【2026年10月19日・NY展望】NASDAQ100が1%超高——原油は反落、ドル円は158円台
②NYはハイテク株に買い戻しが入り、NASDAQ100が+1.58%、S&P500が+0.63%と反発。ダウは−0.04%とほぼ横ばい
③欧州株は大幅安。フランスの週末の暴動を受けて仏株が売られ、独DAXは−1.63%、英FTSE100は−1.35%
④ドル円は158.427円と、朝の157.879円から55銭の円安・ドル高。米10年債利回りは5.129%に上昇している
⑤WTIは97.76ドル(−1.26ドル)と、トランプ政権のロシア制裁見送りで反落。XAUUSDは4,145.50ドル(−14.70ドル)と、米金利の上昇で夕方の高値から40ドル超下げ、前日比マイナスに転じた
※本記事執筆時点(23:44〜23:59頃)のデータであり、その後変動している可能性があります
📊 主要指標一覧(23:44〜23:59)
| 指標 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 64,916.70円 | −407.59(−0.62%) | 19日終値 |
| TOPIX | 4,067.48 | +1.48(+0.04%) | 19日終値 |
| グロース250 | 766.91 | −12.27(−1.57%) | 19日終値 |
| 香港ハンセン指数 | 24,186.83 | +124.11(+0.52%) | 16日終値(19日は休場) |
| 中国FTSE A50 | 13,501.70 | −4.86(−0.04%) | 19日終値 |
| 韓国KOSPI200 | 891.30 | +13.14(+1.50%) | 19日終値 |
| 英FTSE100 | 10,734.48 | −147.42(−1.35%) | 23:59(取引中) |
| 独DAX | 25,204.61 | −418.00(−1.63%) | 23:59(取引中) |
| NYダウ | 51,979.86ドル | −22.55(−0.04%) | 23:59(取引中) |
| S&P500 | 7,707.93 | +48.49(+0.63%) | 23:59(取引中) |
| NASDAQ100 | 29,647.11 | +459.56(+1.58%) | 23:59(取引中) |
| VIX指数 | 17.89 | −2.10(−10.50%) | 23:44 |
| ドル円 | 158.427 | +0.428(+0.27%) | 23:59 |
| XAUUSD | 4,145.50ドル | −14.70(−0.35%) | 23:59 |
| WTI原油先物 | 97.76ドル | −1.26(−1.27%) | 23:58 |
| 米10年債利回り | 5.1290% | +0.0290(+0.57%) | 23:58(参考) |
※XAUUSDはCFD(サンデー)の値。WTIは12月限の表示とみられ、前日比は12月限の16日清算値比。米10年債利回りの前日比はnikkei225jp.comの基準値との差(参考値)。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用
| 指標 | 朝(10:08〜10:11頃) | 夜(23:58〜23:59頃) | 差 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 64,416.44 | 64,916.70(19日終値) | +500.26 |
| TOPIX | 4,037.04 | 4,067.48(19日終値) | +30.44 |
| KOSPI200 | 870.47 | 891.30(19日終値) | +20.83 |
| 225先物 大取mini | 64,540 | 64,820 | +280 |
| CFD日本225 | 64,335.85 | 64,705.60 | +369.75 |
| ドル円 | 157.879 | 158.427 | +0.548 |
| XAUUSD | 4,171.00 | 4,145.50 | −25.50 |
| WTI原油先物 | 97.81 | 97.76 | −0.05 |
| 米10年債利回り | 5.0710% | 5.1290% | +0.0580 |
1️⃣ 日経平均振り返り(本日19日)
本日の振り返り:日経平均は19日、前週末比407円59銭(0.62%)安の64,916.70円で大引けし、反落した。前週末の米市場でSOX指数が急落した流れを受け、寄り付きは504円73銭安の64,819.56円。AI・半導体株を中心に売りが膨らみ、下げ幅は一時1,500円近くに達して64,000円を割り込んだ(株探)。安値は63,831.78円。前週末の米市場ではコアウィーブが再び売られ、AI関連の債務への不安が再燃したことも、半導体・AI関連株の重荷になった(フィスコ)。朝の動きは朝の展望記事を参照。
売り一巡後は日経225先物への買いを支えに下げ渋り、後場は一部のAI関連株にも押し目買いが入った。大引け前には一時65,000円台を回復したが、戻り切れなかった(フィスコ)。高値は65,067.80円。東京エレクトロンとファーストリテイリングの2銘柄で日経平均を約281円押し下げている。業種別では鉱業、海運、石油・石炭が上昇率の上位で、原油高を背景に資源株が買われた(フィスコ、ウエルスアドバイザー)。
TOPIXは後場に小幅高へ転じ、+1.48の4,067.48と小幅続伸で終えた(神戸経済ニュース)。日経平均構成銘柄の値上がりは111、値下がりは108と拮抗し、指数による強弱の違いが目立った。プライム市場の売買代金は6兆7,835億円と、株探は「低調」としている。
13時30分発表の8月第3次産業活動指数は前月比−0.1%(予想−0.5%、前回0.4%から0.2%に改定)と、予想ほど落ち込まなかった。中国の7〜9月期GDPは前年比4.5%(予想4.5%)、前期比1.2%(予想1.0%)。9月の鉱工業生産は前年比5.5%(予想5.4%)、小売売上高は前年比1.1%(予想0.5%)だった。
| 先物・CFD | 値 | 終値との差 | 時点 |
|---|---|---|---|
| CFD日本225 | 64,705.60 | −211(−0.33%) | 23:59 |
| 225先物 大取mini | 64,820 | −96(−0.15%) | 23:59 |
| 225先物 大取ラージ | 64,810 | −106(−0.16%) | 23:59 |
| 225先物 SGX | 64,900 | −16(−0.03%) | 23:48 |
| 225先物 CME円建て | 64,845 | −71(−0.11%) | 23:48 |
| 225先物 CMEドル建て | 64,880 | −36(−0.06%) | 23:49 |
| TOPIX先物 大取 | 4,060.50 | −6(−0.17%) | 23:59 |
※「終値との差」はnikkei225jp.comの指数比表示
夜間の先物は日経平均の終値を100〜200円ほど下回っている。NYではハイテク株が反発しているものの、明日20日は小幅安で始まる水準だ。
2️⃣ NYSE・NASDAQレビュー(NY市場取引中)
| 指数 | 16日終値 | 23:59時点 | 前日比 |
|---|---|---|---|
| NYダウ | 52,002.41ドル | 51,979.86ドル | −22.55(−0.04%) |
| S&P500 | 7,659.44 | 7,707.93 | +48.49(+0.63%) |
| NASDAQ100 | 29,187.55 | 29,647.11 | +459.56(+1.58%) |
| ラッセル2000 | 2,721.37 | 2,730.66 | +9.29(+0.34%) |
| VIX指数 | 19.99 | 17.89(23:44) | −2.10(−10.50%) |
展望:16日のNYは、AI関連企業の債務への懸念で半導体株が売られ、NASDAQ100が−2.50%と大きく下げた。週間ではナスダック総合が4.48%安だった。詳細は10/16振り返り記事を参照。
今夜は開場からハイテク株に買い戻しが入り、23時59分時点でNASDAQ100が+1.58%、S&P500が+0.63%と上げ幅を広げている。一方、ダウは−0.04%とほぼ横ばいで、先週の流れの逆になっている。VIX指数は17.89と10%超下げた。開場前の時点でも、NASDAQ100先物は+1.10%、S&P500先物は+0.39%、ダウ先物は−0.30%だった(Benzinga)。原油安も支えになっている。
ベッセント財務長官は、9月のインフレの上振れは「エネルギーショック」によるもので、イランとの紛争を抜ければ物価は落ち着くとの見方を示した。エルエリアン氏は、先週はCPI・PPI・輸入物価が予想を上回ったにもかかわらず国債利回りが下がり、10月利上げの織り込みが2割を下回ったと指摘している。コアウィーブについては、信用スプレッドが1,200ベーシスポイントまで拡大したことに触れ、テック・バブルの「炭鉱のカナリア」なのか、単なる売られ過ぎなのかで議論が分かれているとした(Benzinga)。
今週は決算が相次ぎ、21日(水)にはメタとテスラが発表する。ほかにもネットフリックス、GM、ラムリサーチ、IBM、P&Gなどが予定している。23時発表の米10月NAHB住宅市場指数(予想31、前回32)の結果は、本稿執筆時点で確認できていない。引け後にはスティール・ダイナミクスの決算がある。焦点は、ハイテク株の反発が終盤まで続き、10営業日ぶりの半導体株の上昇につながるかだ。
3️⃣ 為替(ドル円)展望
| 通貨ペア | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| ドル円 | 158.427 | +0.428(+0.27%) | 23:59 |
| ユーロドル | 1.1217 | −0.0022(−0.20%) | 23:59 |
展望:16日のドル円は158.02円で引けた(DZH)。19日は朝に157.701円まで下げたものの、昼以降はじりじりと上げ、23時59分時点は158.427円と、今日の高値圏にある。米10年債利回りが朝の5.07%台から5.12%台まで上がり、ドル買いが進んだ。ドル指数も0.15%高となっている(Benzinga)。21時30分のカナダ9月CPIは前月比0.1%(予想0.3%)、前年比3.1%(予想3.2%)と、いずれも予想を下回った。
ユーロドルは1.1217と下げている。フランスでは週末、生活費の高騰や学校の環境悪化に抗議するデモが暴動に発展し、マクロン大統領は日曜のテレビ演説で暴力を非難した(AP)。ヌニェス内相によると約2,400人が逮捕された(Euronews)。仏株が大きく下げ、ユーロの重荷になっている。
ドル円は、16日に上値を抑えた一目均衡表の雲の上限158.44円に迫っている。その上は200日移動平均線の158.57円が意識される。下値は158円ちょうど、今日の安値157.701円。米金利の上昇が続くかが手がかりになる。
4️⃣ 貴金属(XAUUSD)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| XAUUSD(CFDサンデーゴールド) | 4,145.50 | −14.70(−0.35%) | 23:59 |
展望:朝のXAUUSDは4,150ドル台から切り返し、16時台に今日の高値4,192.90ドルをつけた。その後は米10年債利回りの上昇に合わせて下げ、23時59分時点は4,145.50ドル(−14.70ドル)と、朝の安値4,148.90ドルを下回って前日比マイナスに転じた。
当ブログでは「XAUUSDは安全資産ではなく実質金利の鏡」と考えている。今日も、夕方から米10年債利回りが5.07%台から5.12%台に上がるのに合わせて、高値から40ドル超下げた。原油が下げてインフレ懸念が和らぐ材料はあるものの、今夜は米金利の上昇とドル高の方が効いている。
10/19のXAUUSDチャート分析記事では、約4,200ドルの天井と切り上がる安値でできた「上昇三角形」を焦点にしている。今日の高値4,192.90ドルも4,200ドルに届かなかった。23時59分時点では、記事で切り上がる安値とした4,147〜4,155ドルを下回っている。次の下値の目安は、割れると安値の切り上げが崩れる4,130ドル前後、その下はレンジの下限4,066〜4,073ドル。上値は4,163〜4,168ドル、4,199〜4,200ドルが目安になる。
5️⃣ 原油(WTI)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| WTI原油先物 | 97.76ドル | −1.26(−1.27%) | 23:58 |
展望:16日のWTI11月限は101.41ドルと7日続伸していた。週明けは、トランプ政権がロシア制裁・関税の発動を見送り、ロシア産エネルギーの供給が増えるとの見方から反落した。APは欧州時間に2%前後の下落と伝えている。WTIは朝から下げ、16〜17時台に96.74ドルの安値をつけた後、19時台に98ドル台後半まで戻した。この戻りの直接の材料は、本稿執筆時点で確認できていない。NY時間に入って97.2ドル台まで下げた後、23時58分時点は97.76ドル(−1.26ドル)と下げ幅を縮めている。
一方、供給の不安は消えていない。ロイターが伝えたVortexaのデータでは、イランの海上原油輸出は9月に日量平均23万バレルからゼロになり、10月5日時点でもゼロのままだ(Benzinga)。ホルムズ周辺の攻撃は開戦以来の週間最多となっている。ルビオ国務長官は制裁見送りの影響を60日かけて分析するとしており、供給増の期待がどこまで続くかは不透明だ。
明日20日は11月限の取引最終日で、21日には米週間石油在庫統計がある。97ドル台を保てるか、16〜17時台の安値96.74ドルを割り込むかが目先の焦点だ。
📚 主な出典
- 株探『【↓】日経平均 大引け| 反落、米ハイテク株安を受け半導体関連が軟調(10月19日)』
- 財経新聞(フィスコ)『日経平均は反落、米ハイテク株安で朝方急落も後場に下げ渋る(2026年10月19日)』
- フィスコ(Yahoo!ファイナンス配信)『日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は反落、東エレクとファーストリテの2銘柄で約281円押し下げ(2026年10月19日)』
- ウエルスアドバイザー(Yahoo!ファイナンス配信)『日経平均は790円安と大幅反落、一時6万4000円割れから下げ渋り=19日前引け(2026年10月19日)』
- 神戸経済ニュース『日経平均反落、終値は407円銭安の6万4916円 TOPIXは小幅続伸(2026年10月19日)』
- 共同通信(OANDA Lab配信)『中国GDP4・5%増(2026年10月19日)』
- Benzinga『Stock Market Today: Dow Futures Drop, S&P 500, Nasdaq 100 Rise as Scott Bessent Links September Inflation to 'Energy Shock'(2026年10月19日)』
- AP(KSAT配信)『European stocks slip led by France, and oil falls on Trump's Russian sanctions waiver(2026年10月19日)』
- Euronews『European stocks open in the red as French businesses count the cost of the riots(2026年10月19日)』
- Reuters(Investing.com配信)『Canada's annual inflation rate rose to 3.1% in September(2026年10月19日)』
- DZHフィナンシャルリサーチ(OANDA Lab配信)『NYマーケットダイジェスト・16日 株安・原油高・金利上昇(2026年10月17日)』
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab『【2026年10月19日・朝の展望】日経平均は一時6万4000円割れ AI・半導体売り再燃、ロシア制裁見送りで原油は反落(2026年10月19日)』
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab『【2026年10月16日・振り返り】日経平均7日ぶり898円高、ナスダック2%安でAI売り再燃(2026年10月18日)』
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab『【2026年10月19日】XAUUSDチャート分析——2週連続の下ヒゲ、今週は4,200の上抜けが焦点(2026年10月19日)』
- 世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com、2026年10月19日23:44〜23:59頃の市況数値を参照)、みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」は、市況の数値・指標の予想値と結果の確認のみに使用

