【2026年09月28日・NY展望】NY先物は軟調、原油急伸と米金利5.2%台が重し——XAUUSDは4,150ドル台へ

2026年9月28日月曜日

マーケット展望

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2026年9月28日NY展望

【2026年09月28日・NY展望】NY先物は軟調、原油急伸と米金利5.2%台が重し——XAUUSDは4,150ドル台へ

📅 2026年9月28日(月)19:58時点|東京市場引け後・NY市場開場前
📌 本日のポイント
①日経平均は28日、前週末比486円58銭安(-0.73%)の65,877.62円と6営業日ぶりに反落。朝方は一時67,034円まで上昇したが、利益確定売りに押されて安値引け
②NY先物は軟調。NASDAQ100 CFDは-1.07%、NYダウCFDは-0.52%。原油の急伸と米長期金利の上昇(10年債5.229%)が重し。VIXは16.40(+10.29%)
③ドル円は157円02銭前後(前週末NY終値比-0.27円)。ロンドン朝方に三村財務官の発言で一時156円62銭まで下落し、その後156円51銭付近まで下げたあと157円台に戻した
④XAUUSD(CFDサンデー)は4,156.90ドル(-128.10、-2.99%)と大幅安。9月の安値圏を割り込み、8月上旬以来の水準
⑤WTI原油先物は96.16ドル(+3.75、+4.06%)と急反発。トランプ氏がイランのホルムズ海峡開放案を拒否
※本記事執筆時点(19:43〜19:58頃)のデータであり、その後変動している可能性があります

1️⃣ 日経平均振り返り(本日28日、19:58時点)

指数・先物値現物比時点
日経225(現物)65,877.62(-486.58、-0.73%)―09/28引け
225先物 大取mini65,560.00-317.62(-0.48%)19:58
225先物 大取ラージ65,560.00-317.62(-0.48%)19:58
225先物 SGX65,535.00-342.62(-0.52%)19:47
225先物 CME円建て65,540.00-337.62(-0.51%)19:46
225先物 CMEドル建て65,585.00-292.62(-0.44%)19:46

※データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用

振り返り:日経平均は6営業日ぶりに反落した。寄り付きは前週末の米国株高を受けて66,505.94円(+141.74円)と買い先行で、一時67,034.74円と8/18以来の67,000円台に乗せた。しかし5営業日で3,000円近く上昇した反動から利益確定売りが広がり、前週末終値を挟んだもみ合いを経て、後場中頃から下げ幅を広げてこの日の安値で引けた。75日移動平均線で押し返された形だ。

重荷となったのは、半導体比重の高い韓国株の下落(KOSPI200は-3.27%)と、国内金利の上昇だ。長期金利は一時3.095%、新発2年債の利回りは31年半ぶりの水準に上昇し、株の割高感を警戒した売りも出た。TOPIXは4,112.00(-0.40%)、東証プライムの売買代金は8兆2,028億円で、値下がり銘柄は約6割(1,039)を占めた。個別では、イビデン(日経平均を約69円押し下げ)、アドテスト、ファストリ、キオクシア、中外製薬が下落。SBG(約76円の押し上げ)、リクルートHD、SCREEN、荏原、東京海上HDが上昇した。業種別では保険・銀行・電気ガスが上昇し、医薬品・パルプ紙・鉱業が下落した。

引け後の225先物は現物を300円ほど下回る水準で、NY先物の軟調さを映している。29日は中間配当の権利落ち日にあたる(詳細は本日朝の展望記事を参照)。

2️⃣ NYSE・NASDAQレビュー(NY市場開場前、19:58時点)

指数前営業日終値(25日)前日比先物・CFD参考
NYダウ51,828.62ドル+478.64(+0.93%)CFD 51,560.20(-271.90、-0.52%、19:58)/CME先物 51,905.00(-258.00、-0.49%、19:47)
NASDAQ10030,608.13+129.27(+0.42%)CFD 30,311.80(-326.50、-1.07%、19:58)
S&P5007,743.41+39.28(+0.51%)DEX 7,701.50(-38.00、-0.49%、19:58)
FANG+指数19,334.16+12.96(+0.07%)CFD 19,167.60(-161.50、-0.84%、19:58)

※CME先物とCFDの水準差は、限月・ロールの影響によるものです。S&P500はCFD行がないため、DEX(フルタイム)の値を記載しています

前日の振り返り:25日のNY市場は3指数そろって上昇し、ダウは478.64ドル高(+0.93%)の51,828.62ドルと3日続落から反発、週間でも3週ぶりのプラスで終えた(詳細は9/25の振り返り記事を参照)。

本日の注目ポイント:ただし今夜の先物・CFDは軟調で、NASDAQ100 CFDの-1.07%とFANG+ CFDの-0.84%が示すように、金利に敏感なハイテク株の下げが目立つ。背景は3つある。1つ目は原油の急伸で、トランプ氏がイランのホルムズ海峡開放案を拒否し、WTIは+4%上昇した。2つ目は長期金利の上昇で、米10年債利回りは5.229%(+0.042)、30年債は5.5%を上回っている(CNBC)。3つ目はFRB高官のタカ派発言が続く中で、追加利上げ観測が強まっていることだ。VIX指数は16.40(+1.53、+10.29%、19:43時点)に上昇した。欧州株は英FTSE100が+0.32%、独DAXが-0.01%とまちまち。アジアはKOSPI200が-3.27%、中国A50が-2.09%と下落した一方、ハンセンは+0.54%だった。

注目イベント・指標:21:15にボウマンFRB副議長の発言、22:30にNY市場開場、23:30にダラス連銀製造業活動指数(9月、予想7.3、前回11.6)。翌2:25にクックFRB理事、2:30にバーキン米リッチモンド連銀総裁の発言が予定される。このほか、米中通商理事会(Board of Trade)が「30-for-30」の対象品目リストを公表した(米東部時間9/27付。ホワイトハウスのページは日本時間9/28 10:59頃に公開)。双方が非機微品目を各300億ドル相当リスト化し、将来の関税優遇の対象として勧告したもので、実施は各国の国内手続を経る(USTR)。貿易休戦は2027年1月10日まで延長されている。

3️⃣ 為替(ドル円)展望

通貨ペア現在値前週末NY終値比時刻
ドル円157.025-0.270(-0.17%)19:58
ユーロドル1.1373-0.0018(-0.16%)19:58

前日の振り返り:前週末25日のNY終値は157.295円、安値は156.94円だった。

本日の注目ポイント:東京午前は157円86銭まで上昇した。午後5時は157円22〜24銭(前週末同時刻比87銭の円高、共同通信)で、片山財務相とベッセント米財務長官の25日の会談を受けた、日米の円安是正の協調姿勢が意識された。ロンドン朝方には、三村財務官が日米首脳・財務相間の議論を踏まえて「しっかり対応していく」姿勢を示し、円買いが強まって一時156円62銭まで下落し、その後156円51銭付近まで下げた。その後は円買いが一服し、157円台に戻している。東京午後は米長期金利5%台が下支えだったが、夕方以降は円安是正への警戒が上値を抑えている。

上値・下値:上値は157.86円(今日の高値)、158.95円(25日高値)、160円。下値は156.51円(今日の安値)、156.94円(25日安値)が意識される。

注目イベント・指標:今夜は21:15のボウマンFRB副議長の発言と、米長期金利の動きが手掛かり。明日29日は13:30に豪中銀の政策金利、30日には月次の外国為替平衡操作の実施状況が公表される予定。

4️⃣ 貴金属(ゴールド XAUUSD)展望

銘柄値前日比時点
XAUUSD(CFDサンデーゴールド)4,156.90-128.10(-2.99%)19:58
(参考)NY金先物4,189.67-131.53(-3.04%)19:57

※NY金先物は限月ものの決済値であり、限月交代の影響でXAUUSD(現物連動)と水準差が生じるため、本欄ではXAUUSDを基準に考察する

前日の振り返り:25日のスポットは4,284.97ドルで引けた。今朝の時点(10:37)では4,214ドル前後まで下げており、9月の主要な安値4,235ドルと61.8%戻し4,230ドルを割り込んでいた。

本日の注目ポイント:その後さらに下げ幅を広げ、8月上旬以来の安値圏となった。原油高、米10年債利回り5%台、FRBの追加利上げ観測という3点が同時に出ており、原油高→インフレ懸念→追加利上げ観測→実質金利上昇→XAUUSD下落という経路と整合的な動きになっている。一方、金ETFの残高は月初からの累計で約50トン増と堅調との指摘もある(ANZ)。ドル指数は101前後で推移している。

意識される水準:下値は4,100ドル(FXStreetが目標に挙げる水準)。上値は4,230〜4,240ドル(割り込んだ支持線が抵抗に転じる水準)。

注目イベント・指標:21:15にボウマンFRB副議長の発言、23:30にダラス連銀製造業活動指数。今週は30日のPCE価格指数、10月2日の雇用統計が最大の焦点になる。

5️⃣ 原油(WTI)展望

銘柄値前日比時点
WTI原油先物(フロント限)96.16ドル+3.75(+4.06%)19:56

※本日値はフロント限(11月限)の実勢値です

前日の振り返り:25日のWTIは-2.33%の92.41ドルで引け、ホルムズ海峡の再開期待が広がった。

本日の注目ポイント:週明けは朝に93ドル台前半まで戻し、欧州時間に上げ幅を広げた。トランプ氏がイランの条件付き提案を拒否し、イランも条件を緩めない姿勢を示したためだ。ブレント(11月限)は108.48ドルと、9/15以来の高値をつけた(CNBC、ロンドン時間11:35)。中間選挙後に米イラン間の戦闘が再燃するリスクを市場が織り込みつつあるとの指摘(メイヤー・リソーシズ)もある。一方、金曜夜にホルムズ海峡経由で約2,200万バレルが輸出されたとの米国防当局者の発言や、今週の協議再開の見通しは、上値を抑える要因になり得る。

注目イベント・指標:早ければ28日にも米イランの間接協議が再開する可能性がある。30日23:30に米週間石油在庫統計が発表される。

📚 主な出典

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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