【2026年10月20日・NY展望】NASDAQ100は開場前に軟調——WTIは100ドル台、ドル円は158円台前半
②NYは開場前。CFDではNASDAQ100が−0.45%と軟調な一方、NYダウは+0.12%。今夜は引け後にネットフリックスが決算を発表する
③ドル円は158.099円と、朝の158.549円から45銭の円高・ドル安。20年債入札の好調やアジアのハイテク株安で円が買われた
④WTIは100.71ドル(+2.17ドル)と、夕方から急伸して100ドル台を回復。ブレントは5月以来の高値をつけた
⑤XAUUSDは4,113.70ドル(−32.00ドル)と続落。原油高によるインフレ懸念が重しで、4,100ドルが目前に迫っている
※本記事執筆時点(18:41〜18:57頃)のデータであり、その後変動している可能性があります
📊 主要指標一覧(18:41〜18:57)
| 指標 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 64,075.42円 | −841.28(−1.30%) | 20日終値 |
| TOPIX | 4,009.21 | −58.27(−1.43%) | 20日終値 |
| グロース250 | 745.91 | −21.00(−2.74%) | 20日終値 |
| 香港ハンセン指数 | 23,867.74 | −319.09(−1.32%) | 20日終値 |
| 中国FTSE A50 | 13,416.15 | −85.55(−0.63%) | 20日終値 |
| 韓国KOSPI200 | 858.78 | −32.52(−3.65%) | 20日終値 |
| 英FTSE100 | 10,683.85 | −80.84(−0.75%) | 18:57(取引中) |
| 独DAX | 25,103.18 | −216.59(−0.86%) | 18:57(取引中) |
| NYダウ | 51,966.03ドル | −36.38(−0.07%) | 19日終値 |
| S&P500 | 7,690.73 | +31.29(+0.41%) | 19日終値 |
| NASDAQ100 | 29,529.34 | +341.79(+1.17%) | 19日終値 |
| VIX指数 | 18.69 | +0.25(+1.36%) | 18:41 |
| ドル円 | 158.099 | −0.388(−0.24%) | 18:56 |
| XAUUSD | 4,113.70ドル | −32.00(−0.77%) | 18:56 |
| WTI原油先物 | 100.71ドル | +2.17(+2.20%) | 18:55 |
| 米10年債利回り | 5.1230% | −0.0140(−0.27%) | 18:54(参考) |
※XAUUSDはCFD(サンデー)の値。WTIは12月限で、前日比は12月限の19日清算値比。米10年債利回りの前日比はnikkei225jp.comの基準値との差(参考値)。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用
| 指標 | 朝(10:41〜10:44頃) | 夜(18:54〜18:57頃) | 差 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 64,313.94 | 64,075.42(20日終値) | −238.52 |
| TOPIX | 4,025.63 | 4,009.21(20日終値) | −16.42 |
| KOSPI200 | 865.42 | 858.78(20日終値) | −6.64 |
| 225先物 大取mini | 64,435 | 64,090 | −345 |
| CFD日本225 | 64,380.95 | 63,984.00 | −396.95 |
| ドル円 | 158.549 | 158.099 | −0.450 |
| XAUUSD | 4,125.60 | 4,113.70 | −11.90 |
| WTI原油先物 | 98.77 | 100.71 | +1.94 |
| 米10年債利回り | 5.1330% | 5.1230% | −0.0100 |
1️⃣ 日経平均振り返り(本日20日)
本日の振り返り:日経平均は20日、841円28銭(1.30%)安の64,075.42円で大引けし、続落した。まちまちだった米国株を受けて161円安の64,755.49円で始まり、ナスダックの上昇は好感されず、ソフトバンクグループなどAI関連の多くが大きく売られた。下げ幅は4桁に広がり、63,800円台に入ったところでいったん切り返して、前引けにかけて下げ幅を縮めた(DZH)。朝の動きは朝の展望記事を参照。
後場は、プラス圏に浮上する場面もあったアドバンテストなど半導体株が売り直され、再び4桁安となった。15時2分に63,807.15円まで下げたが、前場と同じく63,800円台で下げ渋り、64,000円台を保って終えた(DZH)。ロイターは、コアウィーブを巡る懸念を背景にAI・半導体株を中心に売りが優勢となり、原油高で景気敏感株も含めて全体に物色が低調だったとしている。
TOPIXは58.27安の4,009.21と、一時3,996.57まで下げて4,000を割り込んだ。東証プライムの値上がりは333、値下がりは1,177と、値下がりが全体の4分の3を占めた。業種別ではその他製品、小売、医薬品が上昇率の上位で、非鉄金属、銀行、ガラス・土石が下落率の上位だった(株探)。グロース250は2.74%安と下げが大きかった。アジアでは韓国KOSPI200が3.65%安、香港ハンセンが1.32%安と、半導体株の比重が大きい市場ほど下げが目立った。
| 先物・CFD | 値 | 終値との差 | 時点 |
|---|---|---|---|
| CFD日本225 | 63,984.00 | −91(−0.14%) | 18:56 |
| 225先物 大取mini | 64,090 | +14(+0.02%) | 18:56 |
| 225先物 大取ラージ | 64,090 | +14(+0.02%) | 18:56 |
| 225先物 SGX | 64,040 | −35(−0.06%) | 18:46 |
| 225先物 CME円建て | 64,035 | −40(−0.06%) | 18:46 |
| 225先物 CMEドル建て | 64,070 | −5(−0.01%) | 18:46 |
| TOPIX先物 大取 | 4,010.00 | 0(+0.02%) | 18:56 |
※「終値との差」はnikkei225jp.comの指数比表示
夜間の先物は日経平均の終値とほぼ同じ水準で、夕方以降は大きな動きが出ていない。今夜の米ハイテク株の値動きが明日21日の方向を決めそうだ。
2️⃣ NYSE・NASDAQレビュー(NY市場開場前)
| 指数 | 19日終値 | CFD(18:56) | CFDの前日比 |
|---|---|---|---|
| NYダウ | 51,966.03ドル | 52,079.70 | +64.00(+0.12%) |
| S&P500 | 7,690.73 | 7,687.13 | −4.40(−0.06%) |
| NASDAQ100 | 29,529.34 | 29,421.80 | −132.00(−0.45%) |
| ラッセル2000 | 2,728.30 | 2,742.55 | −0.30(−0.01%) |
| VIX指数 | 18.44 | 18.69(18:41) | +0.25(+1.36%) |
展望:19日のNYは、前週に売られた半導体などAI関連に買い戻しが入り、NASDAQ100が+1.17%、S&P500が+0.41%と反発した。一方、ダウは消費や金融の売りで36.38ドル安と小幅に続落した。詳細は10/19振り返り記事を参照。
今夜は開場前の時点で、CFDのNASDAQ100が−0.45%、S&P500が−0.06%と、昨夜のハイテク株の反発が続かない形になっている。米東部時間の早朝には、前日の反発を主導した半導体株のうちマイクロン、インテル、クアルコムが時間外で下げ(CoinCentral)、コアウィーブも3%超下げていた(Stocktwits)。アジアでも半導体株の比重が大きい韓国と日本が大きく下げており、AI関連の買い戻しがどこまで続くかが試されている。
決算は、寄り付き前にGEエアロスペース、RTX、3M、GM、ノースロップ・グラマン、ハリバートン、キーコープ、ハスブロ、シンクロニー・フィナンシャルなどが、引け後にネットフリックス、キャピタル・ワン・フィナンシャル、ユナイテッド航空、インテュイティブ・サージカル、チャブ、アラスカ・エア・グループなどが発表を予定している(マネックス証券、時刻は前年同期の発表時間をもとにした予定)。指標は21時30分に9月の住宅着工件数(予想131.0万件、前回127.5万件)と建築許可件数(予想139.0万件、前回140.3万件)、23時に9月の中古住宅販売成約指数(前月比予想0.0%、前回0.3%)が発表される。27〜28日のFOMCを控え、市場はその結果を待っている(ロイター)。焦点は、引け後のネットフリックス決算と、半導体株が昨夜の反発を保てるかだ。
3️⃣ 為替(ドル円)展望
| 通貨ペア | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| ドル円 | 158.099 | −0.388(−0.24%) | 18:56 |
| ユーロドル | 1.1215 | +0.0004(+0.03%) | 18:56 |
展望:ドル円は朝方、日米金利差を意識したドル買いで158.60円まで上げ、前日高値を上回った(フィスコ)。ただ、日米当局の円安けん制への警戒が上値を抑えるなか、アジアのハイテク株安を背景にリスク回避の円買いが強まり、昼前からドル安・円高に転じた(みんかぶ)。13時ごろには日本の20年債入札で応札倍率が過去最高水準となり、財政悪化懸念がやや和らいだことも円買いにつながった(みんかぶ)。フィスコによると、米長期金利の低下も手掛かりにドル売りが夕方まで続き、158.03円まで下値を切り下げた。18時56分時点は158.099円。
欧州通貨は買われた。15時の独生産者物価指数(9月)は前月比1.9%(予想1.7%、前回1.1%)、前年比6.7%(予想6.3%、前回4.6%)と予想を上回り、ユーロドルは1.1235ドルまで上げた(みんかぶ)。同じ時刻の英ILO失業率(8月)は4.7%(予想5.0%、前回4.9%)と改善し、ポンドドルは1.3357ドルまで上げた(みんかぶ)。9月の英失業率は4.4%(前回4.4%)、失業保険申請件数は3.03万件(前回2.78万件)だった。その後、18時の独ZEW景況感指数(10月)は28.1(予想30.2、前回34.7)、ユーロ圏は18.5(前回25.8)と悪化し、発表直後にユーロが対ドルで下げた(FXStreet)。17時のユーロ圏経常収支(8月)は季調済で87億ユーロ(前回276億ユーロから272億ユーロに改定)、18時のユーロ圏建設業生産高(8月)は前月比1.8%(前回0.0%から0.2%に改定)、前年比1.4%(前回−2.0%から−1.7%に改定)だった。
ドル円は、朝に試した200日移動平均線(158.57円)から押し戻され、158円ちょうどが目前にある。上値は158.30円前後、158.57円(200日線)、158.60円(本日高値)。下値は158.03円(本日安値)、158.00円、157.70円(16日・19日安値)が意識される。今夜は米住宅指標と米金利の動きが手掛かりで、来週は27〜28日のFOMC、29〜30日の日銀金融政策決定会合が控えている。
4️⃣ 貴金属(XAUUSD)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| XAUUSD(CFDサンデーゴールド) | 4,113.70 | −32.00(−0.77%) | 18:56 |
展望:19日のNY金先物(12月限)は21.0ドル安の4,160.1ドルと3日ぶりに反落した(DZH)。20日のXAUUSDはアジア時間から下げ続け、高値は4,149.60ドル。朝の安値4,113.50ドルを下回って一時4,109.90ドルまで下げ、18時56分時点は4,113.70ドル(−32.00ドル)となっている。
ロイターは、中東情勢を受けた原油高がインフレ懸念を強め、金の重しになっていると伝えている。夕方は米10年債利回りが5.12%台に下がり、ドル円も円高に振れたが、金の下げは止まっていない。当ブログでは「XAUUSDは実質金利の鏡」と考えているが、今日は名目金利が少し下がっても、原油高でインフレ懸念が強まれば利上げ観測が残るため、金が買われにくい形になっている。
10/19のXAUUSDチャート分析記事で「割れると安値の切り上げが崩れる」とした4,130ドル前後は、今朝の時点で割り込んだ。上昇三角形のシナリオは後退しており、目先は心理的な節目の4,100ドルを守れるかが焦点になる。割れた場合は、レンジの下限4,066〜4,073ドルが次の目安。上値は4,130ドル、4,147〜4,155ドル(本日高値4,149.60ドルを含む)が意識される。
5️⃣ 原油(WTI)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| WTI原油先物 | 100.71ドル | +2.17(+2.20%) | 18:55 |
展望:19日のWTI11月限は103.66ドルと8日続伸したが、取引の中心の12月限は98.54ドルで下げていた。20日の12月限は、昼すぎまで98ドル台で推移した後、15時台後半から上げ足を速め、18時55分時点は100.71ドル(+2.17ドル)と100ドル台を回復した。日中の値幅は98.07〜100.92ドル。ブレントも110ドルを超え、5月以来の高値をつけている(トレーディング・エコノミクス)。
材料は、フーシ派が主張するサウジのエネルギー施設などへの攻撃(サウジ当局は確認していない)と、湾岸での船舶への攻撃報道だ(CoinCentral)。イランのアーレフ第1副大統領は、安全保障のためホルムズ海峡の管理を主張するほかないと述べた。一方、ライト米エネルギー長官は、湾岸からの原油の流れが開戦前の約8割まで戻ったとしており、供給回復の兆しとリスクの高まりがせめぎ合っている。夕方の急伸の直接の引き金となったニュースは、本稿執筆時点で確認できていない。
11月限は今日が取引最終日で、明日21日23時30分には米週間石油在庫統計がある。100ドル台を保てるか、日中の高値100.92ドルを上抜けるかが目先の焦点だ。
📚 主な出典
- DZHフィナンシャルリサーチ(OANDA Lab配信)『日経平均サマリー(20日)』(2026年10月20日)
- 株探『日経平均20日大引け=続落、841円安の6万4075円』(2026年10月20日)
- ロイター(Infoseekニュース配信)『日経平均は続落、AI株含め全体的に低調 安値もみ合いに終始』(2026年10月20日)
- 財経新聞(フィスコ)『東京為替:ドル・円は軟調、夕方まで売り継続』(2026年10月20日)
- Investing.com(フィスコ)『東京為替:ドル・円は上昇、前日高値を上回るも158円50銭台に戻す』(2026年10月20日)
- みんかぶFX『ドル円は午後に入って円買い強まる=東京為替概況』(2026年10月20日)
- みんかぶFX『入札好調でやや円買い、財政悪化懸念和らぐ ドル円158.20円台』(2026年10月20日)
- FXStreet『Germany ZEW Survey - Economic Sentiment deteriorates significantly to 28.1 in October』(2026年10月20日)
- ロイター(Yahoo Finance配信)『Gold eases as elevated oil prices keep inflation risks in focus』(2026年10月20日)
- CoinCentral『Oil Prices Today: Brent Rises on Houthi Attacks and Gulf Ship Strikes』(2026年10月20日)
- Trading Economics『Brent oil』(2026年10月20日)
- Head Topics『Brent oil hovers near US$110 as Iran threatens Strait of Hormuz control』(2026年10月20日)
- CoinCentral『Stock Market Today: Chip Stocks Wobble Again as Wall Street Braces for a Big Earnings Week』(2026年10月20日)
- Stocktwits『Why Are Nasdaq Futures Falling Premarket?』(2026年10月20日)
- DZHフィナンシャルリサーチ(OANDA Lab配信)『NYマーケットダイジェスト・19日 株まちまち・金利上昇・ドル高』(2026年10月20日)
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab『【2026年10月20日・朝の展望】日経平均は続落、一時1000円超安 米金利の高止まりと韓国株安が重荷(2026年10月20日)』
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab『【2026年10月19日・振り返り】日経平均407円安、仏暴動で欧州安・WTIは8日続伸(2026年10月20日)』
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab『【2026年10月19日】XAUUSDチャート分析——2週連続の下ヒゲ、今週は4,200の上抜けが焦点(2026年10月19日)』
- 世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com、2026年10月20日18:41〜18:57頃の市況数値を参照)、みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」、マネックス証券「米国株式決算カレンダー」(情報提供元:ウエルスアドバイザー)は、市況の数値、指標の予想値と結果、決算発表予定の確認のみに使用

