【2026年07月06日】欧州・米国時間の展望——米国株は休場明けで様子見、ドル円は162円台へ円安加速・長期金利は30年ぶり高水準

2026年7月6日月曜日

マーケット展望

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【2026年07月06日】欧州・米国時間の展望——米国株は休場明けで様子見、ドル円は162円台へ円安加速・長期金利は30年ぶり高水準

📌 本日のポイント
①米国株は独立記念日休場明けで取引再開、夜間のダウ先物はほぼ横ばい——23時のISM非製造業指数とウォラーFRB理事発言が焦点
②ドル円は東京午後に162円台まで円安加速——日銀の当座預金見通しで「介入なし」の見方が広がり円売りが再燃
③日本の新発10年国債利回りが一時2.82%と1996年10月以来約30年ぶりの高水準——積極財政への警戒が背景

🇺🇸 米国株

前日の振り返り

7月2日(木)のNY株式市場は、6月の米雇用統計が市場予想を大幅に下回ったことで利上げ観測が後退し、NYダウは594.83ドル高の52,900.07ドルと史上最高値を更新した。一方でS&P500はほぼ横ばいの7,483.24、ナスダックは0.8%安の25,832.67、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は5.44%安と大幅安。日本経済新聞は「循環物色誘った米雇用統計 半導体・メモリーからマネー流出」と報じ、資金が半導体・メモリー株から他セクターへ回転する動きが鮮明になった。3日(金)は独立記念日の振替休日で米国株式市場は終日休場だった。

本日の注目ポイント

休場明けとなる本日、時間外のダウ先物は7月4日未明(日本時間1:59時点)で53,154.00(前日比▲96・▲0.18%)とほぼ横ばいで推移しており、様子見ムードが強い。焦点は半導体株の持ち高整理が一服するか、それとも循環物色の流れが続くかという点。野村証券はAIメモリー需要の鈍化懸念について「過大評価」との見方を示しており、こうした分析への市場の反応にも注目したい。

注目イベント・指標

23:00に発表される米6月ISM非製造業景況指数(前回5月は54.5)が本日最大の材料。24:00にはウォラーFRB理事(投票権あり)の発言が予定されている。次回FOMCは7月29日。

💴 為替(ドル円中心)

前日の振り返り

3日のNY市場は独立記念日の振替休日で閑散取引となる中、2日の急落が円買い介入によるものではなかったとの見方が広がり、介入への過度な警戒感が後退。ドル円は161.39円付近まで持ち直して取引を終えた。

本日の注目ポイント

東京市場のドル円は朝方161.26円まで下押しした後、日銀が公表した6日分の当座預金増減要因見通し(財政等要因+1兆7,400億円)が民間予想の範囲内にとどまり「介入の形跡なし」との見方につながったことで円売りが加速。午前中に161.77〜161.85円まで上昇し、15:15時点では162.16円までさらに円安が進んでいる。背景には日本の新発10年国債利回りが一時2.82%まで上昇(1996年10月以来約30年ぶりの高水準)したことがあり、高市早苗政権の積極財政による財政悪化リスクを意識した債券売りが金利上昇・円安の一因となっている。市場では本邦通貨当局による不意打ちのドル売り・円買い介入への警戒感が依然根強い。

注目イベント・指標

本日は高市首相が参議院決算委員会に出席予定で、金融政策・為替動向に関する発言内容に要注意。23:00の米ISM非製造業指数、24:00のウォラーFRB理事発言も相場を動かしうる材料。次回日銀会合は7月31日。

🥇 貴金属(金・銀)

前日の振り返り

NY金は7月3日、1オンス4,175.70ドルで終値をつけ、4,200ドルに向けて上昇し前日からの上昇を延長した。6月の米雇用統計の下振れでFRBの利上げ観測が後退したことが支援材料となり、週間ベースでは4週連続の下落から一転して約2%の上昇を記録した。

本日の注目ポイント

6日15:11時点でNY金は4,150.30ドルと、午前の4,199.10ドルから伸び悩んでいる。利上げ観測の後退という支援材料は残るものの、4,200ドル手前では利益確定売りが出やすく、歴史的な高値圏からの調整局面にあることを意識させる値動きとなっている。本日23:00のISM非製造業指数の結果次第では、値動きが荒くなりやすい点には注意したい。

注目イベント・指標

米ISM非製造業指数、9日午前3時発表予定のFOMC議事要旨(6月分)が実質金利の方向性を左右する材料になりやすい。ホルムズ海峡情勢の緊迫化・緩和も安全資産需要を左右するため引き続き注視。

🛢️ 原油(WTI中心)

前日の振り返り

WTI原油は7月3日、1バレル約69ドルで安定し、中東紛争が2月末に勃発する前の水準に近い状態で推移した。ホルムズ海峡を通る商業輸送は米国とイランの交渉進展を背景に回復が続いている。

本日の注目ポイント

6日15:11時点でWTIは69.14ドルまで水準を切り上げており、午前の68.54ドルから持ち直している。ホルムズ海峡の航行回復に伴う供給過剰への警戒は根強いものの、開戦前水準に近い69ドル台では下値も堅い。IEAは2026年の世界原油需要の伸び率予測を前年比110万バレル減へ下方修正した一方、OPECは長期見通しを上方修正しており、需給を巡る見方の対立が続く。米・イラン間の協議は故ハメネイ師の国葬(7月4日開始)を挟んで停滞している。

注目イベント・指標

米週間石油在庫統計(水曜)、ドーハでの米・イラン協議再開の有無、7〜8日のNATO首脳会議(トルコ・アンカラ)での中東・ウクライナ関連の発表内容に注目。

📚 主な出典
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
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