【2026年09月28日・朝の展望】日経平均は6連騰なるか 権利付き最終日、米金利5%とホルムズが焦点

2026年9月28日月曜日

マーケット展望

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2026年9月28日朝の展望

【2026年09月28日・朝の展望】日経平均は6連騰なるか 権利付き最終日、米金利5%とホルムズが焦点

📅 対象時間帯:2026年9月27日(日)11:30 〜 9月28日(月)07:00 JST ※日経平均・為替・商品・米長期金利の数値は9/28 10:35〜10:37時点
📌 30秒で読む結論
週末はトランプ大統領がイランのホルムズ海峡開放案を拒否したまま、イランも条件を緩めず、米イランの膠着が続いた。ただしトランプ氏は今週の協議再開を見込むとも述べ、週明けのWTIは小幅高にとどまっている。日経平均は金曜に5営業日続伸(66,364円)し、28日は寄り付き後も66,500円台で推移、中間配当の権利付き最終売買日にあたる。米10年債利回りは5.2%台、XAUUSDは4,210ドル台と9月の安値圏を割り込んだ。
①日経平均は金曜終値66,364円(+850円)で5営業日続伸。28日は寄り付き後に一時67,000円台(8/18以来)をつけたが、10時36分時点は66,544円(+180円)。大阪夜間先物は66,470円
②トランプ氏はイランの7日間ホルムズ開放案を拒否しつつ、今週の協議再開を見込むと発言。イランは条件を維持し、戦争再開への備えも強調。WTIは93.46ドル(+1.14%)
③ドル円は157円75銭と金曜終値から約45銭の円安。米10年債利回りは5.209%と5%台が続き、日米の利上げ後だけに金利が焦点
④XAUUSDは4,214.00ドル(-1.66%)と、9月の主要な安値4,235ドルと61.8%戻し4,230ドルを割り込んだ

📈 今朝の主要相場(米国株は9/25終値/日経平均・為替・商品・米金利は9/28 10:35〜10:37時点)

指標値前日比
日経平均(09/28 10:36)66,544.49円+180.29円(+0.27%)
NYダウ(09/25終値)51,828.62ドル+478.64ドル(+0.93%)
NASDAQ100(09/25終値)30,608.13+129.27(+0.42%)
S&P500(09/25終値)7,743.41+39.28(+0.51%)
ドル円157円75銭+0.46円(+0.29%)
WTI原油先物93.46ドル+1.05ドル(+1.14%)
XAUUSD4,214.00ドル-71.00ドル(-1.66%)
米10年債利回り5.209%+0.022pt

※NYダウ・NASDAQ100・S&P500は9/25の終値です。日経平均は9/28 10:36時点の取引時間中の値です。ドル円・WTI原油先物・XAUUSD(CFDサンデー)・米10年債利回りは為替・商品・債券市場が通常通り取引を継続しているため、9/28 10:35〜10:37時点の実勢値として記載しています。前日比はいずれも9/25終値比です。

📰 週末のニュースコーナー(9/27 11:30〜9/28 7:00)

日時(JST)見出し
9/27(日)日中ロシア軍がウクライナ各地を攻撃し、26〜27日の1日で全土の死者14人・負傷者57人(現地当局)。オデーサ州に「大規模攻撃」、キーウは3日連続の攻撃を受け、データセンターや学校などに被害
9/27(日)15時台ヒズボラが南部レバノンでイスラエル軍部隊に爆発ドローンを発射(負傷者なし)。イスラエル軍が南部レバノンのヒズボラ拠点を空爆
9/27(日)16:41(ブルームバーグ記事 07:41 UTC)イランは米国から拒否の正式な通知を受けておらず、カタールとパキスタンの仲介を通じた回答を待つ構え。ホルムズ海峡の開放条件は緩めない姿勢を示した(ブルームバーグ)
9/27(日)夕方英南西部の空軍基地フェアフォード(米空軍が対イラン作戦の拠点として使用)近くで、警察が不審な車両3台を停止させ5人を爆発物法違反容疑で逮捕。「重大事案」を宣言して周辺約85世帯が避難し、その後テロ準備容疑に切り替えた。英対テロ警察はイランの関与の可能性も含めて捜査
9/27(日)夜イランのアラグチ外相が米NBCで、戦争再開への備えは万全としつつ、外交にも応じる用意があると表明。ハタミ軍総司令官は「戦争は終わっていない」と述べ、革命防衛隊(IRGC)関係者は戦闘が再開すればインド洋の米艦船を標的にすると警告した
9/27(日)夜IRGC海軍が、ホルムズ海峡で米軍の無人潜水機(Remus 600)を拿捕したと発表。米中央軍(CENTCOM)の報道官は、運用中の無人機は管理下にあるとして、IRGCの主張を否定した
9/27(日)23:55(Axios記事 14:55 UTC)トランプ大統領がAxiosの電話取材で、前日に拒否したイラン案は「1年前なら合意したかもしれない内容」とし、今週イランとの協議が再開されるとの見通しを表明。攻撃再開は「常に考えている」とも述べた。米国防当局者は、金曜夜にホルムズ海峡経由で約2,200万バレルの原油が輸出されたと確認。カタールなどの仲介役は早ければ28日にも間接協議を再開する見通し
9/27(日)(時刻未確定)トランプ大統領がFox Newsで、戦争は「間もなく勝利する」と述べ、勝てば原油は開戦前の水準まで大きく下がると主張。中間選挙前の追加攻撃は「あり得る」との認識を示した
9/28(月)06:00大阪取引所の夜間取引で日経平均先物12月限は170円高の66,470円で終了
背景

トランプ氏はイランの7日間ホルムズ開放案を拒否した一方、協議の再開は見込むとして交渉の余地を残した。カタールなどの仲介役が修正案を両国に示し、早ければ28日にも間接協議が再開される見通しだが、ホルムズ海峡と封鎖の解除を優先するイランと、核問題での譲歩を求める米国との溝は深い。米国は封鎖下でもホルムズ経由の通航量が戻っていると強調して急がない構えで、テニスに例えればサーブ権は依然として米国にある。イランはリターンの構えを崩さず、戦争再開への備えも示しており、原油は地政学と交渉見通しの間で揺れやすい地合いが続く。米10年債利回りは5%台が続き、9月のFOMCの利上げ(3年ぶり)と日銀の1.25%への利上げ(反対2票)の後だけに、今週の米指標とFRB高官の発言が金利の方向を左右する。

今週にかけて

28日は3月期決算企業の中間配当の権利付き最終売買日で、翌29日が権利落ち日にあたる。日銀の議事要旨(8:50)とボウマンFRB副議長の発言(21:15)が予定される。29日は豪中銀の政策金利(13:30)、米CB消費者信頼感指数とJOLTS求人件数(23:00)。30日は月末・四半期末で、米PCE価格指数と米4-6月期GDP確報値(21:30)が発表され、月次の外国為替平衡操作の実施状況も公表される予定だ。10月1日に日銀短観(8:50)と米ISM製造業景況指数、2日(金)に米雇用統計が控える。このほか、月曜(米国時間)にUSTR(米通商代表部)が米中通商協議の詳細を公表する予定で、米中の通商関係にも注目したい。

1|NY振り返り(25日)

25日のNY株式市場は3指数そろって上昇し、ダウは478.64ドル高(+0.93%)の51,828.62ドルと3日続落から反発、週間でも3週ぶりのプラスで終えた。NASDAQ100は+0.42%(30,608.13)、S&P500は+0.51%(7,743.41)、VIX指数は14.87(-5.11%)に低下した。背景は、イランが6月の停戦合意文書への復帰を求めたとの報道でホルムズ海峡の再開期待が広がり、WTIが-2.33%の92.41ドルまで下げたことと、米10年債利回りが5.16%前後と2007年以来の高水準から小幅に低下したこと。個別ではマイクロソフトが3%超上昇してダウを牽引し、アカマイもAnthropicとの複数年契約で3%高となった。ただしこの上昇には、土曜日のトランプ氏によるイラン案の拒否は織り込まれていない。今週は30日にPCE価格指数、2日に雇用統計を控える。詳細は9/25の振り返り記事を参照。

2|日経のレビュー

25日の日経平均は前日比850円21銭高(+1.30%)の66,364円20銭と5営業日続伸した(連休前の9/16・17・18と連休明けの9/24・25を通算)。寄り付きは65,639円(+125円)で、一時66,410円まで上げ幅を広げた。TOPIXも+1.31%の4,128.59で、33業種中31業種が上昇し、値上がり率1位は銀行だった。東エレク(+261円)とアドテスト(+227円)の2銘柄で約488円と上げ幅の過半を占め、SBGは162円の押し下げ要因だった。国内長期金利は一時3.115%まで上昇し(引けは3.070%)、金利高で利ざや改善が期待される銀行株と、中間配当の権利取りの買いが相場を支えた。

週明け28日は、金曜のNYダウ高(+0.93%)と夜間先物(66,470円、+170円)を受けて買いが先行した。9時は66,505.94円(+141.74円)で寄り付き、9時15分に66,897.60円(+533.40円)、一時+600円あまりで8/18以来約1カ月半ぶりの67,000円台に乗せたが、10時36分時点は66,544.49円(+180.29円、+0.27%)と、上げ幅は縮小している。8:50には日銀の7月会合の議事要旨が公表され、委員から「機動的に政策金利を調整することが重要」との意見が出ていたことが分かった。同時刻の企業向けサービス価格指数(8月)は前年比+3.7%で予想(+3.7%)通り、前回(+3.6%)から伸びが拡大した。28日は中間配当の権利付き最終売買日で、29日の権利落ち、30日の期末、10月1日の日銀短観、2日の米雇用統計と、需給や材料が変わりやすい局面が続く。意識される水準は、上値が75日線の66,590円、9/8高値の66,791円、67,000円、下値がボリンジャーバンド+1σの66,150円と25日安値の65,639円。8/14の高値は69,608円。

3|為替(ドル円)展望

前週末の振り返り:25日のレンジは156.94〜158.95円、終値は157円台前半(157.30円前後)だった。直近で約3週間ぶりの159円台に乗せていたが、25日は円買いが優勢になった。背景は、日本の長期金利の上昇、片山財務相の円安けん制(「過度に投機的な動きには断固たる措置」)、日米首脳会談でトランプ氏が円安への懸念を示していたことの判明、そして深夜のベッセント米財務長官と片山財務相の電話会談(強い円の望ましさを協議)だ。

今週の注目ポイント:10時37分時点は157円75銭で、金曜終値(157円30銭、157.295円)から約46銭の円安。米10年債利回りが5.209%へ上昇し、日米金利差がドルを支える構図だ。一方、160円に近づけば7月末の日米協調介入(162円台から157円台へ急落)の記憶が意識される。9月のFOMCの利上げ(3年ぶり)と日銀の1.25%への利上げ(反対2票)の後だけに、今週は米金利の方向とFRB高官の発言に加え、月末・四半期末(30日)のフローと、月次の外国為替平衡操作の実施状況(30日公表予定)が焦点になる。上値は158.95円、159円台、160円、下値は156.94円(25日安値)が意識される。

注目イベント・指標:8:50に日銀の議事要旨が公表された。21:15にボウマンFRB副議長(銀行監督がテーマの見込み)、翌2:25にクックFRB理事(AIがテーマ)の発言が予定される。ドル円に直結する米指標は今日は少なく、23:30のダラス連銀製造業活動指数が手掛かり。今週は29日の米CB消費者信頼感指数とJOLTS求人件数、30日のPCE価格指数、2日の雇用統計が続く。

4|XAUUSD展望

前週末の振り返り:25日のスポットは4,284.97ドル(+11.17ドル)で引けた(レンジ4,254.58〜4,315.80ドル)。50日線(4,317.56ドル)と50%戻し(4,319.61ドル)に押し返され、週間では下落した。米10年債利回りが2007年以来の高水準をつけ、ドル高とFRB高官のタカ派発言が重しになった。

今週の注目ポイント:10時37分時点のXAUUSD(CFDサンデー)は4,214.00ドルと、金曜終値から71ドル安(-1.66%)。9月の主要な安値4,235ドルと61.8%戻し4,230ドルを割り込み、下降トレンドが再開した形だ。週明けはWTIが反発し、米10年債利回りも5.2%台へ上昇している。原油高→インフレ懸念→追加利上げ観測→実質金利上昇→XAUUSD下落という経路と整合的な動きになっている。次の下値の目安は4,105ドル、上値は4,317〜4,320ドル(50日線と50%戻しが重なる水準)。

注目イベント・指標:21:15にボウマンFRB副議長、翌2:25にクックFRB理事の発言が予定される。いずれも金融政策が主題ではないが、質疑で触れる可能性はある。今週は30日のPCE価格指数、2日の雇用統計が最大の焦点。イランは米国がホルムズ案を受け入れても核問題で柔軟性は示さない姿勢と伝えられており、交渉の行方も材料になる。

5|原油(WTI)展望

前週末の振り返り:25日のWTIは-2.33%の92.41ドル、ブレントは-2.14%の104.32ドルで引けた。イランが6月の停戦合意文書への復帰を求めたとの報道でホルムズ海峡の再開期待が広がった一方、軽油の世界的な逼迫(ロシアの輸出禁止と、米国での輸出制限の検討)が下値を支えた。

今週の注目ポイント:週明けのアジア朝方、WTIは一時93.62ドル(+1.3%)、ブレントは106.31ドルまで上昇し、10時35分時点のWTIは93.46ドル(+1.14%)と、朝方の高値圏で推移している。上値材料は、トランプ氏のイラン案の拒否と攻撃再開の示唆、フーシ派によるサウジ攻撃の継続。下値材料は、金曜夜にホルムズ海峡を約2,200万バレルが通過したこと(米国防当局者が確認)と、今週の協議再開の見通しだ。トランプ氏は戦争に勝てば原油は開戦前の水準まで下がると主張するが、イランは条件を譲らず、膠着が続く限り原油は交渉報道に振れやすい。ホルムズ交渉の行方は、原油→インフレ→FRB→金利を通じてドル円とXAUUSDにも波及しうる。

注目イベント・指標:早ければ28日にも米イランの間接協議が再開する可能性がある。30日23:30に米週間石油在庫統計。

📊 経済指標|9月28日(月)発表分

時刻(JST)国指標
08:50🇯🇵 日本企業向けサービス価格指数(8月、前年比)
10:30🇨🇳 中国工業利益(8月、前年比)
23:30🇺🇸 米国ダラス連銀製造業活動指数(9月)

📚 主な出典

みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」(企業向けサービス価格指数の予想・結果など指標の数値確認)、世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com)は市況の数値確認のみに使用
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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