜翌05:00頃 JST、以下すべて日本時間)
時刻地域見出し
23時前後🇺🇸国連総会一般討論が開幕、トランプ大統領が演説。ICC全加盟国に脱退を呼びかけたほか、グリーンランド・デンマークと北極圏防衛協定に署名
02:09(23日)🇯🇵🇺🇸日米首脳会談が国連本部で開始(3月の訪米以来)。中国をめぐる諸課題で意見交換、高市首相からICCへの言及もあった
02:15頃🇺🇸🇺🇦トランプ・ゼレンスキー会談(報道陣同席7分+非公開約40分)。ウクライナが提案した「エネルギー分野の相互停戦」案を米側がロシアに伝達する方向に。具体的な新合意の発表はなし
02:16🇺🇸米2年債入札、最高落札利回り4.787%
03:43🛢️NY原油(WTI・10月限)は94.59ドル(-1.19、-1.24%)で取引を終え5日続落。北海ブレントも99.25ドルと100ドルを割り込んだ
05:00頃🇺🇸NY引け。ダウ平均は前日比185ドル14セント(-0.35%)安の51,863.69ドルと反落(金融株、シスコ、マイクロソフト、アルファベットなどが安い)。ナスダック総合は122.18pt高の27,244.28(速報値)と連日で史上最高値を更新し、半導体関連株の上昇が相場をけん引した

🇮🇷🇺🇸 米・イラン情勢

夕方、イランが「米国がイランの港湾に対する封鎖を解除し、ホルムズ海峡周辺での軍事作戦を停止すれば、7日以内に海峡を再開する」と提案したと伝わった(イラン国営系のファルス通信は報道内容を否定)。夜の国連演説でトランプ大統領は、イランに合意させて再建の道を歩ませるか、それとも壊滅させるかという「大きな決断」を迫られていると述べたうえで、合意は11月の中間選挙後になるとの見通しを示した。市場はこれを「選挙前の合意はない」と受け止め、原油は一時反発する場面もあった。しかしその後、トランプ大統領はゼレンスキー大統領との会談の場で、米・イラン代表団が国連総会の場を借りて3時間協議し「非常に良い会合だった」と明らかにしたことで、原油は改めて売られた。

テニスに例えれば、サーブ権は依然として米国側にある構図が続く。イランは今回、条件付きの海峡再開案という形で「リターン」を打ち返し始めた段階と言える。原油安が続けばインフレ圧力の緩和材料となる流れ自体は変わらないが、先週利上げに踏み切ったFRB内ではコリンズ・ボストン連銀総裁やバーキン・リッチモンド連銀総裁がインフレ定着リスクを繰り返し強調しており、米10年債利回りは4.95%台でほぼ横ばいにとどまった。

🎙️ 要人発言|9月22日(時間はJST)

日時 / 発言者発言内容
09:25
ウィリスNZ財務相
「RBNZが政策ミスを犯す可能性ははるかに低い」「現在RBNZにはより強固な安全策が講じられている」「RBNZはレビュー(検証)からの勧告を柔軟に受け入れる姿勢」
12:14/12:57
ブロック豪準備銀行(RBA)総裁
「供給ショックへの金融政策での対応は困難」「豪ドルは基本的にファンダメンタルズを反映したレンジ内」「中東情勢や国内の過剰需要から、インフレリスクが顕在化しつつある」
13:15
レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミスト
「インフレ率は予想以上に高くなり、長期化する見通し」「地政学リスクは再び高まっている」
22:52
コリンズ米ボストン連銀総裁
「労働市場の状況が改善する中、物価の安定に注力可能」「インフレ率が2%を著しく上回る水準で推移し続けるシナリオの可能性が高まっている」「先週の利上げを支持した」
23:09
ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁
「FRBは必要に応じて、金融政策の戦略を調整する」「FRBは市場状況に応じて準備金の供給を調整する」
23:47/01:52/02:57
トランプ米大統領
「私はイランに対し、取引を結ぶよう促す」「和解は成立すると考えている」「米政権側とイランは本日協議を行った、非常に有意義だった」
01:53
バーキン米リッチモンド連銀総裁
「ショックが短期的あるいは一過性のものではないことが判明しつつある」「追加利上げが必要かどうかはまだ不明」「経済情勢はどちらかと言えば堅調さを増している」

02:14には高市首相が「日米間の経済安全保障の協力は進んでいる」「日米首脳会談は日米同盟の強さを示すもの」とコメントしている。

📊 経済指標|9月22日(火)発表分

時刻(JST)指標結果前回
15:00🇬🇧公共部門ネット借入(8月)183億ポンド18億ポンド(改定20億ポンド)
19:43🇬🇧CBI製造業受注指数(9月)-9-25
21:00🇭🇺ハンガリー中銀政策金利5.50%(据え置き)5.50%
23:00🇪🇺消費者信頼感指数(速報値・9月)-16.5-15.5
23:00🇺🇸リッチモンド連銀製造業指数(9月)-2+4
指標読み解き:英国の8月公共部門ネット借入は183億ポンドとなり、英政府予算責任局(OBR)の見通しを35億ポンド上回った。年度累計(4〜8月)も773億ポンドと前年同期より少ないもののOBR見通しを81億ポンド上回っており、インフレと国債利回りの上昇で利払い負担が膨らんでいることが背景にある。秋の予算編成に向けて財政の制約が意識される内容となった。一方、英CBI製造業受注は-9と前回の-25から大幅に改善。ユーロ圏の消費者信頼感は予想以上に悪化し、エネルギー高の重さがにじむ内容に。米リッチモンド連銀製造業指数は予想外のマイナス転落となり、製造業の足取りの鈍さを示した。

📑 企業決算|9月22日発表分

🇯🇵 国内

国民の休日のため、目立った決算発表はなし。

🇺🇸 米国
オートゾーン(AZO)|自動車部品小売|2026年5〜8月期(第4四半期)
🟡 好決算(利益は上振れ、売上はわずかに未達)
EPS
56.05ドル(予想54.30ドル)
売上高
66億ドル(予想67.1億ドル)
既存店売上高
+2.7%(為替一定+1.5%)
粗利率
53.3%(+182bp)
株価反応
+5.7%

国内既存店+1.6%、海外既存店+10.7%と海外がけん引。粗利率改善の182bpのうち145bpは関税還付の一過性要因で、実態としての改善幅はより小さい点には留意したい。

🌍 ほか(日米以外)
キングフィッシャー(KGF・英)|B&Q/Screwfix運営|2026年2〜7月期(上期)
🟡 好決算(通期見通しを上方修正)
調整後税前利益
4.04億ポンド(+9.9%)
通期利益見通し
5.95〜6.35億ポンドへ上方修正
中間配当
3.8ペンス(据え置き)
株価反応
+約8.6%

Screwfix(+5.6%)が好調な一方でB&Q(-1.8%)は苦戦しており、事業間の明暗が分かれる内容。フリーキャッシュフロー見通しも4.8億〜5.2億ポンドへ引き上げられた。

📅 翌営業日にかけての主な予定

東京市場は9月23日(水・秋分の日)も休場が続き、次の取引は24日(木)。23日は独・ユーロ圏・英・米の9月PMI速報値、南ア中銀政策金利、米5年債入札が予定されるほか、国連総会ではイランのペゼシュキアン大統領とゼレンスキー大統領の演説が控える。習近平国家主席が23日から訪米し、24日にはワシントンで米中首脳会談が開催される見通し。24日には豪雇用統計、独Ifo景況感指数、米新規失業保険申請件数・新築住宅販売件数、米7年債入札も予定されている。国内が休場の間も、中東情勢の外交進展の有無や、日銀のレートチェック実施を受けた為替介入への警戒感には引き続き注意が必要となりそうだ。

📚 主な出典

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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