【2026年09月28日・振り返り】米10年債5.2%台、日経平均は6日ぶり反落

2026年9月29日火曜日

マーケット振り返り

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2026年9月28日振り返り 米10年債5.2%台と日経平均6営業日ぶり反落

【2026年09月28日・振り返り】米10年債5.2%台、日経平均は6日ぶり反落

📅 対象時間帯:2026年9月28日(月)07:00 〜 9月29日(火)07:00 JST
📌 30秒で読む結論
週明けの東京市場は、前週末までの5営業日で3,000円近く上げた反動と権利付き最終日の利益確定売りで、日経平均が6営業日ぶりに反落し安値引けとなった。国内では長期金利が一時3.095%、2年債利回りが31年半ぶりの水準まで上昇した。夜には米10年債利回りが5.2%台と2007年以来の高水準となり米株も反落したが、米当局者がイランに制裁緩和を示唆したと伝わると原油は上げ幅を消した。
①日経平均は6営業日ぶり反落で安値引け、韓国KOSPIも2.70%安
②米10年債利回りは5.2%台で2007年以来の高水準、日本の長期金利も一時3.095%
③原油は一時急伸も制裁緩和報道で上げ幅を消す。ドル円は財務官発言後に一時156円51銭

📈 市況一覧(9/28終値ベース)

※先物・CFD・DEX銘柄は除き、現物・スポットの終値のみ掲載しています。

指標終値前日比
日経平均65,877.62円−486.58円(−0.73%)
TOPIX4,112.00−16.59(−0.40%)
香港ハンセン指数24,642.51+132.42(+0.54%)
上海総合指数3,823.62−64.75(−1.67%)
韓国KOSPI6,889.74−191.18(−2.70%)
英FTSE10010,684.88−10.37(−0.10%)
独DAX25,374.42−34.22(−0.13%)
NYダウ51,481.51ドル−347.11ドル(−0.67%)
S&P5007,683.69−59.72(−0.77%)
NASDAQ総合26,820.38−248.34(−0.92%)
NASDAQ10030,276.81−331.32(−1.08%)
VIX恐怖指数16.07+1.20(+8.07%)
ドル円157円37銭前後―
XAUUSD4,121.90ドル前後−0.42%
WTI原油92.80ドル−0.50ドル(−0.54%)
米10年債利回り5.24%前後(一時5.27%)―

※ドル円・XAUUSD・WTI原油・米10年債利回りは為替・商品・債券市場が通常通り取引されているため実勢値として記載。XAUUSDはCFD(サンデー)銘柄を参考値として掲載。WTI原油はNY原油先物11月限の通常取引終値

📰 ニュース見出し時系列

🌏 アジアセッション(9/28 07:00〜17:30 JST)
時刻地域見出し
朝🇺🇸🇮🇷週明けのNY原油先物が時間外取引で上昇。米国ワシントンのトランプ大統領がイランのホルムズ海峡再開案を拒否したことが背景
9:24🇯🇵日経平均が一時6万7,034円74銭まで上昇し、8月18日以来約1カ月半ぶりの6万7,000円台に乗せる。その後は利益確定売りで伸び悩み、10時台にマイナス圏へ
10時台🇷🇺ロシア南部クラスノダール地方の石油貯蔵施設で、ウクライナの無人機攻撃を受け火災が発生と報じられる
11時台🇯🇵新発10年債利回りが一時3.095%、新発2年債利回りは一時1.975%と31年半ぶりの高水準に。原油高、米長期金利の5.2%台、日銀の追加利上げ観測が背景。午後には新発5年債利回りも過去最高を更新
13時台🇺🇦ウクライナ空軍によると、ロシア軍が夜通し無人機165機(ジェット推進式79機を含む)で攻撃し、112機を撃墜・無力化、14カ所に着弾(日本時間13時時点)。ハルキウ(ウクライナ)では集合住宅が攻撃され、子どもを含む43人が負傷
15:30🇯🇵日経平均は6営業日ぶりに反落し、486円58銭安の6万5,877円62銭(0.73%安)で安値引け。TOPIXも16.59ポイント安の4,112.00で安値引け。前週末までの5日間で3,000円近く上昇した反動や権利付き最終日の利益確定売りが重荷
15:30🇰🇷韓国ソウル:KOSPIは191.18ポイント(2.70%)安の6,889.74で5営業日ぶりに反落。外国人投資家が約3.2兆ウォンを売り越し、サムスン電子とSKハイニックスが5%超下落
16時過ぎ🇨🇳中国上海:上海総合指数は1.67%安の3,823.62で3営業日続落。終値ベースで8月4日以来約2カ月ぶりの安値。先週の米中首脳会談で8項目に合意したものの、具体的成果は限定的との見方
17時過ぎ🇭🇰香港ハンセン指数は0.54%高の24,642.51で4営業日ぶりに反発
🌍 ロンドン/欧州セッション(9/28 16:00〜22:00 JST)
時刻地域見出し
16時台🇬🇧英国ロンドン市場は上昇して始まる。英政府の初回購入者向けローン制度「Your First Home」(頭金2.5%+政府の株式ローン20%)を好感し、パーシモン、バラット・レッドロウ、テイラー・ウィンピーなど住宅建設株が13.5〜15%高
夕方🇺🇸米国カリフォルニア州:エヌビディアがAIエージェント向けの安全性基盤「Open Agent Safety Platform」を発表。追加1,500億ドルの自社株買いも公表
18時頃🇯🇵日本東京:首相官邸でインテリジェンス強化策を議論する有識者会議の初会合が開かれ、国家情報戦略の策定へ始動
19時台🇯🇵野党各党、臨時国会を控え、消費減税を巡る充実した審議を求める方針で一致
20時台🇸🇦サウジアラビアの東西パイプライン、輸送量が日量350万バレル以上に回復し輸出再開。ホルムズ海峡を迂回する主要ルートで、9月に無人機攻撃を受け停止していた
21時台🇺🇸米国テキサス州:スペースXの大型ロケット「スターシップ」が第14回飛行で打ち上げ。初の地球周回軌道に到達し、スターリンク新型衛星26基を放出。エンジン不具合で予定の6周回より短縮し、太平洋に着水。同社株は2.16%安
夜🇬🇧英国イングランド南西部:米軍が使うRAFフェアフォード基地近くで27日未明に逮捕された英国籍の男5人(23〜25歳)が保釈。警察は外国国家の代理人が関与した可能性も含め捜査しており、イラン大使館は関与を否定
🇺🇸 NYセッション(9/28 22:00〜翌07:00頃 JST、以下すべて日本時間)
時刻地域見出し
22時台🇺🇸米メタが企業向けAI事業「Meta Enterprise Platform」を発表し、MongoDB(米国ニューヨーク)のCJ・デサイCEOを責任者に起用。MongoDBは前CEOのデブ・イッティケリア氏が暫定CEOに就き、株価はプレマーケットで16〜20%安
22:30🇺🇸NY市場は反落して始まる
23時台🇺🇸🇮🇷米当局者、イランが核開発で具体的な前進を示せば制裁緩和と凍結資産の解除に応じる用意があるとアクシオス、CNNが報道。原油先物は上げ幅を縮小
23時台🇺🇸主要AI研究者(OpenAI、アンソロピック、マイクロソフト、メタの幹部やヒントン氏、ベンジオ氏ら)が、AI研究の自動化による「知能爆発」リスクを警告し、主要ラボへの義務的な監督を求める共同論文を公表
0時台🇺🇸米10年債利回りが一時5.27%に上昇し、2007年以来の高水準圏に。30年債利回りは5.5%台
0時半頃🇪🇺欧州株はまちまちで引け。FTSE100は0.10%安、DAXは0.13%安、CAC40は横ばい。英住宅建設株の急騰も、原油高と債券利回り上昇が上値を抑える
未明🇺🇸米連邦航空局(FAA)がボーイング737 MAX 10の型式証明を、新たに判明したソフトウェア不具合の解決まで先送り。ボーイング株は約7%安
3時半頃🇺🇸NY原油(WTI11月限)は0.50ドル安の92.80ドルで反落。一時96.53ドルまで急伸したが、制裁緩和報道で上げ幅を消した
5時🇺🇸NY引け。ダウは347.11ドル(0.67%)安の5万1,481.51ドルで反落、S&P500は0.77%安、ナスダック総合は0.92%安で3営業日ぶりに反落。エヌビディアは上昇した一方、メタが4.79%安、インテルが5.66%安

🇮🇷🇺🇸 米・イラン情勢

週明けの焦点は、トランプ大統領が26日にイランの「7日計画」を拒否した余波だった。この計画は、米国が港湾封鎖の解除などの条件を受け入れればホルムズ海峡を7日以内に開放するという内容だ。原油は窓を開けて上昇し、欧州時間にはブレントが108ドルを超え、WTIも一時96.53ドルまで急伸した。27日にアラグチ外相は米NBCで「仲介者を通じた正式な回答を待つ」と語る一方、攻撃を受ければ「終末戦争」も辞さないと牽制した。イランの国連代表部は今週は米当局者と会う予定がないと国営通信が伝えた。

流れが変わったのは夜だった。アクシオスとCNNが、米国が核で具体的な前進があれば制裁緩和と凍結資産の解除に応じる用意があると報じた。米当局者は協議を「前向きで建設的」としつつ、コミットメントの時期と誰が先に動くかで隔たりが残り、核問題が扱われない限り合意はないと強調している。この報道で原油は上げ幅を消し、NY原油は92ドル台で引けた。サウジの東西パイプラインの回復も、供給面の安心材料として働いた。

テニスの構図で言えば、サーブ権は依然として米国にある。イランの7日計画は米国の封鎖と圧力に対するリターンで、トランプ氏はそれを拒否しつつ、「核で前進なら制裁緩和」という次のサーブを打った形だ。ただ、イランが先に動く気配はなく、順番の綱引きが続く。米中央軍は8日ぶりに沈黙を破り、イラン革命防衛隊の「2機目の米無人潜水機を拿捕した」との主張を「明らかに苦しまぎれ」と否定した。ワルツ国連大使も7日計画を「かなり皮肉な試み」と切り捨てている。英国フェアフォード基地近くの事件についても、イランは関与を否定している。

🎙️ 要人発言|9月28日(時間はJST)

日時 / 発言者発言内容(要旨)
9/28 08:54
日本銀行(7月30〜31日会合の議事要旨)
一人の委員は、経済・物価・金融情勢によっては利上げのペースが市場の想定より早まることも考えられると指摘。別の委員は、正確な中立金利が分からなくても、幅広く示された推計レンジの下限を下回る水準まで政策金利を引き上げ、正常化に目途をつけて機動性を確保する必要があると指摘した。以前のように待つことのリスクが小さいとは言えず、緩和度合いの調整をペースアップする必要があるとの見解も。多くの委員は、基調的な物価上昇率を2%程度に定着させることを目指して政策判断を行う方向へ、徐々にシフトしつつあるとの認識を示した
16:59
三村財務官
高市首相・片山財務相・米国からのメッセージは非常にクリアで、為替については市場が素直に受け止めてくれればよいと発言。日米首脳・財務相間の議論を踏まえ「しっかり対応」するとし、足元の為替に満足も安心もしていないとした9月の発言は基本的に変わらないと述べた。今後とも為替の話は財務相や自身のレベルで行っていくことに変わりはないとした
19:08
ラムスデン英中銀(BOE)副総裁
インフレ見通しに対する上向き圧力が強まり続ければ、政策金利引き上げの根拠になり得る。インフレ見通しに対するリスクは、外部要因・国内要因ともに上方向に傾いている
23:58
ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
インフレを抑制するには慎重かつ段階的な対応が適切。成長は多くの国やセクターで広範に見られ今後も続くと予想し、労働市場は依然として力強いとした。一方で、先行きは依然として極めて不透明であるとも述べた
9/29 2:47
クック米連邦準備理事会(FRB)理事
今後数カ月は、人工知能(AI)と中東紛争による継続的なインフレ圧力が見込まれる。金利の引き下げはインフレを煽る可能性がある。これまでのところ、AIが労働市場の構造を変えているという証拠は限定的だとした

📊 経済指標|9月28日(月)発表分

時刻(JST)国指標結果予想前回
08:50🇯🇵企業向けサービス価格指数・前年比(8月)3.7%3.7%3.6%
23:30🇺🇸ダラス連銀製造業活動指数(9月)9.87.811.6
指標読み解き:日本の企業向けサービス価格指数は予想通りで、相場への影響は限定的だった。この日の円債を動かしたのは、日銀議事要旨で示された利上げペース加速の議論のほうだ。米国のダラス連銀製造業活動指数は前月から低下したものの予想は上回り、内訳では新規受注が30.7と約5年半ぶりの高水準、生産も29.5と2021年7月以来の高さとなった。発表後に米10年債利回りは5.2%から5.27%へ上昇し、ドル円も156円84銭から157円60銭まで上げた。

📑 企業決算|9月28日発表分

🇯🇵 国内
しまむら(8227)|衣料小売|2027年2月期第2四半期累計(3〜8月)
🟡 増益・過去最高も株価は年初来安値圏
売上高
3,572.6億円(前年同期比+4.0%)
営業利益
331.29億円(+5.3%、市場予想と一致)
経常利益
349.48億円(+7.3%)
中間純利益
241.91億円(+5.6%)
既存店売上高
−0.7%(客数+2.0%、客単価−0.1%)
通期予想
据え置き(経常688.25億円、進捗率50.8%)
株価反応
終値3,153円(−1.96%)/PTS 3,168円(+0.48%)

売上高と各利益は上期の過去最高を更新した。キャラクター商品の売上高が13%増と伸び、天候不順による季節商品の不振を補った。一方、6〜8月期の経常は4%減益で、通期予想も据え置かれ、株価は年初来安値圏にある。

NaITO(7624)|機械工具商社|2027年2月期第2四半期累計(3〜8月)
🟢 大幅増益・通期予想を上方修正
売上高
256.40億円(+18.1%)
営業利益
8.21億円(約4.0倍)
経常利益
8.63億円(3.8倍)
6〜8月期の営業利益率
4.0%(前年同期1.3%)
通期経常(修正)
4.3億円→13億円(約3.0倍)
通期営業利益(修正)
4億円→12.5億円(3.1倍)
株価反応
終値179円(+5.29%)/PTS 200.1円(+11.79%)

切削工具を中心に販売が堅調で、上期の段階で従来の通期予想を大きく上回った。通期の売上高も450億円から480億円へ引き上げた。

🇺🇸 米国
ジェフリーズ・フィナンシャル(JEF)|投資銀行・証券|2026年度第3四半期(6〜8月)
🟡 予想上回るも株価は下落
純収益
22.2億ドル(+9%、予想22.0億ドル)
1株利益
1.08ドル(予想1.00ドル)
純利益
2.606億ドル(+16%)
投資銀行部門
13.3億ドル(+17%)
アドバイザリー
8.18億ドル(過去最高、+25%)
資産運用
0.856億ドル(−52%)
株価反応
時間外で約−3%

M&A助言と株式部門が四半期の過去最高を記録した一方、債券部門は低調で、資産運用は一部ファンドの不振で大きく落ち込んだ。

カンディ・テクノロジーズ(KNDI)|EV・オフロード車|2026年上期(1〜6月)
🟡 黒字転換も株価は下落
売上高
5,710万ドル(+57.4%)
営業利益
550万ドル(前年は190万ドルの赤字)
純利益
940万ドル(+452.2%)
1株利益
0.10ドル(前年0.02ドル)
粗利益率
43.5%(前年45.2%)
現金等
2.86億ドル
株価反応
決算後は下落

北米向けオフロード電動車と買収した「Rawrr」の寄与で営業黒字に転換した。純利益には約360万ドルの利息収入も含まれる。

🌍 ほか(日米以外)
Shein(00625.HK)|越境EC・ファストファッション|2026年4〜6月期(香港上場・本社シンガポール)
🔴 大幅減益・欧米で売上減
売上高
110.8億ドル(+0.9%)
調整後純利益
2.28億ドル(−67%)
純利益率
2.1%(前年6.2%)
欧州売上高
37.7億ドル(−13.9%)
米国売上高
25億ドル(−6%)
上期売上高
201億ドル
上場来の株価
公募価格比−27.3%(決算前)

上場後初の決算は、中東紛争による航空貨物・燃料費の上昇と、欧州の少額小包への課金導入見通しが重荷となった。ジェフリーズは利益がロードマップの想定レンジ下限を10%超下回ったと推計している。

ほか、英Tullow Oilは上期の純損失が1.01億ドルに拡大し、株価は3%前後下落した。売上高は4.96億ドルと約21%増だった。

📅 本日の予定

本日29日(火)は、13時30分に豪中銀の政策金利(予想4.60%、前回4.35%)、14時に景気動向指数(7月確報)が発表される。夕方は17時30分に英消費者信用残高、18時にユーロ圏景況感指数(予想98.7)とユーロ圏消費者信頼感指数(確報)が予定されている。夜は21時30分にカナダ実質GDP(7月)、22時に米住宅価格指数(7月)とS&Pケースシラー住宅価格(20都市)、23時に米コンファレンスボード消費者信頼感指数(予想89.0)と米JOLTS求人件数(予想722.0万件)が発表される。決算は国内がDCM(3050)ほか計8社、米国はカーニバル(CCL)とカーマックス(KMX)が発表予定。

📚 主な出典

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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