【2026年08月03日・振り返り】日米協調介入28年ぶり/日経平均607円安 パランティア大幅増収・日産黒字転換

2026年8月4日火曜日

マーケット振り返り

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【2026年08月03日・振り返り】日米協調介入28年ぶり/日経平均607円安 パランティア大幅増収・日産黒字転換

📅 対象時間帯:2026年8月3日(月)07:00 〜 8月4日(火)07:00 JST
令和8年熊本地震により、多くの尊い命が失われましたことに深く哀悼の意を表します。また、被災された皆様、そしてご家族・ご関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く皆様が平穏な日常を取り戻せますよう、被災地の復旧・復興を心からお祈りいたします。
📌 30秒で読む結論
日米両政府は米東部時間7月31日、1998年6月以来28年ぶりとなる協調円買い介入を実施し、ドル円は160円台から一時157円近辺まで急伸。東京市場は円高を嫌気して日経平均が607.12円安(‐0.94%)の63,754.90円と3日ぶり反落、韓国KOSPIはサムスン電子・SKハイニックス急落で5.12%安となった。一方、トランプ大統領がイランへの軍事攻撃見送りと3日午後(日本時間4日)からの新協議入りを表明し地政学リスクが後退、NYダウは693.38ドル高の53,178.41ドルと約1カ月ぶり最高値を更新した。決算はパランティアが売上約93%増の大幅増益、三菱UFJFGが経常57.8%増益、日産自動車が8四半期ぶりの最終黒字転換となった。

📅 火曜8月4日にかけての主な予定

時刻(JST)イベント
08:50🇯🇵マネタリーベース(7月)
終日🇯🇵ファーストリテイリング〈9983〉が7月国内ユニクロ売上推移速報を公表/10年国債入札
21:30🇺🇸貿易収支(6月)
23:00🇺🇸製造業新規受注(6月)/耐久財受注確報値(6月)/JOLTS求人件数(6月)
※4日は【米】スペースX、AMD、キャタピラー、メルク、アムジェン、アリスタ・ネットワークス、マクドナルド、ギリアド・サイエンシズ、ファイザー、デューク・エナジー、ブッキング・ホールディングス/【英】BPなどが決算発表予定。国内新規上場ではエブリー〈607A〉が東証グロースに上場

📰 ニュース見出し時系列

🌏 アジアセッション(07:00〜16:00 JST)
時刻地域見出し
09:06〜🇯🇵🔥🔥🔥 日米協調介入でドル円が157円台まで急伸(円高)、東京市場は輸出関連株中心に売り先行。日経平均は前週末比527円安でスタート後、下落幅は一時1,121円まで拡大
前場中🇰🇷🔥🔥🔥 韓国KOSPI、サムスン電子・SKハイニックスが7〜9%安と急落、指数は一時5%超下落
15:30🇯🇵🔥🔥🔥 東証大引け、日経平均は前週末比607.12円安(‐0.94%)の63,754.90円で3日ぶり反落。値上がり52銘柄・値下がり169銘柄。TOPIXは1.08%安の3,960.03と日経平均より下げが大きい(銀行・保険・輸送用機器など時価総額の大きい業種が広く下落)。寄与度下位はアドバンテスト、ファナック、イビデン、東京エレクトロン、京セラ。寄与度上位はファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、キオクシアHD、TDK、レーザーテック
16:00〜🇯🇵🔥🔥 決算ラッシュ(89社発表)。三菱UFJFG、日産自動車、三菱商事、伊藤忠商事、リコー、ワークマン、LINEヤフー、塩野義製薬、大塚商会、ヤマトHD、丸紅、いすゞ自動車など主要企業が発表(詳細は企業決算セクション参照)
16:32🇰🇷🔥🔥 韓国・KOSPI終値6,257.45(前営業日比338.00ポイント安、‐5.12%)
🌍 ロンドンセッション(16:00〜21:30 JST)
時刻地域見出し
欧州寄り🇪🇺欧州株は総じて上昇して始まる。トランプ氏のイラン攻撃見送り表明と原油急落を好感
欧州引け🇩🇪🇫🇷🇬🇧🔥 独DAXは+1.45%の26,001.31、仏CAC40は+1.22%の8,613.82、英FTSE100は‐0.10%の10,857.70とまちまち
🇺🇸 NYセッション(21:30〜翌07:00 JST、以下すべて日本時間)
時刻地域見出し
NY市場中🇺🇸🇮🇷🔥🔥🔥 トランプ氏のイラン攻撃見送り・3日午後協議入り表明で中東情勢への警戒が後退。超大型テック株(マイクロソフト、アルファベット、アマゾンなど)に資金流入
NY引け🇺🇸WTI9月限は一時1バレル78ドル台まで急落、終値80.34ドル(前日比4.33ドル安、‐5.1%)。NY金先物(12月限)は反落、終値4,090.5ドル(‐16.5ドル)
NY引け🇺🇸🔥🔥🔥 ダウ工業株30種は3日続伸、終値693.38ドル高(+1.32%)の53,178.41ドルと約1カ月ぶり最高値を更新。ナスダック総合+540.04(+2.13%)の25,913.90、S&P500は+110.78(+1.48%)の7,600.50
NY引け後🇺🇸🔥🔥 パランティア・テクノロジーズ、ON Semiconductor、マリオット・インターナショナルなどが2Q決算発表。パランティアは時間外で一時12%近く急伸(詳細は企業決算セクション参照)
8/4 00:32🇺🇸🇮🇷トランプ大統領「イランは非公式に交渉を求めている」「米海軍がホルムズ海峡を支配している」
8/4 03:01🇺🇸🇮🇷トランプ大統領「イランとの協議は現在進行中」「イランは海峡について協議したいと発言」

🎙️ 要人発言|8月3日〜4日(時間はJST)

日時 / 発言者発言内容
8/3 06:49
トランプ米大統領
「イランに関する会談を明日午後から開始」「ホルムズ海峡に関しては合意に達している」「米国の円相場への介入は友好の証だった」
8/3 08:08
片山財務相
「日米財務省、31日に協調して円買い介入を実施」「25年9月発出の日米財務大臣共同声明に基づき実施」「さらなる協調介入を実施することも躊躇せず」「日米の円買い介入は両国側の判断があった」
8/3 08:09
ベッセント米財務長官
「更なる円の協調介入をためらわず」
8/3 09:17
三村財務官
「さらなる協調介入に躊躇しない」「今回の協調介入、日米通貨同盟の完成形」「引き続き、日銀の金融政策としっかり連動しながら対応したい」
8/4 00:32
トランプ米大統領
「イランは非公式に交渉を求めている」「米海軍がホルムズ海峡を支配している」「イランとの合意まで制裁は継続」「イランは決して核兵器を持つことはない」「イランとの交渉は継続中」
8/4 03:01
トランプ米大統領
「イランは対話の際、それを公言したがらない」「イランとの協議は現在進行中」「イランは海峡について協議したいと発言」
要人発言の読み解き:片山財務相・ベッセント長官・三村財務官がそろって「協調介入」を明言したのは異例で、日米通貨当局の連携が公式に確認された。1998年6月以来28年ぶりの日米協調「円買い」介入となる(2011年の協調介入は「円売り」だったため、これとは別物で15年ぶり)。一方でトランプ大統領はイラン情勢について強気と融和の発言を織り交ぜており、市場は協議の行方を見極める展開が続く。

📊 経済指標|8月3日(月)発表分

時刻(JST)指標結果予想前回
07:45🇳🇿住宅建設許可(6月・前月比)‐3.6%‐4.0%(改定‐4.9%)
10:45🇨🇳RatingDog製造業PMI(7月)50.952.151.7
15:00🇩🇪小売売上高(6月・前月比)‐1.1%‐0.5%1.1%(改定1.2%)
16:55🇩🇪製造業PMI確報値(7月)52.252.252.2
17:00🇪🇺ユーロ圏製造業PMI確報値(7月)51.952.052.0
17:30🇬🇧製造業PMI確報値(7月)51.952.852.8
22:45🇺🇸製造業PMI確報値(7月)53.953.853.8
23:00🇺🇸ISM製造業景気指数(7月)55.653.953.3
23:00🇺🇸建設支出(6月・前月比)‐0.1%0.2%0.1%(改定0.0%)
指標読み解き:中国RatingDog PMIは4カ月ぶり低水準で予想を下回り、内需・輸出とも鈍化を示唆した。独・欧州の製造業PMI確報値は50台前半で高水準を維持したが、独小売売上高は前月比‐1.1%と予想を上回る落ち込みで個人消費の弱さを示した。英PMIは速報値52.8から51.9へ下方修正され4カ月ぶり低水準。米国はISM製造業(55.6)が前回・予想を大きく上回り、この日最大のサプライズとなった。

🎯 FedWatch(次回9月16日FOMC向け)

ターゲットレンジ確率
350-375bp
(現状維持)
35.3%
375-400bp
(利上げ)
64.7%

Data as of 2026年8月3日06:09:03 CT(日本時間8月3日20時台) / CME FedWatchツール / 対象:9月16日FOMC

FedWatch読み解き:利上げ織り込みは64.7%と前日(8/1、67.0%)からやや低下したが、依然として現状維持(35.3%)を大きく上回る水準。このデータはISM製造業景気指数の発表前に取得されたものであり、同指数の大幅な上振れは反映されていない点に留意が必要。

💼 企業決算|8月3日発表分

🇯🇵 国内企業(89社発表、主要銘柄)

なお、この日の日経平均寄与度下位となったアドバンテスト・東京エレクトロンは決算内容自体が悪かったわけではなく、日米協調介入による急速な円高進行を受けて輸出関連・半導体株全般に利益確定売りが出たことが主因。以下は好悪材料が比較的明確だった決算のみを抜粋する。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) 東証プライム・最大のメガバンク|1Q(2027年3月期)|8/3発表 コンセンサス大幅超過
経常利益
1兆1,179億円
前年同期比+57.8%
コンセンサス比
8,750億円を27.8%超過
純利益
前年同期比+48.2%

円金利上昇による資金利益や貸出残高の増加が寄与し、大幅増益で着地した。

日産自動車(7201) 東証プライム・大手自動車メーカー|1Q(2027年3月期)|8/3発表 8四半期ぶり黒字転換
営業利益
778億円の黒字
前年同期791億円の赤字
純利益
約38億円の黒字
前年同期1,157億円の赤字
売上高
2兆9,642億円(+9.5%)

米関税負担の軽減、円安、構造改革によるコスト削減(600億円)が寄与し2年ぶりの黒字転換。通期業績予想は据え置いたが、中国販売不振を受け世界販売見通しを15万台下方修正した。

リコー(7752) 東証プライム・OA機器大手|1Q(2027年3月期)|8/3発表 コンセンサス大幅超過
経常利益
474億8,100万円
前年同期比+220.49%
コンセンサス比
181億円を大幅超過

構造改革効果とオフィスサービス事業の採算改善で3倍超の増益となった。

銘柄経常利益(前期比)備考
三菱商事(8058)3,880億900万円(+53.41%)1Q決算
伊藤忠商事(8001)3,699億9,900万円(‐1.28%)コンセンサス3,169億円は上回る
LINEヤフー(4689)991億1,700万円(+13.84%)コンセンサス787億円上回る
塩野義製薬(4507)737億3,600万円(+59.16%)コンセンサス497億9,700万円を大幅超過
大塚商会(4768)548億2,400万円(+9.43%)コンセンサス498億600万円上回る
ワークマン(7564)124億3,100万円(+34.61%)コンセンサス108億7,000万円上回る
いすゞ自動車(7202)814億3,100万円(+26.82%)コンセンサス618億円上回る
丸紅(8002)2,287億9,600万円(+26.07%)1Q決算
ヤマトホールディングス(9064)‐49億3,800万円(赤字)コンセンサス‐36億8,100万円より赤字幅拡大
他80社超住友ベークライト、群馬銀行、大和証券グループ本社、三菱自動車工業、伊藤ハム米久HD、日本航空 他

🇺🇸 米国企業

パランティア・テクノロジーズ(PLTR) 米・AIソフトウェア・NASDAQ100採用|2Q(2026年12月期)|8/3発表 大幅増収増益・通期上方修正
EPS
0.41ドル
予想0.33〜0.35ドルを大幅超過
売上高
約19.35億ドル
前年比+93%、予想18.1億ドルを超過
米国商用事業
前年比+149%

通期売上高ガイダンスを81.5〜81.6億ドルに上方修正。9四半期連続の増益サプライズとなり、時間外で株価は一時12%近く急伸した。

ON Semiconductor(ON) 米・アナログ半導体大手・NASDAQ100採用|2Q(2026年12月期)|8/3発表 コンセンサス超過
非GAAP EPS
0.74ドル
予想0.71〜0.72ドルを超過
売上高
16.0億ドル
前年比+9.2%

AIデータセンター向け売上高は2026年に倍増以上の見通し。時間外で株価は5%超上昇した。

マリオット・インターナショナル(MAR) 米・世界最大級ホテルチェーン・S&P500採用|2Q(2026年12月期)|8/3発表 EPS超過も売上未達
調整後EPS
3.19ドル
予想3.08ドルを+3.6%超過
売上高
70.7億ドル
予想72.1億ドルに届かず
世界RevPAR
+3.4%
米加は+5%、13四半期ぶり高い伸び

通期RevPARガイダンスを上方修正。中東紛争の影響でEMEAのRevPARは5%超下落した。

他多数:タイソン・フーズ(3Q EPS0.99ドルで市場予想未達)、バーテックス・ファーマシューティカルズ、クロロックス、AES、ワンオーケー、スナップ、ワールプール、ウィリアムズ・カンパニーズ、タイドウォーター、3Dシステムズ、コスモス・エナジー、ツイスト・バイオサイエンス、エバー・クオート、インスパイア・メディカル・システムズ、ニュージャージー・リソーシズ 他

🌏 日米以外の主要企業

今回の対象期間(8/3 7:00〜8/4 7:00 JST)では、UBS(2Q増益・自社株買い30億ドル発表)、リオ・ティント(上期利益+47%)、グレンコア(トレーディング部門利益倍増)、ボーダフォン(通期見通し上振れ)など欧州企業の決算が直近で相次いだが、いずれも7月末までに発表済みのものであり、対象期間内の新規発表としては確認できていない。次の主要欧州決算はBNPパリバ、フォルクスワーゲン、BMW等が週内に予定されている。

出典:日本経済新聞、共同通信、AFP、NHK、読売新聞、東京新聞、ロイター、TradingKey、Investing.com、24/7 Wall St.、StockStory、GuruFocus、Benzinga、MarketScreener、TheStreet、みんかぶ、みんかぶFX 経済指標カレンダー、外為どっとコム、TRADERS WEB FX「3日の主な要人発言」、CME FedWatchツール、マネックス証券 国内株式決算カレンダー・米国株式決算カレンダー(情報提供:株式会社アイフィスジャパン)、財経新聞、大紀元、各社IR資料・決算発表資料(2026年8月3日〜4日)

📚 主な出典
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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