【2026年9月16日・午前展望】日経平均は小幅反落、63,400円台で一進一退——FOMC結果待ちで様子見、原油は104ドル台で伸び悩む
②前日15日のNYダウは328ドル09セント安(-0.63%)、ナスダック100は189.32pt安(-0.65%)と続落。米10年債利回りが節目の5%を突破したことが重荷となった
③ドル円は155円35銭前後で推移、前日比+0円26銭(+0.17%)とやや円安方向。米10年債利回りは4.9940(10:03時点、前日比ほぼ横ばい)と節目の5%近辺で高止まりしており、これが支えとなっている
④ゴールド(XAUUSD)はCFD基準で4,280.70ドル、前日比▲28.10ドル(-0.65%)と軟調。FOMC前のドル底堅さが重し
⑤WTI原油は104.88ドル(▲0.95ドル、-0.90%)とやや伸び悩み。サウジの東西パイプライン停止・ホルムズ海峡情勢の緊迫は続くが、いったん高値圏で調整
※本記事執筆時点(10:03〜10:05頃)のデータであり、その後変動している可能性があります
1️⃣ NY市場振り返り(前日15日)
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| NYダウ | 52,093.11ドル | ▲328.09(▲0.63%) |
| NASDAQ100 | 28,937.84 | ▲189.32(▲0.65%) |
| S&P500 | 7,585.73 | ▲34.25(▲0.45%) |
| FANG+指数 | 18,505.38 | ▲163.83(▲0.88%) |
| VIX指数 | 17.20 | +0.10(+0.58%) |
振り返り:15日のNYダウは328ドル09セント安(-0.63%)と続落し、ナスダック100は189.32pt安(-0.65%)、S&P500は34.25pt安(-0.45%)で取引を終えた。米10年債利回りが取引時間中に節目の5%を突破、一時5.02%前後まで上昇したことが株式の重しとなり、終値では5.00〜5.01%前後まで低下する乱高下となった。サウジアラビアの東西パイプライン停止長期化を背景にWTI原油は一時106ドル台まで上昇しており、インフレ再燃への警戒も重なった。VIX指数は17.20(+0.10)とやや上昇し、市場は9/16 27時(9/17午前3時)のFOMC結果発表・ウォーシュFRB議長会見を前に神経質な地合いが続いている(詳細は9/15振り返り記事を参照)。
2️⃣ 日経平均レビュー(本日16日、10:04時点)
| 指数・先物 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| 日経225(現物) | 63,447.12 | ▲36.98(-0.06%) | 10:04 |
| 225先物 大取mini | 63,260 | ▲60(-0.10%) | 10:04 |
| 225先物 CME円建て | 63,285 | ▲120(-0.19%) | 09:52 |
| 225先物 CMEドル建て | 63,340 | ▲125(-0.20%) | 09:50 |
※前日終値は63,484.10円。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用
本日の展望:日経平均は前日終値63,484円10銭に対し朝方から方向感に乏しい展開が続き、10:04時点では63,447円12銭(前日比▲36円98銭、-0.06%)とほぼ横ばいで推移している。先物市場も大阪取引所mini(63,260円)、CME円建て(63,285円)、CMEドル建て(63,340円)といずれも現物より下に位置しており、上値の重さがうかがえる。前日15日は前場に一時+608円高まで切り返す場面があったが、値上がり銘柄よりも値下がり銘柄が多い「見た目より軟調」な地合いが続いており、本日も同様の展開になりやすい。最大の材料は9/16 27時(9/17午前3時)のFOMC結果発表とウォーシュFRB議長会見を控え、方向感を欠いたまま様子見に終始する可能性が高い。17-18日には日銀金融政策決定会合も控えており、日米の金融政策イベントが重なる大型週である点にも留意したい。
3️⃣ 為替(ドル円)展望
| 通貨ペア | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| ドル円 | 155.351 | +0.264(+0.17%) | 10:04 |
| CFDドル円(サンデー) | 155.328 | +0.229(+0.15%) | 10:04 |
| ユーロドル | 1.1535 | ▲0.0006(-0.06%) | 10:04 |
本日の展望:ドル円は前日15日のNY市場で米10年債利回りが節目の5%を突破したことを支えに底堅く推移し、東京市場でも155円35銭前後(前日比+0円26銭、+0.17%)まで値を戻している。米10年債利回りは10:03時点で4.9940(前日比▲0.0020とほぼ横ばい)と5%近辺で高止まりしており、この水準がドル円の下支えとなっている。9/16 27時(9/17午前3時)のFOMCではFF金利誘導目標の0.25%引き上げがほぼ確実視されているが、CME「FedWatch」ベースの利上げ確率は9割超にとどまり100%の織り込みには至っていない。結果発表直後のウォーシュFRB議長会見の内容次第では振れ幅が大きくなりやすい。17-18日には日銀金融政策決定会合も控えており、日米双方の金融政策イベントを前に方向感の乏しい一進一退の展開が続きそうだ。
4️⃣ 貴金属(ゴールド XAUUSD)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| XAUUSD(CFDサンデーゴールド) | 4,280.70 | ▲28.10(-0.65%) | 10:04 |
| (参考)NY金先物 | 4,321.22 | ▲11.58(-0.27%) | 10:03 |
※NY金先物は限月ものの決済値であり、限月交代の影響でXAUUSD(現物連動)と水準差が生じるため、本欄ではXAUUSDを基準に考察する
本日の展望:ゴールド(XAUUSD)はCFD(サンデーゴールド)基準で4,280.70ドル前後と軟調に推移している。米10年債利回りは10:03時点で4.9940(前日比▲0.0020とほぼ横ばい)と節目の5%近辺で高止まりしていることと、FOMC結果発表を控えたドルの底堅さが重し。ホルムズ海峡情勢の緊迫(協議の再延期、商船・タンカーへの攻撃報道)は本来なら逃避買い材料だが、原油高がインフレ・金利上昇観測につながる経路を通じて、むしろ金相場には逆風となっている構図が続いている。ビットコインも11,764,152円(▲271,891円、-2.26%)と下落しており、リスク資産全般でFOMC結果待ちの様子見・持ち高調整の売りが優勢となっている。
5️⃣ 原油(WTI)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| WTI原油先物 | 104.88ドル | ▲0.95(-0.90%) | 10:03 |
| CFD原油(サンデーオイル) | 98.82ドル | +1.10(+1.13%) | 10:04 |
※先物とCFDでは限月・現地時間の基準が異なるため、水準に数ドルの開きが生じています
本日の展望:WTI原油先物は10:03時点で前日比0.95ドル安(-0.90%)の104.88ドルとやや伸び悩んでいる。前日15日はサウジアラビアの東西パイプライン停止長期化を受け一時106ドル台まで上昇していただけに、いったん高値圏で利益確定売りが出やすい局面とみられる。ホルムズ海峡再開を巡るイラン・GCC(湾岸協力会議)の外相協議は開催前に延期となったままで、ゲシュム島沖での商船攻撃やフーシ派によるサウジ空爆主張など地政学リスクの火種はくすぶり続けている。サウジの東西パイプラインは依然稼働停止が続き復旧時期も不明で、供給不安が完全に払拭されたわけではない。9/16 27時(9/17午前3時)のFOMC結果と、17-18日の日銀会合の結果次第では、株式・為替とあわせて原油も改めて振れ幅が大きくなる可能性がある。
6️⃣ 本日9/16の経済指標
| 時刻(JST) | 国 | 指標 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 07:45 | 🇳🇿 | 経常収支(第2四半期) | -16.70億NZドル | -26.00億NZドル | -10.85億NZドル |
| 08:50 | 🇯🇵 | 通関ベース貿易収支(8月) | -11,056億円 | -10,544億円 | -6,383億円 |
| 08:50 | 🇯🇵 | 同・季調済(8月) | -8,406億円 | -9,786億円 | -6,860億円 |
| 08:50 | 🇯🇵 | 機械受注(7月・前月比) | -3.7% | -1.0% | +9.7% |
| 08:50 | 🇯🇵 | 機械受注(7月・前年比) | +11.2% | +9.8% | +16.9% |
| 09:30 | 🇦🇺 | Westpac先行指数(8月・前月比) | -0.04% | ― | +0.03% |
| 15:00 | 🇬🇧 | CPI・RPI・PPI(8月) | 発表待ち | ― | ― |
| 18:00 | 🇪🇺 | 鉱工業生産指数(7月) | 発表待ち | ― | ― |
| 20:00 | 🇺🇸 | MBA住宅ローン申請指数 | 発表待ち | ― | ― |
| 21:15 | 🇨🇦 | 住宅着工件数(8月) | 発表待ち | ― | ― |
| 21:30 | 🇺🇸 | 輸出入物価指数、小売売上高(8月) | 発表待ち | ― | ― |
| 23:00 | 🇺🇸 | NAHB住宅市場指数(9月)、企業在庫(7月) | 発表待ち | ― | ― |
| 23:30 | 🇺🇸 | 週間石油在庫統計 | 発表待ち | ― | ― |
| 9/16 27時(9/17 3:00) | 🇺🇸 | FOMC政策金利発表・ウォーシュFRB議長会見 | 発表待ち | ― | ― |
今日の注目点:朝方発表された日本の8月通関ベース貿易収支は-1兆1,056億円と市場予想(-1兆544億円)より赤字幅が拡大、7月機械受注(前月比)も-3.7%と予想(-1.0%)を下回り、前月の+9.7%から急失速した。輸出入双方の弱さがうかがえる内容で、日銀会合(17-18日)を控える中でも景気の実勢面での慎重さがにじむ結果となった。もっとも最大の焦点は9/16 27時(9/17午前3時)のFOMC政策金利発表とその後のウォーシュFRB議長会見で、FF金利誘導目標3.50-3.75%から3.75-4.00%への0.25%引き上げがほぼ確実視される中、会見での物価・利上げ路線に関する発言内容が株式・為替・金・原油いずれの市場にとっても当面最大の変動要因となりそうだ。
📚 主な出典
- 世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com、2026年9月16日10:03〜10:05頃時点の市況数値を参照)
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab「【2026年09月15日・振り返り】日経平均は8円安とほぼ横ばいも値下がり銘柄が7割、内実は軟調」(2026年9月15日)
- Fisco(Investing.com配信)「日経平均は小幅安、国内長期金利上昇や原油高が重しに」(2026年9月15日)
- ダイヤモンド・ザイ「来週(9/14〜9/18)の日経平均株価の予想レンジは6万〜6万5000円!」(2026年9月11日、FOMC・日銀会合の日程出典)
- VT Markets「FOMCを前にS&P500見通し:焦点はFRBの政策金利決定」(2026年9月15日)
- 日本経済新聞「迫る『第2のホルムズ海峡危機』 サウジの原油パイプライン稼働停止」(2026年9月11日)
- ホルムズ海峡危機マップ「通航状況・代替ルート・市場波及」(2026年9月14〜15日更新分)

