【2026年10月2日・朝展望】日経平均は580円超安の68,300円台で推移——急伸の反動で利益確定売り

2026年10月2日金曜日

マーケット展望

t f B! P L
2026年10月2日朝展望 日経平均は急伸の反動で68,300円台

【2026年10月2日・朝展望】日経平均は580円超安の68,300円台で推移——急伸の反動で利益確定売り

📅 2026年10月2日(金)10:16時点|東京市場は取引中(対象期間:10/1(木)NY引け〜10/2(金)10:16頃 JST)
📌 本日のポイント
①日経平均は10:16時点で68,373円、前営業日比583円安(−0.85%)。1日までの2日間で3,400円超上昇した反動で利益確定売りが先行し、寄り付きは643円安の68,313円。一方、前日の米半導体株高(SOX指数+1.59%)が下値を支えている
②1日のNYダウは20ドル51セント高(+0.04%)の50,926.56ドルと4営業日ぶりに反発。10年債利回りは一時5.34%と2002年以来の水準を付けた後に低下し、5.24%で引けた。NASDAQ100は+0.31%、VIX指数は16.39
③ドル円は158円15銭前後。8時30分の9月東京都区部CPI(コア+2.7%、予想+2.4%)を受けて一時157円79銭まで下落したが、仲値にかけて買い戻され158円台に戻した
④XAUUSDはCFD基準で4,140ドル前後、前日比−36.80ドル(−0.88%)
⑤WTI原油先物は92.83ドル、前日比−0.04ドル(−0.04%)。1日のNY引けは米空母の追加派遣報道で+2.45ドルの92.87ドル
※本記事執筆時点(10:14〜10:17頃)のデータであり、その後変動している可能性があります

1️⃣ NY市場振り返り(前日1日)

指数終値前日比
NYダウ50,926.56ドル+20.51(+0.04%)
S&P5007,666.45+14.91(+0.19%)
NASDAQ10030,501.56+93.06(+0.31%)
FANG+指数19,104.77−17.10(−0.09%)
VIX指数16.39+0.05(+0.31%)

振り返り:1日のNYダウは前日比20ドル51セント高の50,926.56ドルと、4営業日ぶりに小幅反発した。10月相場の初日で、朝方は273ドル高まで上げたあと、米10年債利回りが一時5.34%と2002年以来の水準に上昇し、359ドル安まで急反落する荒い値動きだった。その後は長期金利が低下に転じ、引けにかけてプラス圏を回復した。10年債利回りは5.24%(前日比約0.05%低下)で引けている。終盤には、ジェファーソンFRB副議長が「次の行動を決めるまでにもっと時間が必要になる可能性がある」と発言し、早期の追加利上げ観測が後退した。経済指標では、9月のISM製造業景気指数が54.5と予想(55.0)を下回り、新規失業保険申請件数は19.7万件と予想(20.0万件)より少なかった。業種別ではエネルギーとソフトウエア・サービスが上昇し、医薬品・バイオテクが下落した。半導体は、前日の引け後にマイクロンが好決算を発表したことでSOX指数が1.59%上昇し、マイクロンは約3%高で終えた。ただ、同社株は年初来で約270%上昇しており、「好決算の割には反応は鈍い」との指摘もある。個別では、決算を発表したアクセンチュアが15.8%上昇した。欧州市場では英30年債利回りが一時6%を超えて1998年以来の水準となり、英FTSE100が1.68%安、独DAXが1.03%安と株安だった(ロイター)。(詳細は10/1振り返り記事を参照)

2️⃣ 日経平均レビュー(本日2日・取引中、10:16時点)

指数・先物値前日比時点
日経225(現物)68,373.81−582.91(−0.85%)10:16
CFD日本22568,396.85−610.30(−0.88%)10:16
225先物 大取mini68,540.00−465.00(−0.67%)10:16
225先物 大取ラージ68,540.00−470.00(−0.68%)10:16
225先物 SGX68,580.00−300.00(−0.44%)10:05
225先物 CME円建て68,520.000.00(0.00%)10:05
225先物 CMEドル建て68,600.00+45.00(+0.07%)10:03

※前日比は各銘柄の前営業日基準。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用

本日の展望:日経平均は前営業日終値(68,956.72円)比583円安の68,373円で推移している。寄り付きは643円26銭安の68,313円46銭で、9時7分には704円安の68,252円まで下げた。取引時間中の高値は68,741円、安値は68,166円だ。1日までの2日間で3,400円超上昇した反動で、戻り待ちや利益確定を目的とした売りが先行している。10月入りで国内機関投資家が含み益のある株を売る「期初の売り」も意識されており、金利上昇を追い風に買われてきた銀行株や内需株にも利益確定売りが出ている。米国防総省が中東の軍備を増強すると伝わり、原油先物が高値圏にあることも重荷だ。TOPIXも反落している。一方、前日のNY市場でSOX指数が1.59%上昇した流れから、AI・半導体関連の一角には買いが入り、アドバンテストは上場来高値を更新して下値を支えている。個別ではソフトバンクグループ、東エレク、ファストリが下落し、レーザーテックとベイカレントが上昇している。韓国のKOSPI200は0.21%高。株探に掲載された伊藤智洋氏の見立てでは、日経平均は前日の高値6万8,995円前後で上値が重くなる公算が大きいとされている。

8時30分に発表された9月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、コア)は前年比+2.7%と、予想(+2.4%。配信元により+2.3%)、前回(+1.8%)を上回り、2%を超えた。事前には、前年9月に物価を押し下げた東京都の保育料・水道基本料金の無償化の影響が一巡する「前年の裏」が押し上げ要因になるとの見方が出ていた(OANDA証券)。同時に発表された8月の完全失業率は2.5%(予想2.4%、前回2.4%)、有効求人倍率は1.18倍(予想・前回とも1.18倍)だった。8時50分発表の9月マネタリーベースは前年比−15.2%(前回−15.7%)だった。東京CPIは日銀の追加利上げ判断を後押しするとの受け止めが出ている。夜は21時30分に米9月雇用統計が発表される。

3️⃣ 為替(ドル円)展望

通貨ペア現在値前日比時刻
ドル円158.152+0.082(+0.05%)10:16
ユーロドル1.1236−0.0006(−0.06%)10:16

本日の展望:ドル円は158円15銭前後で推移している。1日のNY市場の終値は158円10銭前後だった。1日の東京市場では、日銀の「主な意見」で連続利上げ観測が後退して円売りが優勢となり、夕方には158円45銭まで上昇した。NY市場では米10年債利回りが一時5.34%に上昇したあと低下し、ジェファーソンFRB副議長の発言で早期の追加利上げ観測も後退したが、ドル円の反応は限定的で158円台を維持した。2日朝は、8時30分の東京都区部CPIが予想を上回ったことで円買い・ドル売りが入り、一時157円79銭まで下落した。しかし、時間外の米10年債利回りが小幅に上昇したことや、仲値にかけた買いで下げ幅を縮め、158円台に戻している。CME FedWatchでは、2日10時台時点で、10月28日のFOMCで25bp利上げを織り込む確率は24.9%(据え置き75.1%)。12月9日会合までの累計では、1回の利上げ(400-425)が61.3%で最多となっている。OANDA証券のオーダー情報では、158円40銭〜159円にかけて、9月下旬の高値圏で買われたロングが含み損のまま残っており、159円に近づくと戻り売りが出やすいとされる。

本日は18時にユーロ圏の9月消費者物価指数(HICP)速報(前年比予想+3.5%、前回+3.2%)、21時30分に米9月雇用統計(非農業部門雇用者数は前月比+10.0万人予想、前回+16.2万人/失業率は予想4.1%、前回4.1%)、23時に米8月の製造業新規受注(前月比予想−0.1%、前回+0.9%)と耐久財受注が発表される。雇用統計の結果次第で、利上げ観測と米長期金利、ドル円が大きく動く可能性がある。

4️⃣ 貴金属(XAUUSD)展望

銘柄値前日比時点
XAUUSD(CFDサンデーゴールド)4,140.20−36.80(−0.88%)10:16
(参考)NY金先物4,169.47−32.83(−0.78%)10:15

※NY金先物は限月ものの値であり、XAUUSD(現物連動)と水準差が生じるため、本欄ではXAUUSDを基準に考察する

本日の展望:XAUUSDはCFD基準で4,140ドル前後、前日比約37ドル安で推移している。1日のNY金12月限は4,202.30ドル(+15.60ドル)と続伸して通常取引を終えた。米国債利回りの低下で押し目が買われた一方、原油高が上値を抑えた(みんかぶ)。2日のアジア時間に入ってからは、米10年債利回りが5.26%前後と前日引け(5.24%)から小幅に上昇しており、XAUUSDは軟調だ。XAUUSDは実質金利の影響を受けやすく、米金利が上がれば重しとなり、低下すれば支えとなる。材料は引き続き米イランの動向と米金利だ。トランプ大統領が中間選挙後のイラン攻撃再開を検討していると伝わるなか、戦闘再開への警戒が強まれば、原油高→インフレ懸念→利上げ観測→実質金利の上昇でXAUUSDに逆風となり、外交が進めば逆に働く。本日は21時30分の米雇用統計が焦点となる。

5️⃣ 原油(WTI)展望

銘柄値前日比時点
WTI原油先物92.83ドル−0.04(−0.04%)10:14

本日の展望:WTI原油先物は92ドル台後半で横ばい圏にある。1日のNY原油(11月限)は2.45ドル高の92.87ドルと続伸した。米国が3隻目の空母を中東に派遣し、トランプ大統領が11月の中間選挙後にイランへの攻撃再開を検討しているとの報道で、供給混乱への懸念が強まった。ウォール・ストリート・ジャーナルは、米国防総省が中東に最大約1万人の部隊を追加投入する予定だと報じた。空母セオドア・ルーズベルトの到着時期は、AP通信が早ければ10月末とする一方、11月末とする報道もある。このほか、中国の製油所が10月の石油製品輸出を停止したとの報道も買い手掛かりとなった(みんかぶ)。ロイターは、米国がドイツとフランスに緊急用ディーゼル備蓄の放出を求め、応じなければ米国からのディーゼル輸出を禁止する可能性があると報じている。一方で、仲介者が米国とイランのそれぞれと個別に協議する動きも伝わっており、外交の窓は完全には閉じていない(詳細は10/1振り返り記事の米・イラン情勢コーナーを参照)。

📚 主な出典

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。市場価格は常に変動しており、本記事の情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録も受けていません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。FX・先物・CFD取引はレバレッジにより元本を超える損失が生じる可能性があります。本記事に含まれる情報は執筆時点(2026年10月2日10:03〜10:17頃)のものであり、その後の値動きにより内容が変化する可能性があります。実際の売買の際は最新の値をご確認ください。
ぱぶちゃんのファンダメンタルlab|director-pablo.blogspot.com

ほうもんしゃ

Translate

PVアクセスランキング にほんブログ村
このブログについて
当ブログ「ぱぶちゃんのファンダメンタルlab」では、
世界の株式・為替・商品・金利市場の振り返りや、
マクロ経済の動向や重要経済指標を中立・事実ベースで徹底解析しています。
投資判断を目的としたものではなく、
情報整理と理解を目的とした内容を提供しています。

ニュースや経済指標は数が多く分かりづらいため、
当ブログでは日々のマーケット情報を整理し、 冷静に読み解くことを目的としています。

このブログを検索

人気の投稿

ブログ アーカイブ

カテゴリー

自己紹介

自分の写真
ぱぶちゃん|投資歴6年
ゴールド・マクロ・FXを事実ベースで解説するブログを運営中。
相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。
ナンピンは得意です。
→ X @pablo29god

QooQ