【2026年9月14日・午前展望】日経平均は続落、一時63,000円割れ——AI・半導体売りと原油103ドル台が重し
📅 2026年9月14日(月)10:26時点|東京市場は前場(対象期間:9/13(日)〜9/14(月)10:26 JST)
📌 本日のポイント
①日経平均は10:26時点で前週末比1,060円87銭安(▲1.66%)の62,950円47銭。取引時間中としては8月4日以来、約1カ月半ぶりに63,000円を割り込む場面も②AI開発減速への警戒(オープンAIが2026年中のIPOを見送りと米誌報道)からAI・半導体関連が軒並み安、ソフトバンクグループ(SBG)が主力の下げ手に
③原油はサウジの東西パイプライン停止が長引くなか、日本時間14日のNY原油先物は1バレル=103ドル台まで買い戻され、資源輸入国・日本の企業業績への逆風との見方も株安に拍車
④ドル円は153円70銭台。前週末17時の154円21銭からはやや円高方向も、朝方の153円60銭台からはやや戻す動き。GPIF資産配分見直し観測もくすぶる
⑤今週は日銀・FOMCの金融政策決定会合が重なる大型イベント週。本日14日開催予定だった湾岸諸国・イラン外相会談(オマーン、ホルムズ海峡の航行枠組みが議題)はオマーン外務省が13日に延期を発表しており、通航枠組みの行方は不透明なまま
※本記事執筆時点(10:25〜10:27頃)のデータであり、その後変動している可能性があります
1️⃣ NY市場振り返り(9/11金曜引け)
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| NYダウ | 52,573.29ドル | +509.19(+0.98%) |
| S&P500 | 7,656.98 | +65.28(+0.86%) |
| ナスダック総合 | 26,333.04 | +251.32(+0.96%) |
振り返り:11日のNY市場はダウが5営業日ぶりに反発。買い戻しの起点は原油で、英FTが湾岸諸国とイランのホルムズ海峡通航協議開催を報じたことが好感された。ドル円は米8月CPIの上振れを受け154円48銭まで上昇後、ミシガン大学消費者信頼感指数の予想外の低下を受けて153円24銭まで反落し、153円73銭で引けている。
2️⃣ 日経平均レビュー(本日9/14、10:26時点)
| 指数・先物 | 値 | 前週末比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| 日経225(現物) | 62,950.47 | ▲1,060.87(▲1.66%) | 10:26 |
| 日経225先物 大阪夜間(12月限) | 64,510 | 日中清算値比+550 | 夜間引け |
| 225先物 CME円建て清算値 | 64,535 | 大阪日中比+575 | 早朝 |
※日経225(現物)の高値63,691.53/安値62,726.18/前週末終値64,011.34。先物の「前週末比」は清算値ベースで、現物の前週末終値とは基準が異なるため単純比較はできません
本日の展望:日経平均は10:26時点で前週末比1,060円87銭安(▲1.66%)の62,950円47銭で推移し、高値63,691円53銭、安値62,726円18銭のレンジ。始値は9:00に63,659円53銭(前週末比▲351円81銭)でスタートし、その後9:28頃に安値62,726円18銭まで下押しする場面もあった。大阪夜間取引では日経225先物12月限が日中清算値比550円高の64,510円まで買い戻され、シカゴ円建て清算値も575円高の64,535円まで上げる場面があったが、東京朝方にかけて米株価指数先物(ダウ▲0.55%、S&P500▲0.65%、Nasdaq100▲1.11%)が軟化したことを受け上げ幅を縮小、現物は前週末比マイナス圏でのスタートとなった。下げの主因はAI・半導体関連株。米フォーチュン誌が、オープンAI(サム・アルトマンCEO)が2026年中の新規株式公開(IPO)を見送ると報じたと伝わり、出資者のソフトバンクグループが大幅安となったほか、キオクシア、イビデン、古河電気工業なども軟調。原油の103ドル台への切り返しも、資源を中東からの輸入に頼る日本企業の業績への逆風との見方から売りに拍車をかけている。
3️⃣ 為替(ドル円)展望
| 通貨ペア | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| ドル円 | 153.72 | +0.13(+0.08%) | 10:26 |
※「前日比」は前営業日(9/11金曜)のNY終値153.73を基準としています
本日の展望:ドル円は153円70銭台で推移している。前週末のNY市場ではCPI受けにドル買いが先行したが、ミシガン大学消費者信頼感指数の下振れと原油反落でドル買いが後退。もっともサウジの東西パイプライン停止発表で原油が下げ止まると再びドル買いが優勢となり、153円73銭で引けている。本日は朝方いったん153円60銭台まで円高が進む場面があったが、10:26時点では153円72銭前後まで戻しており、前週末17時の154円21銭からはなお円高方向。材料としては、ベッセント米財務長官が把握しているとされるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の資産配分見直し観測もくすぶり続けており、円買い材料として意識されている。CFTC建玉報告(9/8時点)では投機筋の円ポジションが2月24日以来初めて買い越しに転換した。今週は16日にFOMC、18日に日銀会合を控え、日米の金融政策イベントを見極めたい展開が続きそうだ。
4️⃣ 貴金属(ゴールド XAUUSD)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| NY金先物 | 4,373.51 | -35.39(-0.80%) | 10:25 |
| DEX金(フルタイムゴールド) | 4,335.50 | -16.90(-0.39%) | 10:27 |
| CFD金(サンデーゴールド) | 4,334.50 | -12.50(-0.29%) | 10:27 |
本日の展望:ゴールドは軟調地合いが続いている。DEX金(フルタイムゴールド)は4,335.50ドル(前日比-16.90、-0.39%)、CFD金(サンデーゴールド)は4,334.50ドル(-12.50、-0.29%)で推移し、いずれもNY金先物(4,373.51ドル)に対して0.8〜0.9%程度の先物比マイナス乖離となっている。サンデーゴールドは過去24時間で高値4,359.00ドルから安値4,320.60ドルまで下押しする場面もあった。9月FOMCでの利上げ確率がCPI通過後87〜90%まで上昇しており、実質金利の先高観が金利のつかないゴールドの重しとなっている。一方で原油高によるインフレ再燃懸念は本来ゴールド買いにつながりうる材料だが、目下は「インフレ再燃→追加利上げ観測の強化」という受け止めが優勢で、地政学リスクやインフレヘッジ需要よりも金利要因が優先される展開が続いている。
5️⃣ 原油(WTI)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| WTI原油先物 | 103.00ドル | +2.95(+2.95%) | 10:25 |
| DEX原油(フルタイムオイル) | 98.92ドル | +3.52(+3.69%) | 10:27 |
| CFD原油(サンデーオイル) | 99.37ドル | +2.22(+2.29%) | 10:26 |
※11日のNY引けは104.46ドルの高値から99.99ドル近辺まで反落して着地。限月・媒体により数値は若干異なる場合があります
本日の展望:WTI原油は日本時間14日、アジア時間に102ドル台へ買い戻された後、10:25時点で103.00ドル(+2.95、+2.95%)まで水準を切り上げている。DEX原油(フルタイムオイル)は98.92ドル(+3.52、+3.69%)、CFD原油(サンデーオイル)は99.37ドル(+2.22、+2.29%)で、いずれも大幅高(先物とDEX/CFDでは限月・現地時間の基準が異なるため、水準に数ドルの開きが生じています)。11日のNY市場では104.46ドルの高値から99.99ドル近辺まで反落して引けていたが、週明けはその反落分を打ち消す形での切り返しとなっている。材料として意識されていた、本日オマーンで開催予定だった湾岸諸国・イラン外相会談(ホルムズ海峡の通航枠組みが議題)は、オマーン外務省が13日に延期を発表。イラン側は一部参加国からの要請と説明しており、バーレーン不参加の報道もあった。延期前には、イラン政府高官がすでに航行枠組みに関する合意文書には署名しないと伝わっていたこともあり、通航枠組みを巡る不透明感は解消されないまま。サウジアラビアの東西パイプライン停止が長引いていることも、供給懸念として引き続き意識されている。
6️⃣ 経済指標予定|9月14日(月)分
| 時刻(JST) | 国 | 指標 |
|---|---|---|
| 13:30 | 🇯🇵 | 鉱工業生産・確報値(7月)、設備稼働率(7月) |
| 21:30 | 🇨🇦 | 消費者物価指数(CPI) |
| 翌00:15 | 🇪🇺 | ラガルドECB総裁 発言 |
※米国は注目度の高い経済指標の発表なし。FRBは16日のFOMCに向けブラックアウト期間入りしており当局者発言は停止中。国内は決算発表が80社程度と多め。予定はザイFX!「経済指標カレンダー」に準拠
今週の注目点:15〜16日にFOMC、17〜18日に日銀金融政策決定会合と、日米の中央銀行イベントが重なる大型週。CPI通過後の利上げ確率上昇を受け、市場はFOMCでの利上げをほぼ織り込みつつある一方、日銀会合後の植田総裁会見で連続利上げを示唆するかが焦点となる。本日開催予定だった湾岸諸国・イラン外相会談(オマーン)は延期となっており、ホルムズ海峡の通航枠組みは不透明なままで、原油・為替への波及が続きそうだ。
📚 主な出典
- 世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com、2026年9月14日10:04時点の市況数値を参照)
- 日本経済新聞「日経平均株価続落、6万3000円割れ AI・半導体が大幅安」(2026年9月14日)
- 世界一やさしい投資の学校「夜間先物550円高も、AI減速懸念で買い戻しは一巡か|日経平均の見通し【9月14日】」
- ザイFX!「ドル円、153.60円前後 先週末終値を挟み小動き」(2026年9月14日)
- Investing.com(Fisco)「今日の為替市場ポイント:振れ幅の大きい神経質な相場が続きそう」(2026年9月14日)
- ザイ・オンライン「来週(9/14〜9/18)の日経平均株価の予想レンジは6万~6万5000円!」(2026年9月11日)
- 財経新聞「9/14の強弱材料」(2026年9月14日)
- テレビ朝日系(ANN)「ホルムズ海峡巡る湾岸諸国会議延期 新航路公表予定も一部の国から要請とイラン外務省」(2026年9月14日)
- 当ブログ「2026年9月11日振り返り記事」(2026年9月11日公開)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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【免責事項】本記事は特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。市場価格は常に変動しており、本記事の情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録も受けていません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。FX・先物・CFD取引はレバレッジにより元本を超える損失が生じる可能性があります。本記事に含まれる情報は執筆時点(2026年9月14日10:25〜10:27頃)のものであり、その後の値動きにより内容が変化する可能性があります。実際の売買の際は最新の値をご確認ください。
ぱぶちゃんのファンダメンタルlab|director-pablo.blogspot.com

