【2026年8月3日】マーケット展望:片山財務相が日米協調介入を公式確認「躊躇しない」——日経は反落、ドル円156円台へ、原油は一段安
📅 2026年8月3日(月)東京市場引け後(15:31時点)
📎 本日朝の展望はこちら→「日米15年ぶり協調為替介入が判明、円買いは28年ぶり――3日に共同声明へ、ホルムズ海峡でタンカー被弾、イラン攻撃計画は週末実施至らず」
📎 本日朝の展望はこちら→「日米15年ぶり協調為替介入が判明、円買いは28年ぶり――3日に共同声明へ、ホルムズ海峡でタンカー被弾、イラン攻撃計画は週末実施至らず」
📌 本日のポイント
①日経平均は63,754.90円(前日比▲607.12円、▲0.94%)で反落し、金曜の大幅高から一服。片山財務相が3日朝、米東部時間7月31日に日米協調で円買い介入を実施したと正式に確認、「更なる協調介入も躊躇しない」と発言したことで円高が進行した②ドル円は15:31時点で156.67円(▲0.60%)まで下落。財務省は談話で、2025年9月の日米財務大臣共同声明に基づく実施であることや、将来的なFRBのFIMAレポ・ファシリティ活用も明らかにした
③NY市場は金曜に主要指数がそろって上昇して引けており、CFD・先物は本日夕方時点でも軒並みプラス圏を維持。一方WTI原油はCFDで▲8%超と大きく下落し、地政学リスクプレミアムの巻き戻しが加速している
1️⃣ 日経振り返り(さらっと)
日経平均は63,754.90円(前日比▲607.12円、▲0.94%)で引け、金曜の+4.03%高から反落した。日米協調介入の公式確認を受けた急速な円高が輸出株の重荷となった一方、CFD日本225は15:31時点で+86.30円(+0.14%)とプラス圏に浮上する場面もあり、下値は限定的だった。大証225先物mini・ラージは+110円(+0.17%)、CME円建て先物は+490円(+0.77%)まで戻す動きも見られる。
2️⃣ NYSE・NASDAQレビュー
| 指標 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| NYダウ(7/31引け) | 52,485.03 | +276.97(+0.53%) | 7/31引け |
| CFD NYダウ サンデーダウ | 52,761.30 | +379.10(+0.72%) | 15:31 |
| NYダウ先物CME | 52,918.00 | +283.00(+0.54%) | 15:18 |
| NAS100(7/31引け) | 28,274.20 | +167.85(+0.60%) | 7/31引け |
| CFD NAS100サンデー | 28,516.40 | +352.70(+1.25%) | 15:31 |
| S&P500(7/31引け) | 7,489.72 | +52.09(+0.70%) | 7/31引け |
| CFD S&P500 | 7,533.54 | +42.35(+0.57%) | 15:32 |
| FANG+(7/31引け) | 17,261.35 | +288.30(+1.70%) | 7/31引け |
| CFD FANG+ | 17,422.90 | +164.90(+0.96%) | 15:31 |
| 英FTSE100(7/31引け) | 10,868.05 | ▲29.22(▲0.27%) | 7/31引け |
| 独DAX(7/31引け) | 25,629.24 | +17.21(+0.07%) | 7/31引け |
| VIX恐怖指数(7/31) | 15.99 | ▲1.10(▲6.44%) | 7/31 |
| 米10年債利回り | 4.690% | ▲0.0550(▲1.16%) | 15:30 |
※CFD・先物値はJST時間帯の時間外気配であり、実際のNY現地取引開始後の値動きとは異なる場合がある。
金曜のNY市場はダウ・S&P500・NAS100・FANG+がそろって上昇して引けており、VIX恐怖指数も15.99(▲6.44%)まで低下しリスクオンの地合いを引き継いでいる。週末に判明した日米協調介入と片山財務相の公式確認は米側にとっても「日本の長期金利上昇が米長期金利に波及するのを防ぐ」狙いがあったと報じられており、米株市場にとっては金利上昇圧力の後退という形でむしろポジティブに働く可能性がある。夕方時点のCFD・先物はダウ・S&P500・NAS100・FANG+のいずれもプラス圏を維持しており、本国取引開始後も底堅い展開が続くかが焦点となる。
🔮 今夜の展望:金曜の半導体主導の上昇(SOX急伸)とアマゾンの好決算を受けたセンチメントの強さが継続するか、それとも週明けの円買い介入・地政学リスクの巻き戻しを受けた持ち高調整が優勢になるかが見どころ。NAS100のCFDが+1.25%と主要指数の中で最も強含んでいる点は、AI・半導体セクターへの資金流入が続いている可能性を示唆する。米10年債利回りが4.69%まで低下していることは株式にはやや追い風であり、今夜も落ち着いた展開が続けば主要指数はさらに上値を試す可能性がある。
3️⃣ 為替(ドル円)
| 通貨ペア | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| ドル円 | 156.671 | ▲0.948(▲0.60%) | 15:31 |
| CFDドル円サンデー | 156.678 | ▲0.773(▲0.49%) | 15:31 |
| ユーロドル | 1.1532 | +0.0007(+0.06%) | 15:31 |
| 米10年債利回り | 4.690% | ▲0.0550(▲1.16%) | 15:30 |
片山財務相は3日朝、米東部時間7月31日に米財務省と協調して円買い介入を実施したと正式に確認する談話を発表した。談話では「最近見られた円の過度な変動や無秩序な動きに対処した」と説明し、2025年9月の日米財務大臣共同声明に基づく実施であることを明記。「更なる協調介入を実施することも躊躇しない」と、追加介入の可能性も示唆した。あわせて、将来的にFRBの「外国・国際通貨当局向けレポ・ファシリティ」(FIMAレポ・ファシリティ)を活用する方針も明らかにしている。同ファシリティは、外国当局が保有する米国債を担保にドルを調達できる仕組みで、円買い介入のために米国債を売却する必要をなくし、米長期金利への波及を抑えながら介入を続けやすくする狙いがあるとみられる。日米協調介入は2011年の東日本大震災直後以来15年ぶり。この公式確認を受け、ドル円は156円台まで一段の下落となった。
🔮 今夜の展望:「更なる協調介入も躊躇しない」との片山財務相の発言は、市場に対する強い牽制と受け止められやすく、戻り局面では上値が抑えられやすい地合いが当面続きそうだ。一方でNY市場の取引時間帯に入ってからの値動きが本格化するのはこれからであり、米側の反応や米金利動向次第では反発する場面もあり得る。FIMAレポ・ファシリティへの言及は、日本国債売り・米金利上昇という波及ルートを断つ狙いとみられ、米国側にとっても是認しやすい枠組みであることを示唆している。155円台後半〜157円台のレンジを軸に、追加の介入警戒感と米金利動向のせめぎ合いが続くとみられる。
4️⃣ 貴金属(ゴールド)
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| NY金先物 | 4,124.00 | +17.00(+0.41%) | 15:29 |
| CFD金サンデーゴールド | 4,066.70 | +15.90(+0.39%) | 15:31 |
金は4,124ドル前後まで小幅に反発し、週末の水準からじりじりと値を上げている。円買い介入の公式確認や中東情勢を巡る不透明感が残る中、ドル建て資産としての金には下支えが働いている。
🔮 今夜の展望:日米協調介入を巡る不透明感と「更なる介入も辞さない」との姿勢は、通貨市場全体の不確実性を高めやすく、金にとってはやや支援材料となりうる。一方で株式市場のリスクオンムードが続けば上値は抑えられやすい。中東情勢(ホルムズ海峡の緊張継続)の一報次第では逃避買いが再燃する可能性もあり、当面は4,050〜4,150ドル程度のレンジを軸にした展開を想定したい。
5️⃣ 原油(WTI)
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| WTI原油先物 | 79.28 | ▲5.39(▲6.37%) | 15:30 |
| CFD原油サンデーオイル | 78.06 | ▲7.43(▲8.70%) | 15:31 |
WTIは79ドル前後まで大きく水準を切り下げ、CFDでは前日比▲8%超の急落となっている。米・イスラエルによる週末のイラン攻撃計画が実行に至らなかったことを受けた地政学リスクプレミアムの巻き戻しが週明けも継続している。
🔮 今夜の展望:攻撃計画の見送りを受けた戦争プレミアムの剥落が優勢な展開が続いており、80ドル割れが定着するかが目先の焦点。ただしホルムズ海峡ではタンカーへの飛翔体着弾や通航量の急減が続いており、地政学リスクそのものが解消されたわけではない点には注意したい。ヘッドライン次第では急な巻き返しもあり得るため、材料の出方を注視したい展開が続く。
📚 主な出典
- 当ブログ「日米15年ぶり協調為替介入が判明、円買いは28年ぶり――3日に共同声明へ」(2026年8月3日)
- 財務省「片山財務大臣談話」(2026年8月3日)
- 日本経済新聞「片山財務相『米国と協調して円買い為替介入』 追加介入も示唆」(2026年8月3日)
- NHKニュース「日米で協調介入 片山財務相『さらなる実施もちゅうちょせず』」(2026年8月3日)
- 世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com、2026年8月3日15:31時点)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。本記事に含まれる情報は執筆時点(2026年8月3日15:31頃)のものであり、その後の値動きにより内容が変化する可能性があります。また、本記事は特定の立場や見解を代表するものではなく、事実と考察は本文中で区別しています。
ぱぶちゃんのファンダメンタルlab|director-pablo.blogspot.com

