【2026年10月06日・朝の展望】日経平均は7万円台前半で一進一退——植田総裁の講演を控えて様子見

2026年10月6日火曜日

マーケット展望

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2026年10月6日朝の展望 日経平均は7万円台前半で一進一退、植田総裁講演を控える

【2026年10月06日・朝の展望】日経平均は7万円台前半で一進一退——植田総裁の講演を控えて様子見

📅 2026年10月6日(火)10:47時点|東京市場は取引中(対象期間:10/5(月)NY引け〜10/6(火)10:47頃 JST)
📌 本日のポイント
①日経平均は10:47時点で70,098円、前日比151円高(+0.22%)。前日終値近辺で始まり、一時69,813円まで下げた後、70,416円まで上昇して7万円台を回復している。前日に1,637円上げた反動の利益確定売りと、米ハイテク株高を受けた買いが交錯している
②5日のNYダウは90ドル94セント高の51,267.90ドルと3日続伸。NASDAQ100は+0.87%で、ナスダック総合は9営業日ぶりに最高値を更新した。米10年債利回りは一時5.3472%前後と2002年以来の高水準をつけた
③ドル円は157円85銭前後。15時35分からの植田日銀総裁の全国証券大会での挨拶が焦点
④XAUUSDはCFD基準で4,132ドル前後、前日比−11.30ドル(−0.27%)
⑤WTI原油先物は89.48ドル、前日比+0.05ドル(+0.06%)。5日のNY引けは1.68ドル安の89.43ドルと続落した
※本記事執筆時点(10:35〜10:47頃)のデータであり、その後変動している可能性があります

1️⃣ NY市場振り返り(前日5日)

指数終値前日比
NYダウ51,267.90ドル+90.94(+0.18%)
S&P5007,773.95+51.23(+0.66%)
NASDAQ10031,076.44+268.51(+0.87%)
FANG+指数19,367.23+155.60(+0.81%)
VIX指数15.52+0.21(+1.37%)

振り返り:5日のNYダウは前週末比90ドル94セント高の51,267.90ドルと3日続伸した。序盤は米長期金利の上昇を嫌気して下げる場面もあったが、ハイテク株が相場を支えた。ナスダック総合は286.45ポイント高の27,477.31と、9営業日ぶりに終値の最高値を更新。S&P500も0.66%高で、8月13日の終値最高値まで約0.3%に迫った。エヌビディアが2.1%高で終値最高値をつけ、マイクロソフトも1.5%高、メタとテスラもそれぞれ約2%上昇した。個別では、仏シュナイダー・エレクトリックによる約226億ドルでの買収が決まったPTCが33%急伸し、CHロビンソンによる買収合意が伝わったRXOも22%超上昇した。米10年債利回りは一時5.3472%前後と2002年以来の高水準をつけ、30年債利回りも5.66%前後と6%が視野に入った。9月のISM非製造業景気指数は54.9と予想(55.0)を小幅に下回ったが、仕入れ価格指数は2022年以来の高水準に上昇している。欧州では仏財政への懸念からCAC40が0.80%安、スペインのサンチェス首相が11月29日の総選挙実施を発表した。(詳細は10/5振り返り記事を参照)

2️⃣ 日経平均レビュー(本日6日・取引中、10:47時点)

指数・先物値前日比時点
日経225(現物)70,098.02+151.16(+0.22%)10:47
TOPIX4,162.37+17.15(+0.41%)10:47
CFD日本22570,129.95+142.20(+0.20%)10:47
225先物 大取mini70,275.00+180.00(+0.26%)10:47
225先物 大取ラージ70,270.00+180.00(+0.26%)10:47
225先物 SGX70,330.00+150.00(+0.21%)10:36
225先物 CME円建て70,305.00+175.00(+0.25%)10:35
225先物 CMEドル建て70,335.00+185.00(+0.26%)10:35

※前日比は各銘柄の前営業日基準。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用

本日の展望:日経平均は前日終値(69,946.86円)比151円高の70,098円で推移している。前日終値近辺で始まり、一時69,813円まで下げた後、70,416円まで上昇した(取引時間中の高値70,416円、安値69,813円、10時43分時点)。前日のナスダック総合の最高値更新を受けて半導体などの主力株に買いが入る一方、前日に1,637円上げて7万円を上回る場面があったこともあり、節目より上では利益確定売りが出やすい。日本経済新聞の「先読み株式相場」は、前日終値を挟む69,900円〜71,000円程度での推移を見込んでいた。

株探に掲載された伊藤智洋氏の見立てでは、本日続伸すれば6月22日の高値72,831円まで一気に上昇する可能性がある。一方で、そこが強い壁になっているなら、寄り付き後すぐに下降し、前日安値の69,050円を下回る動きになる公算だという。開天節の振替休日明けの韓国市場では、KOSPI200が10時47分時点で0.67%安と軟調だ。香港ハンセン指数は前日5日、0.28%高の24,040.34と小反発して終えている。本日は15時35分から植田日銀総裁が全国証券大会で挨拶する予定で、同大会では片山財務相兼金融担当相も15時00分から挨拶する。財務省の10年利付国債入札(2兆6000億円程度)は12時35分に結果が発表される。決算発表はノート、パルHD、放電精密など9社。

3️⃣ 為替(ドル円)展望

通貨ペア現在値前日比時刻
ドル円157.851−0.039(−0.02%)10:47
ユーロドル1.1224+0.0003(+0.03%)10:47

本日の展望:ドル円は157円85銭前後で推移している。5日のNY市場の終値は157円91銭だった。5日は高市首相が所信表明演説で、市場が想定外の動きを示した場合は必要な措置を機動的に講じると述べ、円安けん制と受け止められて17時過ぎに157円57銭近辺まで下げた。その後、「GPIFが9月の経営委員会で基本ポートフォリオの検証を議論しなかった」との報道で円売りが強まり、158円30銭まで上昇した。ただ、米10年債利回りが上昇幅を縮めたことなどで伸び悩んだ(DZH)。

本日の焦点は、15時35分からの植田日銀総裁の挨拶だ。日銀は9月会合で政策金利を1.25%に引き上げており、市場では12月会合での追加利上げはほぼ織り込まれている。一方で、10月も政府補助金の終了などで物価上昇が見込まれるため、連続利上げを警戒する向きもある。タカ派材料は、9月の東京都区部CPI(コア)が前年比+2.7%と物価上昇圧力の根強さを示したことだ。ハト派材料は、総裁が先日、大幅な利上げや連続利上げは物価が目標を大きく上回るリスク次第だとして、慎重な見解を示していたことにある。早期の追加利上げや利上げペースの加速を意識させる発言があれば円買い、慎重姿勢を維持すれば日米金利差を意識したドル買いが再び強まる可能性がある(外為どっとコム、DZH)。上値は1日の高値158円45銭と200日移動平均線の158円51銭、下値は2日の安値156円95銭と日足一目均衡表の基準線156円64銭がそれぞれ目安とされる。海外では21時30分に米8月貿易収支(予想−1020億ドル、前回−886億ドル)が発表される。

4️⃣ 貴金属(XAUUSD)展望

銘柄値前日比時点
XAUUSD(CFDサンデーゴールド)4,131.70−11.30(−0.27%)10:47
(参考)NY金先物4,158.75+1.95(+0.05%)10:46

※NY金先物は限月ものの値であり、XAUUSD(現物連動)と水準差が生じるため、本欄ではXAUUSDを基準に考察する

本日の展望:XAUUSDはCFD基準で4,132ドル前後、前日比11ドル安で推移している。5日のNY金12月限は5.50ドル安の4,156.80ドルと続落した。時間外取引では押し目が買われたが、仏財政懸念によるユーロ安で戻りを売られた。日中取引では、米ISM非製造業景気指数で仕入れ価格の上昇というインフレ圧力が示されたことと、米国債利回りの上昇を受けて売り優勢となった(みんかぶ)。XAUUSDは実質金利の影響を受けやすく、米長期金利が2002年以来の水準で高止まりしているうちは、利息を生まない金を持つ機会費用が上値を抑えやすい。米10年債利回りは10時47分時点で5.321%前後と、前日の高水準圏にとどまっている。

材料は引き続き米イランの動向と米金利だ。米財務省は5日、制裁対象のイラン金融機関と取引を続ける外国金融機関に対し、「予告なしに制裁対象となり得る」と警告した。イエメンではサウジアラビアの支援を受けた暫定政府軍とフーシ派の戦闘が激しくなっている。緊張が高まれば、原油高→インフレ懸念→利上げ観測→実質金利の上昇という経路でXAUUSDには逆風となり、外交が進めば逆に働く。本日は15時35分の植田総裁の挨拶によるドル円の振れと、米長期金利の行方が短期的な焦点となる。

5️⃣ 原油(WTI)展望

銘柄値前日比時点
WTI原油先物89.48ドル+0.05(+0.06%)10:44

本日の展望:WTI原油先物は89ドル台半ばで小反発している。5日のNY原油(11月限)は1.68ドル安の89.43ドルと続落した。先週末に主要7カ国(G7)が合計1億バレルの石油備蓄の協調放出で合意したことに加え、ホルムズ海峡経由の中東からの供給が戦争前の水準を回復したとの報道が重荷になった。ただ、イランによる船舶攻撃で供給が再び減少したとの報道もあり、下値では買いも入っている(みんかぶ)。

中東では、米中央軍(CENTCOM)が7月14日の対イラン海上封鎖の再開以降、商船130隻を回航させたと発表し、米国の封鎖圧力は続いている。イラン側も、過去7日間にホルムズ海峡で「違反船」とみなしたタンカー13隻を標的にしたと革命防衛隊系メディアが伝えた。さらにイエメンのフーシ派は、サウジアラビアのリヤドの空港とアラムコのラービグ製油所を攻撃したと主張している。ホルムズ海峡の供給が回復しても、紅海側から供給不安が戻るリスクには注意が必要だ。週央には米週間石油在庫統計(日本時間7日23時30分)が控えている。(詳細は10/5振り返り記事の米・イラン情勢コーナーを参照)

📚 主な出典

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。市場価格は常に変動しており、本記事の情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録も受けていません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。FX・先物・CFD取引はレバレッジにより元本を超える損失が生じる可能性があります。本記事に含まれる情報は執筆時点(2026年10月6日10:35〜10:47頃)のものであり、その後の値動きにより内容が変化する可能性があります。実際の売買の際は最新の値をご確認ください。
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