【2026年10月20日・朝の展望】日経平均は続落、一時1000円超安 米金利の高止まりと韓国株安が重荷

2026年10月20日火曜日

マーケット展望

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2026年10月20日朝の展望 日経平均は続落、一時1000円超安

【2026年10月20日・朝の展望】日経平均は続落、一時1000円超安 米金利の高止まりと韓国株安が重荷

📅 対象時間帯:2026年10月19日(月)07:00 〜 10月20日(火)07:00 JST ※日経平均・為替・商品・米長期金利の数値は10/20 10:41〜10:44時点
📌 30秒で読む結論
日経平均は続落しています。19日の米市場でSOX指数が9営業日ぶりに反発したものの、東京では半導体株への買いが広がらず、ソフトバンクグループなど値がさのAI関連が売られて一時1,022円安まで下げました。原油高とフランスの暴動で米10年債利回りが5.1%台に上がったことも重荷で、ドル円は200日移動平均線(158.57円)付近まで上げています。XAUUSDは金利高を受けて4,120ドル台に下げ、WTIは11月限が今日で満期を迎えるなか、12月限は98ドル台で推移しています。
①日経平均は寄り付き64,755円(−161円)、安値63,894円。10時43分時点は64,313円(−602円、−0.93%)
②NYは19日にダウが小幅続落(−36.38ドル)、NASDAQ100は+1.17%と反発
③米10年債利回りは19日に5.14%へ上昇、ドル円は158円55銭
④XAUUSDは4,125.60ドル(−0.48%)、WTI(12月限)は98.77ドル(+0.23%)

📈 今朝の主要相場(米国株は10/19終値/日経平均・為替・商品・米金利は10/20 10:41〜10:44時点)

指標値前日比
日経平均(10/20 10:43)64,313.94円-602.76円(-0.93%)
NYダウ(10/19終値)51,966.03ドル-36.38ドル(-0.07%)
NASDAQ100(10/19終値)29,529.34+341.79(+1.17%)
S&P500(10/19終値)7,690.73+31.29(+0.41%)
ドル円158円55銭+0.06円(+0.04%)
WTI原油先物(12月限)98.77ドル+0.23ドル(+0.23%)
XAUUSD4,125.60ドル-20.10ドル(-0.48%)
米10年債利回り5.133%-0.004pt

※NYダウ・NASDAQ100・S&P500は10/19の終値です。日経平均は10/20 10:43時点の取引時間中の値です。ドル円・WTI原油先物・XAUUSD(CFDサンデー)・米10年債利回りは市場が通常どおり取引を続けているため、10/20 10:41〜10:44時点の実勢値として記載しています。WTIは12月限で、前日比は12月限の19日清算値(98.54ドル)比です。11月限は19日に103.66ドルで清算し、20日に取引最終日を迎えます。

1|NY振り返り(19日)

19日のNY株式市場は高安まちまちでした。ダウは36.38ドル安(-0.07%)の51,966.03ドルと小幅に続落した一方、S&P500は+0.41%の7,690.73、NASDAQ100は+1.17%の29,529.34と反発しました。前週に売られた半導体などAI関連に買い戻しが入り、SOX指数は9営業日ぶりに反発しています。ダウは消費や金融関連の売りに押され、JPモルガンと3Mの下げが目立ちました(共同、DZH)。

一方、債券は売られました。WTI11月限が8日続伸で一時104ドル台に乗り、週末の暴動を受けたフランス国債安にも連れて、米10年債利回りは5.14%台に上がりました。決算では、鉄鋼のクリーブランド・クリフスが3年ぶりの好決算と2027年の強気見通しで16%超上昇しています。詳細は10/19の振り返り記事を参照。

2|日経のレビュー

19日の日経平均は407円59銭安(-0.62%)の64,916円70銭と反落しました。一時1,400円超下げて63,831円をつけた後に戻し、TOPIXはプラスで終えています。

20日は続落で始まりました。寄り付きは64,755円49銭(-161円21銭)で、米国でSOX指数が反発したにもかかわらず、国内の関連株には売りが先行しました。下げ幅は一時1,022円まで広がり、安値は63,894円67銭。10時43分時点は64,313円94銭(-602円76銭、-0.93%)、TOPIXは4,025.63(-1.03%)、グロース250は-2.28%です(nikkei225jp)。

日経新聞によると、ソフトバンクグループが1銘柄で日経平均を200円あまり押し下げ、東京エレクトロンやフジクラも安くなっています。一方、ファーストリテイリングが高く、AI株から資金が流れた外食など内需株の一角も上げています。半導体株の比重が大きい韓国KOSPIが安く始まったことも投資家心理を冷やしており、10時42分時点のKOSPI200は2.90%安、香港ハンセンは1.06%安です。ロイターは、コアウィーブを巡る懸念に加え、原油と米金利の高止まりを重しに挙げています。

意識される水準は、上値が64,755円(本日始値)、64,822円(本日高値)、64,916円(前日終値)、65,000円。下値が64,000円、63,894円(本日安値)、63,831円(19日安値、約1カ月ぶり安値)、63,000円です。

3|為替(ドル円)展望

前日の振り返り:19日のNY市場でドル円は158.15円から158.55円まで上げ、158.50円で引けました。中東情勢の悪化による原油高と、フランス国債安に連れた米国債売りで長期金利が上がり、ドル買いが優勢になりました(フィスコ)。

今日の注目ポイント:20日朝は8時20分に158.58円まで上げて前日高値を上抜け、その後も158.46〜158.60円の狭い範囲で推移しています。日本株が下げているのにドル円が崩れないのは、米10年債利回りが5.13%台と高止まりしているためです。フィスコは、200日移動平均線の158.57円と14日高値の158.95円を抜けられるかが焦点だとし、日本の防衛ラインとみられる160円が近づけば為替介入への警戒が強まると指摘しています。29〜30日の日銀金融政策決定会合に向けた思惑も相場を左右しそうです。上値は158.57円(200日線)、158.60円(本日高値)、158.95円(14日高値)、160円。下値は158.46円(本日安値)、158.15円(19日NY安値)、157.70円(16日・19日安値)が意識されます。

注目イベント・指標:15時の英雇用統計、18時の独ZEW景況感指数、21時30分の米住宅着工件数・建築許可件数、23時の米中古住宅販売成約指数。

4|XAUUSD展望

前日の振り返り:19日のNY金先物(12月限)は21.0ドル安の4,160.1ドルと3日ぶりに反落しました。米10年債利回りが5.14%台に上がり、金利のつかない金は買われにくかったうえ、ドル高も換算値を押し下げました(DZH)。スポットは4,140ドル台で推移しました(キトコ)。

今日の注目ポイント:アジア時間に入っても下げは止まらず、10時42分時点のXAUUSD(CFDサンデー)は4,125.60ドル(-20.10ドル、-0.48%)、日中の安値は4,113.50ドルです。FXStreetは、エネルギー価格が下がっても米国債利回りが高止まりし、フランス国債の売りも金利を押し上げたことが重しだと伝えています。当ブログの整理では、原油高→インフレ懸念→米金利上昇→XAUUSD安の流れがそのまま出ている形です。

10/19のチャート分析記事では、4,130ドル前後を割ると安値の切り上げが崩れるとしていました。今朝はその水準を下回っており、上昇三角形のシナリオは一歩後退しています。次の下値の目安は、4,113ドル(本日安値)、4,100ドル(心理的節目)、4,066〜4,073ドル(レンジの下限)です。上値は4,130ドル(割り込んだ水準)、4,147〜4,155ドル、4,163〜4,168ドル、4,199〜4,200ドル(三角形の天井)が意識されます。

注目イベント・指標:21時30分の米住宅着工件数、米10年債利回りが5.1%台を保つかどうか、21日の米週間石油在庫統計。

5|原油(WTI)展望

前日の振り返り:19日のWTI11月限は2.25ドル高の103.66ドルと8日続伸し、終値で約1カ月ぶりの高値をつけました。フーシ派がヤンブーのアラムコ施設、シャイバ油田、リヤド国際空港などを攻撃したと主張し、イラン革命防衛隊はホルムズ海峡で3隻目のタンカーが機雷に触れたと発表しています。ただ、取引の中心の12月限は0.5%安の98.54ドル、ブレントは0.31ドル安の109.55ドルで、11月限の上げは満期直前の薄商いによる面が大きいです(ロイター)。

今日の注目ポイント:10時41分時点のWTI12月限は98.77ドル(+0.23ドル)で、日中は98.07〜99.00ドルの範囲です。ブレントは朝方に0.4%安の109.26ドルをつけ、イランの原油輸出は米海軍の封鎖でゼロになったと伝えられています(マーケット・インデックス)。中東では、ヘグセス国防長官が19日にイスラエルを予告なしに訪れてネタニヤフ首相と会談し、大規模な対イラン戦闘の再開について協議したとAxiosが報じました(ロイター、イラン・インターナショナル)。一方、パキスタンのムニール陸軍参謀長が20日にテヘランを訪れ、米イランの仲介を続けます。

上値材料は、ホルムズ周辺の攻撃とフーシ派のサウジ攻撃の拡大、米イスラエルの戦闘再開観測です。下値材料は、ロシア制裁の見送りによる供給増の期待と、11月限満期に伴う限月間の値幅の縮小です。11月限は今日が取引最終日のため、表示価格の切り替えにも注意が要ります。

注目イベント・指標:20日のWTI11月限の取引最終日、21日23時30分の米週間石油在庫統計。

📊 経済指標|10月20日(火)発表分

時刻(JST)国指標
10:00🇨🇳 中国最優遇貸出金利(10月):結果 1年3.00%(予想3.00%、前回3.00%)、5年3.50%(予想3.50%、前回3.50%)
15:00🇩🇪 ドイツ生産者物価指数(9月):予想 前月比1.7%(前回1.1%)、前年比6.3%(前回4.6%)
15:00🇬🇧 英国ILO失業率(8月):予想5.0%(前回4.9%)
15:00🇬🇧 英国雇用統計(9月):失業率 前回4.4%、失業保険申請件数 前回2.78万件
17:00🇪🇺 ユーロ圏経常収支(8月):季調済 前回276億ユーロ
18:00🇩🇪 ドイツZEW景況感指数(10月):予想30.2(前回34.7)
18:00🇪🇺 ユーロ圏ZEW景況感指数(10月):前回25.8
18:00🇪🇺 ユーロ圏建設業生産高(8月):前回 前月比0.0%、前年比−2.0%
21:30🇺🇸 米国住宅着工件数(9月):予想131.0万件(前回127.5万件)、前月比 予想2.3%(前回−2.6%)
21:30🇺🇸 米国住宅建築許可件数(9月):予想139.0万件(前回140.3万件)、前月比 予想−1.7%(前回−2.1%)
23:00🇺🇸 米国中古住宅販売成約指数(9月):予想 前月比0.0%(前回0.3%)

📚 主な出典

みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」(指標の予想値・結果の確認)、世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com)は市況の数値確認のみに使用
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。市場価格は常に変動しており、本記事の情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録も受けていません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。FX・先物・CFD取引はレバレッジにより元本を超える損失が生じる可能性があります。本記事に含まれる情報は執筆時点(2026年10月20日)のものです。
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