【2026年09月29日・振り返り】日経平均は続落、NY原油は1カ月ぶり安値

2026年9月30日水曜日

マーケット振り返り

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2026年9月29日振り返り 日経平均は続落、NY原油は1カ月ぶり安値の89.38ドル

【2026年09月29日・振り返り】日経平均は続落、NY原油は1カ月ぶり安値

📅 対象時間帯:2026年9月29日(火)07:00 〜 9月30日(水)07:00 JST
📌 30秒で読む結論
29日の日経平均は続落し、米株安と原油高、配当権利落ちで一時1,100円超下げたが、引けにかけて半導体株が支え396円安で終えた。夜のNY原油は、サウジの東西パイプライン復旧で約1カ月ぶりの安値となる89.38ドルに急反落した。米消費者信頼感が2014年以来の低水準となり、金利高も重なってダウは131ドル安で続落した。
①日経平均は65,481円で続落、TOPIXは1.72%安
②WTIは3.22ドル安の89.38ドル、サウジ西部ヤンブー港の輸出再開が重荷
③米指標は弱く、金利高も重なってダウ続落

📈 市況一覧(9/29終値ベース)

※先物・CFD・DEX銘柄は除き、現物・スポットの終値のみ掲載しています。

指標終値前日比
日経平均65,481.27円−396.35円(−0.60%)
TOPIX4,041.13−70.87(−1.72%)
香港ハンセン指数24,523.57−118.94(−0.48%)
上海総合指数3,830.45+6.83(+0.18%)
韓国KOSPI6,870.81−18.93(−0.27%)
英FTSE10010,636.71−48.17(−0.45%)
独DAX25,399.21+24.79(+0.10%)
NYダウ51,349.92ドル−131.59ドル(−0.26%)
S&P5007,670.84−12.85(−0.17%)
NASDAQ10030,339.33+62.52(+0.21%)
VIX恐怖指数16.04−0.03(−0.19%)
ドル円157円28銭前後―
XAUUSD4,182.40ドル前後+0.27%
WTI原油89.38ドル−3.22ドル(−3.48%)
米10年債利回り5.23%前後―

※ドル円・XAUUSD・WTI原油・米10年債利回りは為替・商品・債券市場が通常通り取引されているため実勢値として記載。XAUUSDはCFD(サンデー)銘柄を参考値として掲載。WTI原油はNY原油先物11月限の通常取引終値

📰 ニュース見出し時系列

🌏 アジアセッション(9/29 07:00〜17:30 JST)
時刻地域見出し
8:05🇯🇵日本東京:ニデックが、遅れていた決算を30日に発表する見通し。一連の不祥事に伴う巨額損失の計上と、岸田社長ら経営陣の交代検討が報じられる
9:41🇯🇵新発10年債利回りが3.095%に上昇。原油高と米長期金利の5%台を背景に売りが優勢
11時台🇯🇵日本東京:木原官房長官が衆参の議院運営委員会理事会で、臨時国会を10月5日に召集すると伝達。会期は12月12日までの69日間で、食料品の消費税減税関連法案や衆院定数削減法案が焦点。高市首相は自民党役員会で、消費減税法案の成立に意欲を示した
11:31🇯🇵日経平均の前場は570円62銭安の6万5,307円00銭
14時台🇺🇦ウクライナ・キーウ:ウクライナ空軍が、28〜29日夜にロシアがミサイルと無人機約150機で攻撃し、109を迎撃・無力化したと発表(現地8時時点)
14時半頃🇯🇵日経平均が一時1,178円安の6万4,699円49銭まで下落。その後は先物主導の買いで下げ幅を縮小
15:30🇯🇵日経平均は396円35銭安の6万5,481円27銭(0.60%安)で続落。TOPIXは70.87ポイント(1.72%)安の4,041.13。東証プライムは値下がり1,350、値上がり173で8割超が下落し、33業種中32業種が下落。29日は中間配当の権利落ち日で、日経平均ベースで約380円の押し下げ要因になったとの試算。下値では東エレク(+2.14%)やディスコ(+4.19%)が買われた。ネクソンは特別配当の権利落ちで14.42%安
15:30🇰🇷韓国ソウル:KOSPIは0.27%安の6,870.81で続落。一時1.6%下げた。外国人投資家は約2.9兆ウォンを売り越し、サムスン電子は0.93%高、SKハイニックスは0.17%安
16時台🇨🇳中国上海:上海総合指数は0.18%高の3,830.45で4日ぶりに反発。不動産関連が買われた。中国本土市場は国慶節の連休を控える
17時台🇭🇰香港ハンセン指数は0.48%安の24,523.57で反落。米長期金利の上昇と中東情勢への警戒から、吉利汽車が7%安となった
🌍 ロンドン/欧州セッション(9/29 16:00〜22:00 JST)
時刻地域見出し
16時台🇪🇺欧州株は序盤に上昇。アンソロピックのIPO目論見書でAI関連の支出拡大が報じられ、ASMLが約4%高、インフィニオンが約4.8%高となるなど半導体株が買われたが、債券利回りの上昇と原油高で上げ幅を失い、STOXX600は0.1%安で引けた
18:43🇯🇵日本東京:ニデックが臨時取締役会を開き、不正会計や品質不正の責任を取って岸田光哉社長が辞任したと発表。後任は戒田理夫専務執行役員
19:00💱ユーロドルが一時1.1333ドルと約3カ月ぶりの安値水準。ドル指数は101.42まで上昇し、7月29日以来のドル高水準に
20時台🇷🇺米国ワシントン:ロシアのドミトリエフ大統領特別代表が28日、米財務省とエネルギー省の当局者と会談し、ウクライナ戦争の平和的解決や戦後の米ロのエネルギー協力を協議したと、米当局者の話としてロイターが報道
🇺🇸 NYセッション(9/29 22:00〜翌07:00頃 JST、以下すべて日本時間)
時刻地域見出し
22:30🇯🇵日本東京:トイザらスが日本の店舗運営から撤退する方針で、ドン・キホーテ運営のPPIHが国内約150店を引き継ぐと報じられる。日本トイザらスは直近まで8期連続で最終赤字
22:33🇷🇺ロシア極東アムール州:核搭載可能なTu-95爆撃機が訓練飛行中に墜落し、乗員6人が死亡、1人が負傷したと国防省が発表
1:01🇺🇦ウクライナ空軍が、29日昼間にロシアが無人機112機(ジェット推進式29機を含む)を発射し、95機を無力化したと発表
1:04🇸🇦サウジアラビア西部ヤンブー港で、東西パイプラインの復旧を受け、原油タンカーへの積み出しが再開されたと、ロイターが業界筋の話として報道。日量300万〜400万バレルに増える見通し
2:18🇺🇸米国ワシントン:米財務省が、イラン国防省・軍需後方支援省向けの部品調達網に関与した個人・団体10者を制裁対象に指定
2:32🇺🇸米住宅金融局(FHFA)のパルテ局長が、ファニーメイとフレディマックが価格表を一本化しVantageScoreをFICOと並べると発表。フェア・アイザック(FICO)株は一時25%超下落
4:59🇬🇧英国リバプール:労働党大会が開かれ、バーナム首相が党大会演説でEUとの関係強化の選択肢を示す方針を表明。再加盟や関税同盟参加を念頭に置いている可能性も
5:00🇺🇸NY引け。ダウは131ドル59セント(0.26%)安の5万1,349ドル92セントで続落。S&P500は0.17%安、ナスダック100は0.21%高。アップルやナイキ、ウォルマート、JPモルガン・チェースが下げ、ボーイングやアムジェン、キャタピラーが上昇。ターゲットは約2,000品目の値下げを発表
5:13🇺🇸米国ワシントン:トランプ政権がAI開発大手の首脳ら20人をホワイトハウスに集め、各社が自主的に守る標準や約束を定めた文書に署名。政府規制ではなく自主規制を基本とする姿勢を明確化し、トランプ大統領は開発を監視する委員会の設置を検討していると明らかにした
5:53🇺🇸NY原油(WTI11月限)は3.22ドル安の89.38ドルで大幅反落し、約1カ月ぶりの安値。サウジの輸出再開による供給増が意識された

🇮🇷🇺🇸 米・イラン情勢

29日はカタールの仲介者がニューヨークでアラグチ外相と会い、ホルムズ海峡の再開案を巡って協議した。アラグチ氏は、イランは米国の正式な回答を待っていると述べる一方、「制裁緩和の用意」を報じた前日のアクシオス記事を事実でないと否定し、削除を求めた。米当局者は間接協議を「前向きで建設的」としつつ、核問題が扱われない限り戦争終結の合意はないと繰り返している。30日朝にはアクシオスが、協議はほとんど進展せず、カタール側も双方にいら立っていると伝えた。

サーブ権は依然として米国にある。26日にトランプ大統領がイランの「7日計画」を拒否したあと、ベッセント財務長官は「イランは2週間で交易材料がなくなる」と述べ、バンス副大統領は、イスラマバードでの停戦合意文書をイランの強硬派が船舶攻撃の再開で台無しにしたと語った。米財務省は29日もイランの軍事調達網10者を制裁し、圧力を緩める気配はない。一方のイランは、革命防衛隊が新たな兵器の投入に言及し、IRGC系のファルス通信はホルムズ南航路で船舶がドローン攻撃を受けたと報じた(米国や湾岸諸国は未確認)。

原油の側では、サウジのヤンブー港の積み出し再開に加え、WSJが湾岸からの石油輸送は開戦前の約80%まで戻ったと報じ、供給不安がやや後退した。ただ、パイプラインが攻撃前の日量約550万バレルに戻るにはさらに1カ月かかる可能性があるとケプラーはみている。イスラエルでは10月27日の総選挙を前に、イランやその代理勢力による攻撃への警戒が強まっている。

🎙️ 要人発言|9月29日(時間はJST)

日時 / 発言者発言内容(要旨)
9/29 10:24
ルビオ米国務長官
「イラン経済は現在壊滅的な状況に直面しており、急速にさらなる悪化へと向かっている」と発言。イランが核兵器を保有すればホルムズ海峡を支配して通行料を課せるようになるとし、イランは資金をテロの資金源や世界各地での暗殺計画に使っていると述べた
11:06
片山財務相
(今後の為替政策で)引き続き日米当局間で緊密なコミュニケーションを維持すると発言
13:33
オーストラリア準備銀行(RBA)声明
必要に応じて政策金利をさらに引き上げることを含め、インフレを持続可能な形で目標に回帰させるために必要な措置を講じると表明。本日の政策決定は全会一致で、最近のデータは経済成長とインフレが予想以上に高かったことを示していると指摘。前回会合以降、インフレの上振れリスクの一部が顕在化したとし、年初以来3回の利上げで金融環境は引き締まり経済は減速しているように見えるとした
14:37
ブロックRBA総裁
インフレは国内の供給能力の圧迫(需給の逼迫)によって引き起こされており、圧力は予想以上に長期化する見通しと発言。必要なら再利上げを行うとし、過剰な需要を抑える必要があるが景気後退はメインシナリオではないとした。理事会では金利据え置きと25bp利上げの両方を検討したと明らかにし、中東紛争は大きなショックで我々全員を貧しくさせたと述べた
15:15、15:28
ブロックRBA総裁(会見の続き)
労働市場はややタイトな状態にあるが、賃金・物価スパイラルが生じている状況ではないと発言。第3四半期のCPIは既に知っていることを裏付けるだけだろうとし、中立レンジの上限に近づいているとした
20:54
エスクリバ・スペイン中銀総裁
ECBはまだ制限的な領域にはないと発言。長期金利の世界的な上昇傾向は懸念材料で、政策金利の上昇圧力につながる可能性があるとし、エネルギー価格の高騰が続いて二次的影響を及ぼす場合も懸念材料になるとした
23:42
トランプ米大統領
AIの成長を抑圧することは決してないと発言。中国に米国のAIの秘密を与えたくなく、習近平国家主席とAIについてそれほど議論しなかったとし、AIを巡るリードを維持したいと述べた
9/30 1:12
デマルコ・マルタ中銀総裁
最近の長期債利回りの上昇をかなり懸念していると発言。10月の利上げを排除しないとした
1:14
テイラー英中銀金融政策委員会(MPC)委員
現在の政策スタンスは十分に引き締め的だと発言。エネルギー価格が長期間高止まりし、かつインフレの持続性への広範な波及を示すより明確なシグナルが出る場合を除き、さらなる利上げは自身にとって説得力がないとした
2:14
バー米連邦準備理事会(FRB)理事
米経済の回復力は際立っていると発言。経済に勢いがつき始めているようだと述べた
3:03
ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁
年末にかけてもう1度利上げが必要になる可能性があると発言。インフレが定着しないよう確実にする必要があるとし、関税の影響は薄れつつあり労働市場はインフレ圧力になっていないと指摘。経済の基調的な勢いは強まっているようで、雇用のリスクは後退しインフレのリスクは高まったとした。来年のインフレ率は2%をわずかに上回る水準まで鈍化する見通しで、9月の利上げ後に急いで対応する必要はないとも述べた

📊 経済指標|9月29日(火)発表分

時刻(JST)国指標結果予想前回
13:30🇦🇺豪中銀政策金利4.60%4.60%4.35%
14:00🇯🇵景気動向指数・先行(7月確報)117.7117.9117.9
17:30🇬🇧消費者信用残高(8月)25億ポンド20億ポンド21億ポンド
18:00🇪🇺ユーロ圏景況感指数(9月)97.998.798.4
21:30🇨🇦実質GDP・前月比(7月)0.0%0.1%0.4%
22:00🇺🇸住宅価格指数・前月比(7月)0.3%0.1%0.0%
22:00🇺🇸S&Pケースシラー20都市・前年比(7月)2.47%2.10%2.15%
23:00🇺🇸コンファレンスボード消費者信頼感指数(9月)81.989.088.6
23:00🇺🇸JOLTS求人件数(8月)707.9万件722.0万件733.5万件

※「前回」は改定後の値

指標読み解き:豪中銀は予想どおり25bp利上げして4.60%とした。米国は指標が軒並み弱く、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は81.9と2014年以来の低水準、8月のJOLTS求人件数は前月から25.6万件減って3月以来の低さとなった。発表後にドルは高値から反落した。ウィリアムズNY連銀総裁が年末にかけて1度の利上げに言及するなか、10月利上げの織り込みは約70%から約50%へ低下した。
このほか、午前の40年債入札は「強め」の結果となった。中国人民銀行は19時ごろ、1年物の担保補完貸出(PSL)金利を1.75%から1.5%に0.25ポイント引き下げ、再貸出枠も合計7,000億元増やした。

📑 企業決算|9月29日発表分

🇯🇵 国内
DCMホールディングス(3050)|ホームセンター|2027年2月期第2四半期累計(3〜8月)
🟢 上期経常は一転増益で上振れ
営業収益
3,043.48億円(+8.6%)
営業利益
211.49億円(+1.5%)
経常利益
202.05億円(+1.4%、従来予想は3.2%減益)
中間純利益
115.98億円(−4.4%)
6〜8月期の経常
92.7億円(−13.9%)
既存店売上高
−1.0%
通期予想
据え置き(経常294億円、進捗率68.7%)

M&Aの連結効果で増収となり、上期経常は従来の減益予想を覆した。5月まで好調だったエアコンなどは6月以降の天候不順で低調だった一方、中東情勢を背景にエアコンの配管部材が好調だった。ただ直近3カ月の経常は減益で、営業利益率も前年の7.9%から6.4%に低下している。

セキチュー(9976)|ホームセンター|2027年2月期第2四半期累計(3〜8月)
🟢 増益・通期経常を上方修正
営業収益
158.14億円(−1.7%)
営業利益
6.37億円(+21.7%)
経常利益
6.24億円(+17.8%、従来予想は5.7%減益)
中間純利益
4.01億円(+22.3%)
通期経常(修正)
5.5億円→6.0億円(+9.1%)

DIY部門の販売好調とテナント誘致による賃貸収入増で粗利益率が改善し、効率的な販促による経費抑制も利益を押し上げた。減益予想から一転して増益で着地し、通期の減益率は13.7%減から5.8%減に縮小する見通し。

スローガン(9253)|新卒採用支援|2027年2月期第2四半期累計(3〜8月)
🟢 上期で通期計画を超過
売上高
9.89億円(+1.4%)
営業利益
3.43億円(+3.6%)
経常利益
3.56億円(+8.2%)
中間純利益
2.39億円(+21.3%)
通期経常計画に対する進捗率
119.9%(計画2.97億円は据え置き)

主力サービスの堅調な成長と費用構造の改善が続き、不採算サービスの整理・撤退の影響を吸収して全段階利益が増益となった。通期計画を据え置いたため、下期は経常赤字となる計算だが、5年平均の進捗率(118.7%)とほぼ同水準。

フィードフォースグループ(7068)|EC支援・SaaS|2027年5月期第1四半期(6〜8月)
🟢 経常12%増益
売上高
13.06億円(+8.9%)
営業利益
5.36億円(+11.1%)
経常利益
5.33億円(+11.5%)
四半期純利益
3.16億円(−5.8%)
事業別売上高
PS事業−0.8%/SaaS事業+11.5%/DX事業+64.9%
上期経常計画に対する進捗率
51.8%

SaaS事業とDX事業が伸び、PS事業の減収を補った。純利益は前年に特別要因があった影響で減益だが、経常は5年平均並みの進捗。通期は売上高57.41億円、経常23.28億円の予想を据え置いた。

TAKARA & COMPANY(7921)|ディスクロージャー支援・通訳翻訳|2027年5月期第1四半期(6〜8月)
🟢 営業益25%増
売上高
95.12億円(+4.7%)
営業利益
21.25億円(+24.6%)
経常利益
22.19億円(+24.5%)
四半期純利益
14.46億円(+21.2%)
売上営業利益率
18.8%→22.3%
通期予想
売上高342億円、営業利益49億円、純利益35億円

売上高の伸びは4.7%にとどまったが、利益率が改善して各利益が大きく伸びた。7月に発表済みの年間配当180円予想や株主還元の強化方針も注目点。

クラウディアホールディングス(3607)|ブライダル|2026年8月期(通期)
🟢 前期経常は計画を大幅に上振れ
売上高
138.80億円(+2.1%、従来予想比−2.9%)
営業利益
6.32億円(+57.2%)
経常利益
6.68億円(+60.6%、従来予想比+55.3%)
純利益
4.23億円(+35.6%)
2027年8月期予想
経常7.5億円(+12.3%)、純利益5.5億円
配当
前期12円→今期10円予想(記念配当終了)

リゾート挙式売上や式場運営収入が計画を下回り、売上高は従来予想に届かなかったが、原価率の低い衣裳取扱収入と式場運営収入が伸びて利益が大幅に上振れた。今期も式場運営の拡大と生産体制の効率化で増益を見込む。

ハニーズホールディングス(2792)|衣料小売|2027年5月期第1四半期(6〜8月)
🔴 営業益が半減
売上高
129.68億円(−6.7%)
営業利益
5.90億円(−51.1%)
経常利益
6.93億円(−45.5%)
四半期純利益
3.75億円(−52.6%)
上期経常計画に対する進捗率
31.5%(5年平均38.9%)
通期予想
据え置き(売上高565億円、営業利益40億円)

台風や大雨などの天候不順と節約志向で客数が伸び悩み、売上高が減った。季節商品の上代価格を据え置いたところに円安による仕入れコスト上昇が重なり、利益が大きく落ち込んだ。国内店舗数は859店。

オークワ(8217)|スーパー|2027年2月期第2四半期累計(3〜8月)
🔴 上期は営業赤字・最終赤字
売上高
1,232.27億円(−1.0%)
営業損益
0.57億円の赤字(前年は5.79億円の黒字)
経常利益
0.13億円(−98.1%)
中間最終損益
1.87億円の赤字(前年は2.48億円の黒字)
6〜8月期の最終
0.81億円(−66.7%)
通期予想
25日修正済みで据え置き(経常13億円、最終0.5億円)

消費者の節約志向で客数が前年を下回り、上期は営業赤字に転落した。上期実績は25日の下方修正の範囲内で、通期は下期の急回復を前提とする計画。配当は26円を据え置いた。

🇺🇸 米国
カーマックス(KMX)|中古車小売|2027年度第2四半期(6〜8月)
🟢 大幅な予想超え・自社株買い再開
売上高
78.8億ドル(+19.5%、予想は70億ドル台前半)
1株利益
1.16ドル(前年0.64ドル、予想0.68〜0.73ドル)
純利益
1.653億ドル
既存店の中古車販売台数
+13.0%(予想+5.6%)
小売中古車1台当たり粗利
2,105ドル(−111ドル)
CAF(自動車金融)利益
1.356億ドル(+32.1%)
株価反応
米国時間の日中に5%超高

価格戦略が奏功して既存店の販売台数が4四半期連続の減少から一気に2桁増となった。1台当たり粗利は落ちたが台数増でカバーし、SG&Aの効率も改善。第3四半期に自社株買いを再開し、11月3日に戦略説明会を開く。

カーニバル(CCL)|クルーズ|2026年度第3四半期(6〜8月)
🟢 過去最高益・通期予想を上方修正
純利益
19億ドル(過去最高)
調整後純利益
20億ドル(ガイダンス19億ドル)
調整後1株利益
1.43ドル(ガイダンス1.35ドル)
ネットイールド(恒常為替)
+2.4%(ガイダンス+1.2%)
通期調整後1株利益予想
2.24ドルへ引き上げ
株価反応
終値25.11ドル(+13.41%)

燃料高による約1.5億ドルの逆風を吸収して6月のガイダンスを上回った。第3四半期の顧客預り金は約7%増で、2027年の予約も稼働率・価格ともに過去最高水準。年初来の自社株買いは約12億ドルに達した。ロイヤル・カリビアンも6%前後上昇した。

🌍 ほか(日米以外)
ハパックロイド(独)|コンテナ海運|2026年通期見通しの上方修正
🟢 今年2回目の上方修正
EBITDA予想
39億〜44億ドル(従来27億〜37億ドル)
EBIT予想
12.5億〜17.5億ドル(従来1億〜11億ドル)
株価反応
29日朝に+3.6%(136.30ユーロ)

荷動きの強さとスポット運賃の上昇が背景。7月に続く今年2回目の引き上げだが、運賃の変動と地政学リスクで不確実性は高いと会社は注意している。イスラエルのZIMの国際事業買収案も改定して提出した。決算ではなく業績予想の修正で、発表は28日夜(現地)。

クローズ・ブラザーズ・グループ(英)|特化型金融|2026年7月期通期
🟡 調整後は減益、法定損失は縮小・無配
調整後営業利益
1.203億ポンド(−17%)
調整後営業収益
6.429億ポンド(−6%)
法定営業損失
0.603億ポンド(前年は1.224億ポンド)
自動車ローン手数料の引当金
今期+1.647億ポンド、累計約3.2億ポンド
期末配当
なし
株価反応
朝方に大幅上昇(+11%)

英金融行為監督機構(FCA)の自動車ローン手数料を巡る補償スキームの法的な不確実性から、無配を続ける。一方、コストは計画を上回って削減し、貸出残高も成長に戻ったとして、株価は決算を好感した。

📅 本日の予定

本日30日(水)は、8時50分に日本の小売業販売額と鉱工業生産(速報値)、10時30分に豪消費者物価指数(8月、前年比予想4.0%)と中国製造業PMI(予想50.2)が発表される。午後は15時に英国の実質GDP(確報値・第2四半期)、21時にドイツの消費者物価指数(速報値、前年比予想3.1%)、21時15分に米ADP雇用者数(予想7.0万人)が予定されている。21時30分には米PCE価格指数(前年比予想3.7%、コア3.3%)と第2四半期の実質GDP(確報値)、22時45分にシカゴ購買部協会景気指数(予想51.2)、23時30分に週間石油在庫統計が続く。決算は国内がニデック(6594)が遅れていた決算を発表するほか計12社、米国はジェイビル(JBL)、ファクトセット(FDS)、コナグラ・ブランズ(CAG)が現地寄り付き前、マイクロン(MU)が現地引け後に発表を予定している。

📚 主な出典

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。市場価格は常に変動しており、本記事の情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録も受けていません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。FX・先物・CFD取引はレバレッジにより元本を超える損失が生じる可能性があります。本記事に含まれる情報は執筆時点のものです。
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当ブログ「ぱぶちゃんのファンダメンタルlab」では、
世界の株式・為替・商品・金利市場の振り返りや、
マクロ経済の動向や重要経済指標を中立・事実ベースで徹底解析しています。
投資判断を目的としたものではなく、
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ニュースや経済指標は数が多く分かりづらいため、
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