【2026年07月10日】欧州・米国時間の展望——NYダウは底堅いも半導体株はやや軟化、原油・金は揃って伸び悩み、ドル円は161円台後半へ

2026年7月10日金曜日

マーケット展望

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【2026年07月10日】欧州・米国時間の展望——NYダウは底堅いも半導体株はやや軟化、原油・金は揃って伸び悩み、ドル円は161円台後半へ

📌 本日のポイント
①日経平均は大引け(15:00)で813円88銭高の6万8557円73銭と続伸2日目を終えた。前場は一時1600円超高の6万8943円76銭まで買われる場面もあったが、後場にかけて伸び悩み上げ幅を縮小した。CFDベースの米国株指数はNYダウがプラス圏を維持する一方、NAS100・S&P500・FANG+はマイナス圏に沈んでおり、東京市場の半導体祭りとは対照的にやや慎重な地合いが欧州勢参入前に広がっている
②WTI原油・NY金はともに軟化。原油は71ドル台後半へ、金も4100ドル台前半へじりじり値を切り下げており、10日未明の対イラン空爆完了を受けて地政学プレミアムがさらに剥落しつつある
③ドル円は161円台後半まで一段の円高が進行。米長期金利(10年債利回り4.527%)の低下と、VIX(前日終値15.84、-6.27%)の急低下が示すリスクオン地合いが、逆説的に安全資産の円買いを支えている面もありそうだ
📊 主要指標一覧(15:30〜15:31JST現在、CFD・先物ベース)
指標現値前日比時刻(JST)
CFD NYダウ52,531.50+104.20(+0.20%)15:30
CFD NAS10029,605.40-106.00(-0.36%)15:30
ドル円161.570円-0.798円(-0.49%)15:30
XAUUSD(CFD金)4,115.60ドル-9.00ドル(-0.22%)15:31
WTI原油先物71.90ドル-0.18ドル(-0.25%)15:30

※先物・CFD値を含む速報値。時々刻々変動するため、実際の売買にあたっては最新の気配値をご確認いただきたい。

📊 本日朝(10:12JST)との比較
指標朝10:12現在15:00〜31日中の変化
日経平均68,999.56円(+1.85%)68,557.73円(+1.20%、大引け)上げ幅を縮小
ドル円161.897円161.570円円高が一段と進行
XAUUSD(CFD金)4,124.00ドル(-0.01%)4,115.60ドル(-0.22%)軟調さが拡大
WTI原油先物72.02ドル(-0.08%)71.90ドル(-0.25%)軟調継続

※朝の数値は本日朝の展望記事時点(10:12JST)のもの。

🇺🇸 NYSE・NASDAQ

前日の振り返り

9日のNY株式市場はNYダウが139.02ドル高(+0.26%)の5万2487.41ドルと3日ぶりに反発、ナスダック総合指数は336.24ポイント高(+1.30%)の2万6206.89ポイントと続伸した。対イラン和平協議再開への期待と原油安を好感し、半導体・メモリー関連にも買いが波及した。

本日の注目ポイント

10日15時30分時点でCFD NYダウは5万2531.50(前日比+104.20、+0.20%)、NYダウ先物CMEは5万2805.00(+44.00、+0.08%)とプラス圏を維持している。一方でCFD NAS100は2万9605.40(-106.00、-0.36%)、CFD S&P500は7530.88(-11.42、-0.15%)、CFD FANG+は1万7431.10(-79.00、-0.45%)といずれもマイナス圏で推移しており、東京市場での半導体・AI関連株への物色一巡後、利益確定の動きがハイテク株中心にやや強まっている可能性がある。米10年債利回りは4.527%(-0.012、-0.26%)、VIXは前日終値15.84(-6.27%)と大きく低下しており、表面的なリスク選好度は高い。なお東京市場では、9日に好決算・上方修正を発表したファーストリテイリングが朝高後に下落し日経平均の下押し要因となっており、好材料の織り込み一巡という点ではNYハイテク株の動きとも共通する面がある。

注目イベント・指標

本日は目立った米重要指標が少なく、対イラン空爆完了後のイラン側の反応、および週末を控えたポジション調整の動きがNY時間の値動きを左右しそうだ。

💴 為替(ドル円中心)

前日の振り返り

9日のドル円はNY市場で5営業日ぶりに反落し、終値は162円38銭(前営業日NY終値162円59銭から21銭のドル安)だった。米中古住宅販売件数の予想割れと、対イラン軍事衝突再開が限定的との見方による米長期金利低下がドル売りを誘った。

本日の注目ポイント

10日15時30分時点でドル円は161円57銭(前日比-79銭8厘、-0.49%)と、朝方の161円90銭台からさらに円高方向に振れている。米長期金利の一段の低下と、対イラン空爆完了を受けた地政学プレミアムの剥落が重なり、ドル売り・円買いが優勢な地合いが続いている。

注目イベント・指標

欧州市場は16時に取引開始を迎える。目立った米指標は少なく、イラン情勢の続報とNY時間の長期金利動向が引き続き最大の材料になりそうだ。次回FOMCは7月29日、日銀会合は7月31日。

🥇 貴金属(金・銀)

前日の振り返り

NY金は9日、前日比58.4ドル高(+1.4%)の4140.8ドルと3日ぶりに反発した。米長期金利の低下を眺めた買いが入った。

本日の注目ポイント

10日15時29〜31分時点でNY金先物は4124.60ドル(-16.20、-0.39%)、CFD金は4115.60ドル(-9.00、-0.22%)と、朝方の水準からさらに軟化している。対イラン空爆完了を受けて地政学リスクへの警戒が一段と後退したことが、金の戻りを抑える一因になっているとみられる。もっとも今回の空爆完了はイラン側の反応を確認できていない段階であり、イランが反撃に踏み切れば安全資産としての金買いが再燃するリスクも残る。

注目イベント・指標

イラン側の対応、米長期金利・ドル指数の動向に加え、欧州市場の取引開始(16:00)以降の資金フローの変化にも注目したい。

🛢️ 原油(WTI中心)

前日の振り返り

WTI原油は9日のNY市場で前日比1.44ドル安(-2.0%)の72.08ドルと3日ぶりに反落した。米国とイランの軍事衝突再開が限定的なものになるとの見方から売りが優勢となった。

本日の注目ポイント

10日15時30分時点でWTI原油先物は71.90ドル(-0.18、-0.25%)と、朝方の72ドル台からさらにじり安の展開。米中央軍による対イラン空爆(170カ所超)は10日未明に完了と発表されており、当面の攻撃は一巡した形で供給懸念が後退している。もっとも今回の空爆完了はイラン側の反応を確認できていない段階であり、イランが反撃に踏み切れば供給懸念が再燃するリスクも残る。

注目イベント・指標

イラン側の反撃・声明の有無、ホルムズ海峡の航行状況、週明けのOPECプラス関連報道に注目したい。

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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