【2026年07月21日】米国株先物はプラス圏スタート——半導体全面高の日本株2,091円高がグローバルに波及
📎 本日朝の展望はこちら:「日経平均、自律反発で1,300円超高——キオクシア急伸が牽引、原油高・中東情勢はなお重荷」
②NY市場は先物・CFDベースで軒並みプラス圏。15:37時点でNYダウ先物CMEは5万2220.00(7/20終値比+380.74、+0.73%)、NASDAQ100 CFDは2万8960.50(+356.27、+1.25%)、S&P500 CFDは7,485.51(+42.23、+0.57%)と、前日の中東緊迫化を嫌気した下落分を戻す動き
③為替はドル円162円53銭前後で、朝10:38時点(162.512円)からほぼ横ばい。骨太の方針の閣議決定を控え方向感は限定的
④NY金先物は4,078.75ドルまで続伸。朝10:36時点(4,033.70ドル)からさらに水準を切り上げ、前日(7/20)終値4,015.90ドルからは+62.85ドル(+1.57%)
⑤WTI原油は82.02ドルとやや軟化。朝10:37時点(82.25ドル)から小幅安、前日終値82.48ドルからも-0.46ドル(-0.56%)
⑥Bloombergは「オラクルの信用リスクが2008年以降で最も悪化、中国AIモデルを巡る警戒感」と報じており、株式市場全体の楽観一色ではない点には留意したい
| 指標 | 現値 | 前日終値比 | 時刻(JST) |
|---|---|---|---|
| 日経225(現物・大引け) | 66,232.19 | +2,091.07(+3.26%) | 15:37 |
| NYダウ先物CME | 52,220.00 | +380.74(+0.73%) | 15:37 |
| CFD NYダウ | 52,034.90 | +195.64(+0.38%) | 15:37 |
| CFD NASDAQ100 | 28,960.50 | +356.27(+1.25%) | 15:37 |
| CFD S&P500 | 7,485.51 | +42.23(+0.57%) | 15:37 |
| CFD FANG+ | 17,414.40 | +133.50(+0.77%) | 15:37 |
| ドル円 | 162.537円 | +0.03(+0.02%) | 15:37 |
| NY金先物 | 4,078.75ドル | +62.85(+1.57%) | 15:37 |
| WTI原油先物 | 82.02ドル | -0.46(-0.56%) | 15:37 |
| 米10年債利回り | 4.582% | 前日終値データ未確認 | 15:37 |
※先物・CFD値を含む速報値。時々刻々変動するため、実際の売買にあたっては最新の気配値をご確認いただきたい。前日終値比は日経平均以外、CME/CFD値と前日(7/20)実勢値との単純差分(米10年債利回りのみ前日終値の確度が低いため率非掲載)。
| 指標 | 朝10:38 | 現在15:37 | 日中の変化 |
|---|---|---|---|
| 日経225 | 65,487.04(+2.10%) | 66,232.19(+3.26%) | +745.15(+1.14%)上乗せ |
| ドル円 | 162.512円 | 162.537円 | +0.025(+0.02%) |
| NY金先物 | 4,033.70ドル | 4,078.75ドル | +45.05(+1.12%) |
| WTI原油先物 | 82.25ドル | 82.02ドル | -0.23(-0.28%) |
| 香港ハンセン指数 | 25,083.51(-0.24%) | 25,182.27 | +98.76(+0.39%)マイナスからプラスに転換 |
🇺🇸 NYSE・NASDAQ
前日(7/20月曜)の振り返り
7/20のNY株式市場は3指数がそろって下落し、NYダウは前日比307.16ドル(0.59%)安の5万1839.26ドルで3日続落。半導体株には前週の弱気相場入りに対する自律反発の買いが先行し、フィラデルフィア半導体株指数は一時+3%超まで上昇する場面があったが、ヨルダンの米軍基地攻撃・米兵死亡の報道を受けて上げ幅を縮小し、最終的にマイナス圏で引けた。S&P500は7,443.28(-0.19%)、ナスダック総合はほぼ横ばいで着地。原油高が株安の一因になったとの解説も出ている。
本日の注目ポイント
15:37時点でNYダウ先物CMEは5万2220.00(7/20終値比+380.74、+0.73%)、CFDベースのNASDAQ100は+1.25%、S&P500は+0.57%、FANG+は+0.77%と、いずれもプラス圏で推移している。東京市場で日経平均が3日ぶりに2,091円の大幅反発を演じ、半導体関連(キオクシア・アドバンテスト・ソフトバンクGなど)が全面高となったこと、韓国KOSPIも一時+4.7%まで買われたことが、グローバルなリスクオン地合いをNY市場開始前の先物にも波及させている可能性がある。もっとも楽観一色ではなく、Bloombergは「オラクルの信用リスクが2008年以降で最も悪化、中国AIモデルを巡る警戒感」と報じており、AI関連の与信・投資姿勢を巡る警戒感がくすぶっている点には留意したい。
注目イベント・指標
本日はスリーエムが決算発表予定。7/23にアルファベット・テスラ、7/24にインテルの決算が控えており、AI関連の設備投資姿勢や需要動向が改めて問われる週になりそうだ。18:00発表の独/ユーロ圏ZEW景況感指数(7月)も、欧州タイムの注目材料。
💴 為替(ドル円中心)
前日(7/20月曜)の振り返り
7/20のドル円は終値ベースで約0.1%未満の小幅高にとどまった。イラン外務省報道官の「仲介国から10日間の攻撃停止提案を受けた」との発言で原油が下落しドルが売られる場面があった一方、フーシ派によるサウジアラビア向け海上封鎖の即時発効宣言で緊張が再燃し、ドル売りは限定的に。一日を通じて約40銭という狭いレンジでの値動きだった。
本日の注目ポイント
15:37時点でドル円は162円53銭台と、朝10:38時点(162.512円)からほぼ横ばいで推移している。日本株の大幅高という明確なリスクオン材料が出ているにもかかわらず、為替はさほど反応しておらず、株と為替の連動性が薄い展開が続いている。中東情勢を背景にしたリスク回避のドル買い圧力と、162円台後半での本邦当局による円買い介入への警戒感がせめぎ合っている構図に変化はない。
注目イベント・指標
本日閣議決定予定の「骨太の方針」の内容次第で、日本の財政運営を巡る見方が変化し、ドル円が一時的に振れる場面がありそうだ。18:00発表の独/ユーロ圏ZEW景況感指数も欧州タイムの注目材料。
🥇 貴金属(金)
前日(7/20月曜)の振り返り
7/20のNY金は4,015.90ドル(-2.90、-0.07%)で小反落。時間外取引では中東情勢への懸念から売り優勢で始まったのち、ドル高一服が下支えとなり、日中取引ではドル高・米国債利回り上昇を受けて売り優勢となった。
本日の注目ポイント
15:37時点でNY金先物は4,078.75ドルまで上昇し、朝10:36時点(4,033.70ドル)からさらに水準を切り上げている。前日終値からは+62.85ドル(+1.57%)。株式市場が明確なリスクオンで大幅高となる中でも金が売られていない点は、やや珍しい組み合わせだ。米10年債利回りが4.582%とほぼ横ばいで推移していることを踏まえると、実質金利面での逆風が和らいだことが金の上昇を後押ししている可能性がある。「金は安全資産ではなく実質金利で動く」という当ブログのフレームワークに照らせば、中東情勢の緊迫化そのものよりも、金利動向が主なドライバーとみられる。
注目イベント・指標
NY市場開始後の米10年債利回りの動向、および中東情勢を巡るヘッドライン次第で、金は引き続き振れやすい展開が予想される。
🛢️ 原油(WTI)
前日(7/20月曜)の振り返り
7/20のWTIは82.48ドル(+0.70、+0.86%)で続伸。ヨルダンの米軍基地攻撃・米兵死亡の報道やフーシ派のサウジ向け海上封鎖表明を受け、時間外取引では84.60ドルまで急伸後79.58ドルまで急落するなど乱高下する場面もあった。
本日の注目ポイント
15:37時点でWTI原油先物は82.02ドルと、朝10:37時点(82.25ドル)からやや軟化している。OANDAの解説によれば、フーシ派のサウジ向け海上封鎖や米イラン軍事衝突の激化懸念で買いが優勢な場面がある一方、仲介国がイラン側に10日間の停戦を提案したとの報道で一時的に売りが強まる場面もあり、方向感が定まりにくい展開が続いている。なお米商品先物取引委員会(CFTC)が公表した投機筋のネットポジションは約6万3,000枚の買い越しで、前回よりも買い越し幅は縮小している。
注目イベント・指標
本日は特段の石油関連指標の発表はなく、中東情勢の続報が引き続き最大の焦点。ホルムズ海峡・紅海を巡る動向次第で、NY市場開始後も急変動する可能性がある点には注意したい。
- nikkei225jp.com「リアルタイム225先物」および掲載ニュース一覧(2026年7月21日15:37JST時点)
- 株式新聞Web「日経平均1700円高、プラス寄与上位はアドバンテス、ソフバンG、キオクシアなど=21日後場」(2026年7月21日、大引け値2091円07銭高を含む)
- 日本経済新聞「日経平均終値2091円高、中国AIショック一服 米ハイテク株に慎重論」(2026年7月21日)
- Bloomberg「韓国KOSPIが一時4.7%高、海外勢が半導体株買い-4月以来安値から反発」(2026年7月21日、リンク未確認)
- Investing.com「オラクルの信用リスク指標、AI投資懸念で過去最高水準に」Bloomberg発の報道を引用(2026年7月18日頃)
- みんかぶ「ダウ平均は3日続落 ナスダックは小反発 半導体に買い戻し=米国株概況」(2026年7月21日)
- みんかぶ「小反落、ドル高や米国債の利回り上昇で=NY金概況」(2026年7月21日)
- 外為どっとコム マネ育チャンネル「FX/為替 ドル/円今日の見通し|中東リスクなお警戒 骨太の方針見極めへ」(2026年7月21日)
- OANDAラボ「WTI原油見通し(市況ニュース):イランと米国の戦闘激化やフーシ派の海上封鎖が影響し、原油価格は2営業日続伸」(2026年7月21日)
- 当ブログ「日経平均、自律反発で1,300円超高——キオクシア急伸が牽引、原油高・中東情勢はなお重荷」(2026年7月21日)
- 当ブログ「米兵死亡で中東緊迫化、NYダウ3日続落——半導体は自律反発」(2026年7月21日)
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god

