【2026年10月7日・NY展望】NYダウ先物は78ドル安——日経平均は3日ぶり反落、仏債の再売りでユーロ急落
②NY市場は開場前。ダウ先物(CME)は前日清算値比−78ドル(−0.15%)、NASDAQ100のCFDは−0.39%。仏債が再び売られ、DAXは1.00%安と下げている
③ドル円は158円23銭前後。ユーロドルは1.1191ドル(−0.59%)に下落し、一時1.1180ドルまで下げた。米10年債利回りは5.317%に上昇している
④XAUUSDは4,122ドル前後(−1.29%)。朝(11:12)の4,142.80ドルから約21ドル下落した
⑤WTIは89.65ドル(+0.23%)。午前中に90.61ドルまで上昇した後、夕方にかけて伸び悩んでいる
※本記事執筆時点(18:14〜18:29頃)のデータであり、その後変動している可能性があります
📊 主要指標一覧(18:29時点)
| 指標 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 70,035.71円 | −648.27円(−0.92%) | 15:30終値 |
| TOPIX | 4,154.11 | −29.45(−0.70%) | 15:30終値 |
| 香港ハンセン指数 | 24,130.50 | −150.06(−0.62%) | 7日終値 |
| 上海総合指数 | 3,842.19 | 国慶節で休場(8日再開) | 9/30終値 |
| 韓国KOSPI200 | 1,073.63 | −22.20(−2.03%) | 7日終値 |
| 英FTSE100 | 10,504.10 | −37.59(−0.36%) | 18:29(取引中) |
| 独DAX | 25,195.64 | −253.55(−1.00%) | 18:29(取引中) |
| NYダウ(10/6終値) | 51,521.28ドル | +253.38(+0.49%) | 前営業日終値 |
| S&P500(10/6終値) | 7,818.93 | +44.98(+0.58%) | 前営業日終値 |
| NASDAQ100(10/6終値) | 31,224.69 | +148.25(+0.48%) | 前営業日終値 |
| ドル円 | 158.228 | +0.152(+0.10%) | 18:29 |
| XAUUSD | 4,122.10ドル | −53.70(−1.29%) | 18:29 |
| WTI原油先物 | 89.65ドル | +0.21(+0.23%) | 18:28 |
| 米10年債利回り | 5.3170% | +0.0490 | 18:29 |
※欧州株は取引中の値。XAUUSDはCFD(サンデー)の値で、前日比は前営業日基準(nikkei225jp.com表示)。上海総合指数は国慶節(1〜7日)で休場のため9/30の終値。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用
🔁 朝との比較(11:12→18:29、先物・CFD水準)
| 銘柄 | 朝(11:12) | 18:29 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 日経225(現物) | 70,178.62 | 70,035.71(終値) | −142.91 |
| CFD日本225 | 70,209.95 | 69,982.05 | −227.90 |
| NYダウ(CFDサンデーダウ) | 51,488.40 | 51,443.60 | −44.80 |
| S&P500(DEX) | 7,820.60 | 7,812.70 | −7.90 |
| ドル円 | 158.376 | 158.228 | −0.148 |
| ユーロドル | 1.1235 | 1.1191 | −0.0044 |
| XAUUSD(CFD) | 4,142.80 | 4,122.10 | −20.70 |
| WTI原油先物 | 90.28 | 89.65 | −0.63 |
| 米10年債利回り | 5.3040 | 5.3170 | +0.0130 |
※S&P500はCFD行がないためDEX(フルタイム)の値。WTIは朝11:10・夜18:28時点。日経225のみ現物の値(夜は15:30の終値)。「変化」は朝(11:12)から夜(18:29)への差
1️⃣ 日経平均振り返り(本日7日、18:29時点)
| 指数・先物 | 値 | 現物比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| 日経225(現物) | 70,035.71(−648.27、−0.92%) | ― | 10/07引け |
| CFD日本225 | 69,982.05 | −53(−0.08%) | 18:29 |
| 225先物 大取mini | 70,130.00 | +94(+0.13%) | 18:29 |
| 225先物 大取ラージ | 70,130.00 | +94(+0.13%) | 18:29 |
| 225先物 SGX | 70,120.00 | +84(+0.12%) | 18:19 |
| 225先物 CME円建て | 70,100.00 | +64(+0.09%) | 18:18 |
| 225先物 CMEドル建て | 70,120.00 | +84(+0.12%) | 18:17 |
※「現物比」は日経平均の7日終値との差(nikkei225jp.com表示)。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用
振り返り:日経平均は7日、前日比648円27銭(0.92%)安の70,035円71銭と3営業日ぶりに反落した。寄り付きは前日比101円87銭安の70,582円11銭で、序盤につけた高値70,793円29銭から下げ幅を広げ、安値は70,017円19銭と、大引けは安値圏だった。前引けは609円85銭安の70,074円13銭。5日と6日の2日間で2,400円近く上昇していたため、短期的な過熱感を警戒した売りがAI・半導体関連を中心に優勢となった。ただ、7万円に近づくと下げ渋り、企業業績への期待から押し目買いも入った(日経)。
寄与度では、東京エレクトロンが154円の押し下げでトップとなり、アドバンテスト(−121円)、ファーストリテイリング(−66円)、キオクシアHD(−59円)、TDK(−50円)が続いた(株探)。ディスコは6%安となった。プライム市場は値上がり526銘柄、値下がり972銘柄、変わらず53銘柄で、値下がりが大幅に上回った。33業種中、上昇は電気・ガス、ゴム製品、情報・通信、食料品など8業種にとどまり、下落は銀行、非鉄金属、証券・商品が上位だった。売買代金は概算7兆6,713億円、売買高は23億3,090万株。TOPIXは取引時間中に4,201.86まで上昇し、8月14日の最高値(4,197)を上回る場面があったが、その後は下げて、29.45ポイント安の4,154.11と安値引けとなった。
指標では、朝発表の8月の毎月勤労統計で現金給与総額が前年比+3.8%と予想(+3.7%)を上回り、14時の8月の景気動向指数(速報値)は、先行指数が118.0(前回117.6、改定後)、一致指数が118.7(前回120.6)だった。大和証券の坪井裕豪氏は、日経平均が7万円を値固めするには、原油価格が1バレル80ドル台まで落ち着くことが一つの条件だと指摘している(日経)。
アジアは総じて軟調だった。KOSPI200は2.03%安の1,073.63、香港ハンセン指数は0.62%安の24,130.50、台湾加権指数は17時43分時点で0.03%安。みんかぶは、原油高止まりによるインフレ定着懸念や仏政局不安がアジア株の重荷になったと伝えた。夜間は大取ラージが70,130円と現物終値を94円上回っている。意識される水準は、上値が70,793円(7日高値)、71,000円、7/1高値の71,692円、6/22高値の72,831円。下値が70,017円(7日安値)、70,000円、69,813円(6日安値)、69,050円(5日安値)。本日朝の見通しは朝の展望記事を参照。
2️⃣ NYSE・NASDAQレビュー(NY市場開場前、18:29時点)
| 指数 | 前日終値(10/6) | 前日比 | 先物・CFD参考 |
|---|---|---|---|
| NYダウ | 51,521.28ドル | +253.38(+0.49%) | CFD 51,443.60(−114.50、−0.22%、18:29)/CME先物 51,738.00(−78.00、−0.15%、18:17) |
| S&P500 | 7,818.93 | +44.98(+0.58%) | DEX 7,812.70(指数比−6.23、−0.08%、18:29) |
| NASDAQ100 | 31,224.69 | +148.25(+0.48%) | CFD 31,127.50(指数比−97.19、−0.31%、18:29) |
| FANG+指数 | 19,517.14 | +149.91(+0.77%) | CFD 19,494.40(指数比−22.74、−0.12%、18:29) |
| VIX指数 | 15.01 | −0.51(−3.29%) | 15.27(+0.26、+1.73%、18:14) |
※S&P500はCFD行がないためDEX(フルタイム)の値で、DEXの前日清算値比の表示は現物との比較に適さないため、現物終値との差(指数比)を記載。ダウのCFD・CME先物の括弧内は各銘柄の前日清算値比(nikkei225jp.com表示)
展望:NY市場はまだ開場前。前日(6日)のNYダウは253ドル38セント高の51,521.28ドルと4日続伸し、S&P500は終値で初めて7,800台に乗せて最高値を更新、ナスダック総合も5営業日続伸して2日連続で終値の最高値となった。開場前のダウ先物(CME)は前日清算値比−78ドル(−0.15%)、NASDAQ100のCFDは−0.39%と小幅安で、前日の最高値更新後の一服ムードとなっている。
欧州では、前日に一服した仏国債売りが再燃した。ロンドン序盤にかけて仏10年債利回りは前日の4.703%から4.858%前後へ急上昇し、独仏10年債利回り格差(スプレッド)は127bp近辺から138bpに拡大した(みんかぶ)。DAXは1.00%安の25,195.64、FTSE100は0.36%安で、ユーロストックス50指数は0.86%安で取引を開始した。ドイツの8月鉱工業生産は前月比+2.0%(予想+0.6%)、前年比+2.3%(予想+0.7%)と予想を上回った。フランス中銀総裁は、債券市場の情勢は複雑で、財政赤字をめぐりフランスはリスク圏にあると述べ、ゲオルギエワIMF専務理事も、米国、日本、フランス、イタリアの財政赤字と債務の拡大に注目が集まっているとし、各国政府に遅滞なく行動するよう促した。仏全土に広がる学生デモには約25万6,000人が参加し、逮捕者は6,500人に達している。17日には極左政党による全国的な抗議活動、11月5日には労働組合による全国一斉ストライキが予定されている(みんかぶ)。米10年債利回りは5.317%まで上昇している。
今夜は20時に米MBA住宅ローン申請指数(前回−6.0%)、23時30分に米週間石油在庫統計が発表される。日付が変わった8日午前3時には、9月15〜16日開催分のFOMC議事要旨が公表される。9月会合ではFFレートの誘導目標が3.75〜4.00%に引き上げられ、ドットプロットでは18人中4人が10月・12月の連続利上げを予想していた。議事要旨でこうしたタカ派の議論の温度がどう示されるかが焦点だ。次回のFOMCは10月27〜28日に開かれる。
3️⃣ 為替(ドル円)展望
| 通貨ペア | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| ドル円 | 158.228 | +0.152(+0.10%) | 18:29 |
| ユーロドル | 1.1191 | −0.0066(−0.59%) | 18:29 |
展望:ドル円は158円23銭前後で推移している。7日の東京午前に158円51銭付近まで上昇し、三菱UFJ銀行の公表仲値は158.45円だった。東京午後は、158円台半ばからの買いには慎重な動きとなった(みんかぶ)。ロンドン序盤は、仏債が再び売られてユーロ売り主導の展開となり、円買いやドル買いにも波及した。ドル円は一時158円を割り込んで157.85円まで反落したが、その後は158.10円台へ急反発するなど神経質な値動きとなっている。ユーロドルは1.1200ドルを割り込み、ストップロスを巻き込んで一時1.1180ドルまで下落した。ユーロ円は176.55円、ポンド円は208.95円まで下げた。
ドル円は、日米金利差に基づく円売り・ドル買い圧力が根強い一方、158〜159円の水準では政府の円安けん制や為替介入への警戒が高まりやすい。夜は米長期金利の動きと、8日3時のFOMC議事要旨が手掛かりとなる。議事要旨でタカ派の議論が目立てば、米利上げ観測が再び強まり、ドル買いにつながる可能性がある。上値の目安は7日の高値158.51円(200日移動平均線の158.51円と同水準、DZH)、下値の目安は7日安値の157.85円と6日安値の157.77円。ユーロドルは、5日の安値1.1161ドルが下値の目安となる。
4️⃣ 貴金属(XAUUSD)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| XAUUSD(CFDサンデーゴールド) | 4,122.10 | −53.70(−1.29%) | 18:29 |
| (参考)NY金先物 | 4,148.30 | −38.80(−0.93%) | 18:28 |
※NY金先物は限月ものの値であり、XAUUSD(現物連動)と水準差が生じるため、本欄ではXAUUSDを基準に考察する
展望:XAUUSDは4,122ドル前後、前日比−53.70ドル(−1.29%)で推移している。朝(11:12)の4,142.80ドルからは約21ドル下落した。6日のNY金12月限は0.73%高の4,187.10ドルと反発して引けていたが、本日は米10年債利回りが朝の5.304%から5.317%へ上昇し、ユーロ売りを通じたドル高圧力も強まったことで売りが優勢となっている。【当ブログの整理】XAUUSDは実質金利の鏡という見方に立てば、米長期金利の上昇は、利息を生まない金を持つ機会費用を高め、上値を抑える方向に働く。原油が高止まりすればインフレ懸念から利上げ観測が再燃し、実質金利を押し上げる経路でもXAUUSDには逆風となる。
今夜のカギは、8日3時のFOMC議事要旨だ。タカ派の議論が目立てば、10月会合での利上げ観測が再び強まり、米長期金利の上昇とドル高を通じてXAUUSDの重しとなる。上値の目安は4,200ドル、4,230.51ドル(61.8%戻し)、下値の目安は4,110.87ドル(9/28週の安値)、4,000ドル(FXEmpire)。現在値は9/28週の安値に近づいている。
5️⃣ 原油(WTI)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| WTI原油先物 | 89.65ドル | +0.21(+0.23%) | 18:28 |
※前営業日(6日)のNY原油11月限の清算値は89.44ドル
展望:WTI原油先物は89ドル台後半で、前日比+0.23%で推移している。朝(11:10)は90.28ドルで、午前中は90.61ドルまで上昇した後、89.60ドル台まで調整売りが出て、その後再び90.20ドル台をつけるなど振れの大きい展開だった。ホルムズ海峡での攻撃激化の報道や、フーシ派によるサウジの製油所攻撃の主張が、供給混乱への懸念を支えている。ブレント原油先物は、6日の清算値100.58ドルに対し、7日の欧州時間は101.63ドルまで上昇した(ロイター)。米メキシコ湾で発生した熱帯性低気圧は、ハリケーンに発達する見通しで、米国の原油生産の約15%を占める海上油田に影響する可能性がある(ロイター)。一方で、G7による合計1億バレルの石油備蓄の協調放出や、中東からの供給回復は重荷となり、上値を抑えている(みんかぶ)。
中東では、トランプ大統領が6日、イランとは「穏やかな方法か、そうでない方法か。まもなく分かる」と述べた。イランの9月の原油輸出はゼロになったとロイターが報じている。ホルムズ海峡の供給が回復する一方で、紅海側のリスクが高まる構図だ。大和証券は、日経平均が7万円を値固めするには原油が80ドル台に落ち着くことが条件と指摘している。注目イベント・指標:本日23時30分に米週間石油在庫統計、8日3時にFOMC議事要旨、11/1にOPEC+会合。(詳細は10/6振り返り記事の米・イラン情勢コーナーを参照)
📚 主な出典
- 株探ニュース(みんかぶ配信)『日経平均7日大引け=3日ぶり反落、648円安の7万35円(2026年10月7日)』
- 日本経済新聞『東証大引け 日経平均は3日ぶり反落 利益確定、TOPIXは一時最高値も下げる(2026年10月7日)』
- 日本経済新聞『東証前引け 日経平均は反落 短期的な過熱感(2026年10月7日)』
- 日本経済新聞『日経平均終値648円安、インフレ懸念で息切れ 米株高に追随できず(2026年10月7日)』
- みんかぶFX/為替『ロンドン序盤はユーロ売り一色、仏債が再び売られる=ロンドン為替(2026年10月7日)』
- みんかぶFX/為替『ユーロ売り主導のなか、円買いやドル買いにも波及=ロンドン為替(2026年10月7日)』
- みんかぶFX/為替『ゲオルギエワIMF専務理事 財政赤字と債務は拡大している、危機の影響(2026年10月7日)』
- みんかぶFX/為替『アジア株下落、インフレ定着や仏政局不安が重荷 学生デモ全土に拡大 HSBC反落(2026年10月7日)』
- みんかぶFX/為替『アジア株 総じて軟調、原油高警戒など継続(2026年10月7日)』
- みんかぶFX/為替『金は0.73%高=NY金終値(2026年10月7日)』
- みんかぶFX/為替『小反発、中東のリスクプレミアムは高止まり=NY原油概況(2026年10月7日)』
- みんかぶFX/為替『続落、目先の供給懸念は後退=NY原油概況(2026年10月6日)』
- DZHフィナンシャルリサーチ(Myforex)『ニューヨーク外国為替市場概況・5日 ドル円、小反発(2026年10月6日)』
- FXEmpire『Gold (XAUUSD) Price Forecast: Weak Payrolls Bounce Fails as Sellers Return(2026年10月2日)』
- みんかぶFX/為替『【来週の注目材料】米FOMC議事要旨など(2026年10月3日)』
- OANDA証券『【2026年10月更新】FOMCとは|開催日程や今後の見通しについて解説』
- ロイター(mezha.net配信)『メキシコ湾の嵐と中東の緊張で原油価格が上昇した(2026年10月7日)』
- Investing.com『中東の供給不安が続く中、原油価格が上昇(2026年10月7日)』
- 共同通信(Yahoo!ニュース配信)『NY株4日続伸253ドル高 米金利上昇一服を好感(2026年10月7日)』
- CNBC『S&P 500 posts first close above 7,800, boosted by tech gains and cooler yields(2026年10月6日)』
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab『【2026年10月06日・振り返り】日経平均737円高、終値で3カ月ぶり7万円台回復(2026年10月7日)』
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab『【2026年10月07日・朝の展望】日経平均は反落——7万円台を維持できるか(2026年10月7日)』
- 世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com、2026年10月7日15:30〜18:29頃時点の市況数値・日経225・TOPIXの時系列を参照)、みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」は市況の数値・指標結果と予想の確認のみに使用

