【2026年8月11日】XAUUSDチャート分析——5波延長確定、1波5波等値パターンとa波進行中の押し目シナリオ
令和8年熊本地震により、多くの尊い命が失われましたことに深く哀悼の意を表します。また、被災された皆様、そしてご家族・ご関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く皆様が平穏な日常を取り戻せますよう、被災地の復旧・復興を心からお祈りいたします。
目次
① 前回分析(8/10)との差分サマリー
| 項目 | 8/10時点 | 8/11時点(現在) |
|---|---|---|
| 現在値 | 4,336〜4,337 | 4,379〜4,381 |
| 直近の値動き | 高値4,371.74到達、そこから4,336付近まで軽く押す | 延長目標とほぼ一致する4,435.09まで到達、そこから急反落し4,379付近まで下落 |
| 日足 | O4,340.10 H4,352.57 L4,313.43 C4,336.06 | O4,391.33 H4,435.09 L4,367.40 C4,381.22 |
| 波動の見立て | 5波目標ゾーン到達。完了優先としつつ延長シナリオも併記 | 5波延長シナリオが確定。1波と5波が値幅ほぼ等値という典型パターンが成立し、推進波は完了。短期ではa波(調整の初動)が進行中 |
8/10記事で条件付き参考目標としていた4,435.53に対し、実際の高値は4,435.09とほぼ完全に一致しました。延長シナリオが的中する形で確定し、3,960.13を起点とする推進波(1-2-3-4-5)は完了したと評価します。ここから先はa-b-c調整の展開を主軸に検証します。
📊 延長目標到達後の急反落
② 環境認識(マルチタイム分析・移動平均線配列・グランビル・ダウ理論)
マルチタイム分析
| 時間足 | OHLC | 状況 |
|---|---|---|
| 月足 | O4,076.47 H4,435.09 L4,019.01 C4,381.21(進行中) | 多月ぶりの高値圏、更新の勢いは急 |
| 週足 | O4,340.10 H4,435.09 L4,313.43 C4,381.71 | 大陽線から一部戻す形 |
| 日足 | O4,391.33 H4,435.09 L4,367.40 C4,381.22 | 高値からの反落、下げ渋りを試す |
| H4 | O4,408.88 H4,409.04 L4,367.40 C4,379.67 | 急落後のもみ合い |
| H1 | O4,375.31 H4,382.68 L4,371.71 C4,379.04 | 狭いレンジで方向感薄い |
| M30 | O4,375.31 H4,382.68 L4,371.71 C4,377.73 | 同様のレンジ |
| M15 | O4,375.31 H4,382.68 L4,371.71 C4,379.94 | 同上 |
| M5 | O4,382.55 H4,382.55 L4,379.44 C4,379.95 | 直近急落からの小反発 |
移動平均線配列とグランビルの法則
M5〜H1では、4,435.09の高値からほぼ一直線に近い急角度でSMA5がSMA20・SMA40を割り込む場面が見られ、短期の強気配列は一時的に崩れています。これは通常の押し目というより、a波特有の速く一方向的な値動きに近い形状です。一方、H4・日足ではSMA5>SMA20>SMA40の強気配列自体はまだ維持されており、上位足の上昇トレンド構造は崩れていません。日足SMA100(赤)は今回の急伸で明確に上抜けており、グランビル的には押し目買いのシグナルが継続する位置関係です。長期のSMA200(黄)も日足ベースで上向きに転じつつあり、多月ぶりに下向きトレンドからの転換を示唆しています。
ダウ理論
高値・安値の切り上げは8/10の4,371.74→8/11の4,435.09まで継続し、推進波としてのダウ理論的な整合性は保たれたまま完了しました。直近の下落で切り下げが始まっており、短期のトレンド構造が調整局面に入ったかどうかが次の焦点です。
レジスタンス・サポート
| 水準 | 価格 | 性格 |
|---|---|---|
| レジスタンス①(最重要) | 4,435.09 | 推進波全体の高値。上抜け・定着で見立て再検証 |
| サポート① | 4,367〜4,371 | 直近安値。すでに一度タッチして反発済み、旧レジスタンス4,371.74の転換確認ゾーン |
| サポート② | 4,332前後 | 5波の50%押し。サポート①割れ後の次ターゲット |
| サポート③ | 4,300〜4,320 | 押し目買い候補ゾーン(従来水準) |
| サポート④(最重要) | 4,229.66 | 4波安値。推進波失敗の確認ライン |
③ エリオット波動 ── 5波延長確定、1波5波等値パターン
📍 現在地:3,960.13を起点とする推進波(1-2-3-4-5)が5波延長により4,435.09で完了したと評価します。8/10時点の延長参考目標4,435.53とほぼ完全一致し、延長シナリオが的中しました。現在は完了後のa-b-c調整、その初動(a波)が進行中とみられます。
| 波動 | 値幅 | 状態 |
|---|---|---|
| 1波 | 3,960.13 → 4,166.00(実勢高値4,177、値幅205.87) | 完成 |
| 2波 | 4,166.00 → 4,019.01 | 完成 |
| 3波 | 4,019.01 → 4,304.03(1波の約1.38倍、延長波) | 完成 |
| 4波 | 4,304.03 → 4,229.66 | 完成 |
| 5波 | 4,229.66 → 4,435.09(値幅205.43、1波とほぼ等値) | 完成(延長確定) |
1波5波等値パターンの確認
5波の値幅は205.43、1波の値幅は205.87で、その差はわずか0.44(誤差率0.2%程度)です。エリオット波動では「3波が延長した場合、1波と5波はほぼ等しい値幅になりやすい」という典型パターンがよく観察されますが、今回の値動きはこれに極めて近い形で一致しました。8/10記事で算出した延長参考目標4,435.53(4,229.66+205.87)に対し、実際の高値は4,435.09とほぼ完全に一致しており、独立した2つの計算アプローチ(波動の等値性とフィボナッチ的な値幅投影)が同じ水準を指し示した形です。これにより、3,960.13を起点とする推進波はここで完了したという見立ての信頼度は高いと判断します。
短期構造:a波(調整初動)の進行
H1・M30・M15・M5の各時間足を見ると、4,435.09の高値から4,367.40の安値までの下落は、他の押し目局面と比べて明確に角度が急で、ほぼ一直線に近い形状です。これは通常の健全な押し目というより、推進波完了後の調整の第一波(a波)に典型的な、勢いの強い初動の値動きと解釈するのが妥当です。現在の4,379〜4,381付近での小反発は、a波内部の小さな戻し、またはa波完了後のb波の入り口のいずれかである可能性があり、この先の展開を左右する重要な分岐点にあります。
📊 推進波完了イメージ(実線=実際の値動き、点線=この先の分岐)
④ チャートパターン分析
大局(月足・週足)
週足は大陽線の後、今週は一部を戻す形になっています。2026年1月高値(5,616付近)からの大型調整の範囲内である点は変わらず、長期的な戻りとしては引き続き途上にあります。
中期(日足・H4)
8/4安値(4,019.01)を起点とする上昇チャネルは4,435.09まで一貫して継続し、そこで一旦の天井をつけた形です。日足SMA100を明確に上抜けており、中期トレンドの強さ自体は保たれたまま、短期的な過熱の解消局面に入っています。
短期(H1以下)
4,435.09からの下落はM5〜M30チャートでほぼ一直線に近い急角度で進行しており、a波的な性質を持つ値動きです。現在は4,367〜4,381のレンジでの一時的な小康状態にあります。
⑤ フィボナッチ水準
5波(4,229.66→4,435.09、値幅205.43)の押し目安を確認します。
| 水準 | 価格 | 現状 |
|---|---|---|
| 23.6% | 4,386.6 | 現在値はすでにこの水準を下抜け |
| 38.2% | 4,356.6 | 次に試しに行く可能性が高い水準 |
| 50.0% | 4,332.4 | サポート①割れ後の次ターゲット |
現在値4,379〜4,381は23.6%押し(4,386.6)をすでに下抜けており、38.2%押し(4,356付近)を試しに行く可能性が高い状況です。この水準を明確に割り込む場合は、50%押し(4,332付近)までの深押しも視野に入ります。
⑥ 時間軸別トレード戦略
| 時間軸 | エントリー(押し目買い) | 利確 | 損切り |
|---|---|---|---|
| スキャル(M5/M15) | 4,356〜4,367 | 4,390 | 4,345割れ |
| デイ(H1/H4) | 4,332〜4,356 | 4,400〜4,420 | 4,300割れ |
| スイング(日足・週足) | 4,300〜4,332 | 4,400前後(基本) 上抜け定着時は4,500前後を視野 | 4,229.66割れ |
⑦ シナリオ分岐
| シナリオ | 条件 | 想定展開 |
|---|---|---|
| 優先:推進波完了・a波進行中 | 23.6%(4,386.6)を下抜け、38.2%(4,356)を試す | a-b-c調整の継続、4,332(50%)や4,300台までの深押しも視野 |
| 次点:サポート①割れ | 4,367〜4,371を明確に下抜け | 次ターゲット4,332前後を視野 |
| 警戒:推進波失敗 | 4,229.66を明確に下抜け | より大きな調整を警戒、無効化ラインの3,960.13にも注意 |
| 低確率:上昇再開 | 4,435.09を明確に上抜け&定着 | 新たな推進波の可能性はあるが、現状の下落の勢いを踏まえると確率は低い |
当面の最重要ウォッチポイントは、①38.2%押し(4,356付近)で下げ渋るか(a波の深さ判断)、②サポート①(4,367〜4,371)が明確に割れるか(次のb波・c波の起点判断)、の2点です。
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。
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