【2026年10月07日・朝の展望】日経平均は反落——7万円台を維持できるか
②6日のNYダウは253ドル38セント高の51,521.28ドルと4営業日続伸。S&P500は終値で初めて7,800台に乗せて最高値を更新し、NASDAQ100は+0.48%。米10年債利回りは5.28%に低下したが、7日朝は5.304%と上昇している
③ドル円は158円37銭前後で、NY終値(158.10円)から円安。8日3時(日本時間)に9月FOMC議事要旨が公表される
④XAUUSDはCFD基準で4,143ドル前後、前日比−33.00ドル(−0.79%)
⑤WTI原油先物は90.28ドル、前日比+0.84ドル(+0.94%)。6日のNY引けは0.01ドル高の89.44ドルと小反発だった
※本記事執筆時点(11:00〜11:12頃)のデータであり、その後変動している可能性があります
1️⃣ NY市場振り返り(前日6日)
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| NYダウ | 51,521.28ドル | +253.38(+0.49%) |
| S&P500 | 7,818.93 | +44.98(+0.58%) |
| NASDAQ100 | 31,224.69 | +148.25(+0.48%) |
| FANG+指数 | 19,517.14 | +149.91(+0.77%) |
| VIX指数 | 15.01 | −0.51(−3.29%) |
振り返り:6日のNYダウは前日比253ドル38セント高の51,521.28ドルと4営業日続伸した。S&P500は終値で初めて7,800台に乗せて最高値を更新し、ナスダック総合も5営業日続伸して2日連続で終値の最高値となった。長期金利の上昇一服と、決算シーズン入りを前にしたAI需要への期待が支えだった。米10年債利回りは2.7bp低下の5.28%、30年債は5.65%と、前日につけた24年ぶり高水準から一服している(ロイター)。個別では、ウォルマートとホーム・デポが上昇し、ボーイングは売られた(共同)。マーベルは投資家向け説明会で、2028年に売上200億ドル、2031年に700〜900億ドルという長期目標を示して6〜7%上昇し、グーグルと原子力電力の長期契約を結んだコンステレーション・エナジーは12〜13%高となった。欧州ではSTOXX欧州600が約0.5%高、DAXが0.77%高の25,449.19と続伸し、2日に4.99%まで上昇した仏10年債利回りは4.7%前後に低下した。(詳細は10/6振り返り記事を参照)
2️⃣ 日経平均レビュー(本日7日・取引中、11:12時点)
| 指数・先物 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| 日経225(現物) | 70,178.62 | −505.36(−0.71%) | 11:12 |
| TOPIX | 4,163.65 | −19.91(−0.48%) | 11:12 |
| CFD日本225 | 70,209.95 | −597.10(−0.84%) | 11:12 |
| 225先物 大取mini | 70,370.00 | −530.00(−0.75%) | 11:12 |
| 225先物 大取ラージ | 70,370.00 | −530.00(−0.75%) | 11:12 |
| 225先物 SGX | 70,470.00 | −385.00(−0.54%) | 11:01 |
| 225先物 CME円建て | 70,495.00 | −380.00(−0.54%) | 11:00 |
| 225先物 CMEドル建て | 70,525.00 | −370.00(−0.52%) | 11:00 |
※前日比は各銘柄の前営業日基準。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用
本日の展望:日経平均は前日終値(70,683.98円)比505円安の70,179円で推移している。取引時間中の高値は70,793.29円で、その後は下げ幅を広げ、11時06分時点で70,159.86円まで下げた。5日の1,637円高と6日の737円高で、2日間に2,400円近く上昇しており、目先は利益確定売りが出やすい局面だった。6日のNYでナスダック総合とS&P500が最高値を更新したが、東京では半導体関連が下げを主導している。11時06分時点の寄与度では、押し下げ上位に東京エレクトロン(−174円)、アドバンテスト(−134円)、キオクシアHD(−57円)、TDK(−47円)、ディスコ(−31円、7.11%安)が並び、上位4銘柄で約412円分を押し下げた。押し上げ上位はソフトバンクG(+23円)、ファーストリテイリング(+18円)、太陽誘電(+17円、4.54%高)となっている。
フィスコは前場の見通しとして、日経平均が+2σと+3σのレンジで推移しており、7万円〜71,500円辺りが意識されるとし、短期的な過熱感があるため+2σ近辺での押し目狙いのスタンスとしていた。シカゴ日経225先物は大阪取引所比25円安の70,875円だった。7万円の節目を維持できるかが焦点となる。
8時30分に発表された8月の毎月勤労統計(速報)では、現金給与総額が前年比+3.8%の311,364円と、予想(+3.7%)を上回った。実質賃金は+1.5%(持家の帰属家賃を除く総合で算出)で、8カ月連続のプラスとなった(共同、時事)。本日は14時に8月の景気動向指数(速報値)が発表される。アジアでは、KOSPI200が11時12分時点で1.14%安、香港ハンセン指数は10時55分時点で0.87%安の24,070.00となっている。決算発表はABCマート、ツルハHD、三協立山など9社。
3️⃣ 為替(ドル円)展望
| 通貨ペア | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| ドル円 | 158.376 | +0.30(+0.19%) | 11:12 |
| ユーロドル | 1.1235 | −0.0022(−0.20%) | 11:12 |
本日の展望:ドル円は158円37銭前後で推移している。6日のNY市場の終値は158.10円で、7日朝は一時158円51銭まで上昇した。三菱UFJ銀行の公表仲値は158.45円。米長期金利の高止まりでドル高・円安が続く一方、日米の通貨当局による円安けん制への警戒から、上値追いにも慎重という展開が続いている(みんかぶ)。
6日の植田日銀総裁の全国証券大会での挨拶は、追加利上げの可能性を示したが、早期利上げにつながる積極的な発言はなく、市場はやや円売りで反応した。佐藤日銀審議委員も、共同通信のインタビューで、政策金利を段階的に調整する方針には賛成しつつ、個人消費の勢いがそれほど強くないと述べた。米国では、8月のPCE価格指数の低い伸びや9月の雇用統計の弱い結果を受けて、今月のFOMCは据え置き見通しが広がっているが、一部に利上げ期待も残る。8日3時の9月FOMC議事要旨を受けてこの見通しに変化が出れば、相場に影響しそうだ。上値の目安は200日移動平均線の158.51円、下値の目安は6日安値の157.77円。海外では、20時に米MBA住宅ローン申請指数、23時30分に米週間石油在庫統計が発表される。
4️⃣ 貴金属(XAUUSD)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| XAUUSD(CFDサンデーゴールド) | 4,142.80 | −33.00(−0.79%) | 11:12 |
| (参考)NY金先物 | 4,170.34 | −16.76(−0.40%) | 11:10 |
※NY金先物は限月ものの値であり、XAUUSD(現物連動)と水準差が生じるため、本欄ではXAUUSDを基準に考察する
本日の展望:XAUUSDはCFD基準で4,143ドル前後、前日比33ドル安で推移している。6日のNY金12月限は、前日比0.73%高の4,187ドル前後(算出値)と反発して引けた。米10年債利回りが5.28%へ低下した場面で買い戻された形だが、7日朝は米10年債利回りが5.304%(+0.036)と上昇に転じており、XAUUSDは再び軟調となっている。XAUUSDは実質金利の影響を受けやすく、米長期金利が2002年以来の水準で高止まりしているうちは、利息を生まない金を持つ機会費用が上値を抑えやすい。
材料は米イランの動向と米金利だ。原油が下がれば、インフレ懸念が和らいで利上げ観測が後退し、実質金利の低下を通じてXAUUSDの支援になる。逆に供給不安から原油が上がれば、その逆の経路で逆風となる。8日3時のFOMC議事要旨で、利上げ議論の温度がどう示されるかが焦点となる。
5️⃣ 原油(WTI)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| WTI原油先物 | 90.28ドル | +0.84(+0.94%) | 11:10 |
本日の展望:WTI原油先物は90ドル台前半に上昇している。6日のNY原油(11月限)は0.01ドル高の89.44ドルと、3営業日ぶりに小反発した。時間外取引で一時86.86ドルと9月上旬以来の安値をつけたが、通常取引開始後は買い戻しが優勢だった。先週末のG7による1億バレルの石油備蓄の協調放出や、中東からの供給回復が重荷となった。一方、米中間選挙を控えてトランプ大統領がイランへの反撃を見送り、相場を刺激しないよう配慮している一方、イランは船舶への攻撃を続けているため、中東のリスクプレミアムは高止まりしている。米メキシコ湾岸で熱帯性低気圧が発生する公算があることも買い手掛かりとなった(みんかぶ)。
中東では、トランプ大統領が6日、イランとは「穏やかな方法か、そうでない方法か。まもなく分かる」と述べた。ホルムズ海峡のタンカー攻撃や、イエメンのフーシ派によるサウジの空港への攻撃も続いている。ホルムズ海峡の供給が回復しても、紅海側から供給不安が戻るリスクがある。本日は23時30分に米週間石油在庫統計が発表される。(詳細は10/6振り返り記事の米・イラン情勢コーナーを参照)
📚 主な出典
- 共同通信(Yahoo!ニュース配信)『実質賃金、8カ月連続でプラス 10年ぶり、8月は1.5%増(2026年10月7日)』
- 時事通信『8月実質賃金、1.5%増=8カ月連続プラス、物価上昇鈍化(2026年10月7日)』
- フィスコ(財経新聞配信)『前場に注目すべき3つのポイント~半導体やAI関連株への物色も選別色を強めてくる可能性~(2026年10月7日)』
- みんかぶFX/為替『【本日の見通し】ドル円は158円挟みでの落ち着いた動きか、米FOMC議事要旨に注目(2026年10月7日)』
- みんかぶFX/為替『三菱UFJ銀 ドル円 公表仲値 158.45(2026年10月7日)』
- みんかぶFX/為替『小反発、中東のリスクプレミアムは高止まり=NY原油概況(2026年10月7日)』
- 共同通信(北日本新聞配信)『NY原油横ばい圏、89ドル台(2026年10月7日)』
- 共同通信(Yahoo!ニュース配信)『NY株4日続伸253ドル高 米金利上昇一服を好感(2026年10月7日)』
- CNBC『S&P 500 posts first close above 7,800, boosted by tech gains and cooler yields(2026年10月6日)』
- ロイター(Yahoo Finance配信)『Wall Street shares notch records as oil prices stabilize, bond yields retreat(2026年10月6日)』
- CNBC『Stocks making the biggest moves premarket: Constellation Energy, Option Care Health, Lennar, P&G and more(2026年10月6日)』
- Investrade『Mid-Morning Look: October 06, 2026(2026年10月6日)』
- DZHフィナンシャルリサーチ(ザイFX!配信)『ニューヨーク外国為替市場概況・6日 ユーロドル、反発(2026年10月7日)』
- DZHフィナンシャルリサーチ(ザイFX!配信)『欧州マーケットダイジェスト・6日 株高・金利低下・ユーロ高(2026年10月6日)』
- DZHフィナンシャルリサーチ(Myforex)『ニューヨーク外国為替市場概況・5日 ドル円、小反発(2026年10月6日)』
- みんかぶFX/為替『植田日銀総裁 経済・物価・金融情勢に応じて引き続き利上げ(2026年10月6日)』
- Iran International『Trump warns US may finish Iran war in a ‘not-so-nice’ way(2026年10月6日)』
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab『【2026年10月06日・振り返り】日経平均737円高、終値で3カ月ぶり7万円台回復(2026年10月7日)』
- 世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com、2026年10月7日11:00〜11:12頃時点の市況数値・寄与度ランキングを参照)、みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」、マネックス証券・株予報の決算スケジュールは、市況の数値・指標予想・決算予定の確認のみに使用

