【2026年10月8日・NY展望】NYダウ先物は485ドル安——日経平均は993円安、WTIは92ドル台に急伸

2026年10月8日木曜日

マーケット展望

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2026年10月8日NY展望 NYダウ先物は485ドル安、日経平均は993円安、WTIは92ドル台に急伸

【2026年10月8日・NY展望】NYダウ先物は485ドル安——日経平均は993円安、WTIは92ドル台に急伸

📅 2026年10月8日(木)19:41時点|東京市場引け後・NY市場開場前
📌 本日のポイント
①日経平均は993円60銭安の69,042円11銭と続落し、7万円を割り込んで安値引けした。TOPIXは1.51%安。プライムの値下がりは1,182銘柄と全体の約4分の3に上った。ファーストリテイリングは大引け後に最高益と増配を発表した
②NY市場は開場前。ダウ先物(CME)は前日清算値比−485ドル(−0.94%)、NASDAQ100のCFDは現物比−0.88%。欧州株も下げ、DAXは−1.19%、FTSE100は−0.63%
③ドル円は158円26銭前後で、今朝安値157.59円から反発した。米10年債利回りは5.353%に上昇している
④XAUUSDは4,112ドル前後(前日比+3.00ドル、+0.07%)。今日の値幅は4,097.80〜4,145.80ドルと細かいレンジ
⑤WTIは92.60ドル(+4.89%)。午前の89ドル台から急伸した。米国のイラン攻撃選択肢の報道、タンカー攻撃、メキシコ湾の生産停止が重なった
※本記事執筆時点(19:25〜19:41頃)のデータであり、その後変動している可能性があります

📊 主要指標一覧(19:38時点)

指標値前日比時点
日経平均69,042.11円−993.60円(−1.42%)15:30終値
TOPIX4,091.46−62.65(−1.51%)15:30終値
香港ハンセン指数23,785.79−344.71(−1.43%)8日終値
上海総合指数3,811.90−30.29(−0.79%)8日終値(連休明け)
韓国KOSPI2001,044.52−29.11(−2.71%)8日終値
英FTSE10010,392.69−65.81(−0.63%)19:38(取引中)
独DAX24,804.99−299.37(−1.19%)19:38(取引中)
NYダウ(10/7終値)51,179.87ドル−341.41(−0.66%)前営業日終値
S&P500(10/7終値)7,801.77−17.16(−0.22%)前営業日終値
NASDAQ100(10/7終値)31,160.08−64.61(−0.21%)前営業日終値
ドル円158.256+0.197(+0.12%)19:37
XAUUSD4,112.20ドル+3.00(+0.07%)19:37
WTI原油先物92.60ドル+4.32(+4.89%)19:36
米10年債利回り5.3530%+0.075019:36

※欧州株は取引中の値。XAUUSDはCFD(サンデー)の値で、前日比は前営業日基準(nikkei225jp.com表示)。上海総合指数は国慶節の連休明け初日の終値。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用

🔁 朝との比較(11:09→19:38、先物・CFD水準)

銘柄朝(11:09)19:38変化
日経225(現物)69,399.0169,042.11(終値)−356.90
CFD日本22569,424.1568,673.05−751.10
NYダウ(CFDサンデーダウ)51,156.9050,650.00−506.90
S&P500(DEX)7,801.407,751.50−49.90
ドル円157.782158.256+0.474
ユーロドル1.12101.1180−0.0030
XAUUSD(CFD)4,138.704,112.20−26.50
WTI原油先物89.5592.60+3.05
米10年債利回り5.30205.3530+0.0510

※S&P500はCFD行がないためDEX(フルタイム)の値。WTIは朝11:08・夜19:36時点。日経225のみ現物の値(夜は15:30の終値)。「変化」は朝(11:09)から夜(19:38)への差

1️⃣ 日経平均振り返り(本日8日、19:41時点)

指数・先物値現物比時点
日経225(現物)69,042.11(−993.60、−1.42%)―10/08引け
CFD日本22568,673.05−369(−0.53%)19:37
225先物 大取mini68,820.00−222(−0.32%)19:37
225先物 大取ラージ68,820.00−222(−0.32%)19:37
225先物 SGX68,940.00−102(−0.15%)19:27
225先物 CME円建て68,895.00−147(−0.21%)19:26
225先物 CMEドル建て68,970.00−72(−0.10%)19:25

※「現物比」は日経平均の8日終値との差(nikkei225jp.com表示)。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用

振り返り:日経平均は8日、前日比993円60銭(1.42%)安の69,042円11銭と続落し、この日の安値で引けた。寄り付きは前日比195円07銭安の69,840円64銭で、高値は寄り付き直後の69,918円20銭だった。7日の米株安を受け、海外投資家を中心に先物と主力株に売りが出た。アジア株が総じて下げたことに加え、8日午前にトランプ大統領がイランとの最終合意に消極的な姿勢を見せたと一部で伝わり、中東情勢への不透明感も重しになった。ソフトバンクグループや東京エレクトロンなどAI・半導体関連が利益確定売りに押され、地方銀行などが期初の益出しの売りを出したとの観測もあった。一方、アドバンテストが朝安のあと一時プラスに転じるなど、好業績が期待できる銘柄には押し目買いが入り、日本の長期金利の低下も支えになった(日経)。前引けでは一時800円安となっていた。

寄与度では、ソフトバンクグループが218円44銭の押し下げでトップだった(株探)。業種別では、海運、サービス、ゴム製品、陸運が上昇し、非鉄金属、ガラス・土石、銀行が下落の上位に並んだ。プライムは値上がり327銘柄、値下がり1,182銘柄で、売買代金は概算7兆6,133億円、売買高は23億2,915万株だった。TOPIXは62.65ポイント(1.51%)安の4,091.46で、高値は4,136.62、安値は4,087.42だった。トレンドマイクロは不正アクセス関連の物色で4%高となった。

決算:ファーストリテイリングが大引け後に2026年8月期の決算を発表した。売上収益は3兆9,633億円(前期比16.6%増)、営業利益は7,431億円(31.7%増)、純利益は5,425億円(25.3%増)で、5期連続の最高業績だった。7月に引き上げた会社予想(純利益5,000億円、営業利益7,300億円)をいずれも上回った。年間配当は850円(中間320円、期末530円)で、前回予想の640円、前期の500円から増配した。今期は、売上収益4兆4,500億円(12.3%増)、事業利益8,300億円(15.5%増)、純利益5,600億円(3.2%増)を計画している。純利益の伸びは事業利益より小さい。株価の反応は9日の取引で確認することになる。

指標:14時に発表された9月の景気ウォッチャー調査では、現状判断DIが47.0(予想46.6、前回46.4)と小幅に改善した。一方、先行き判断DIは47.4(予想48.4、前回48.3)と低下し、予想を下回った。朝に発表された8月の国際収支は、経常収支が4兆620億円の黒字(予想3兆1,000億円)、貿易収支が6,877億円の赤字(予想8,000億円の赤字)と、ともに予想より良い数字だった。財務省の対外・対内証券投資(9/27〜10/3)では、海外勢の日本株の買い越しが2兆1,919億円と、前週の3,542億円の売り越しから大きく転じた。

アジア:アジア株は総じて下げた。ハンセン指数は1.43%安の23,785.79と約3カ月ぶりの安値水準で、米長期金利の高止まりとFOMC議事要旨が重しになった(フィスコ)。連休明けの上海総合指数は0.79%安の3,811.90と3営業日ぶりに反落し、中東産原油の供給不安と米金利高が警戒された。KOSPI200は2.71%安、台湾加権指数は17時30分時点で0.99%安の49,313.44だった。

夜間は、大取ラージが68,820円で現物終値を222円下回っている。意識される水準は、上値が69,918円(8日高値)、70,000円、70,035円(7日終値)。下値が69,000円、68,309円(2日終値)。明日9日はオプションSQの算出日で、3連休(10〜12日)を控える。本日朝の見通しは朝の展望記事を参照。

2️⃣ NYSE・NASDAQレビュー(NY市場開場前、19:41時点)

指数前日終値(10/7)前日比先物・CFD参考
NYダウ51,179.87ドル−341.41(−0.66%)CFD 50,650.00(−492.80、−0.96%、19:37)/CME先物 50,964.00(−485.00、−0.94%、19:26)
S&P5007,801.77−17.16(−0.22%)DEX 7,751.50(指数比−50.27、−0.64%、19:37)
NASDAQ10031,160.08−64.61(−0.21%)CFD 30,886.10(指数比−273.98、−0.88%、19:37)
FANG+指数19,648.97+131.83(+0.68%)CFD 19,560.00(指数比−88.97、−0.45%、19:38)
VIX指数15.08+0.07(+0.47%)15.75(+0.67、+4.44%、19:22)

※S&P500はCFD行がないためDEX(フルタイム)の値。ダウのCFD・CME先物の括弧内は前日清算値比、そのほかは現物終値との差(nikkei225jp.com表示)

展望:NY市場はまだ開場前。前日(7日)のダウは341ドル41セント安の51,179.87ドルと5営業日ぶりに反落し、S&P500とナスダック総合はともに0.22%安だった。開場前は、ダウ先物(CME)が前日清算値比485ドル安、NASDAQ100のCFDが現物比0.88%安と下落しており、VIXは15.75に上昇している。

欧州株は寄り付きから売りが先行した。寄り付きではDAXが0.76%安、FTSE100が0.75%安、ユーロストックス50が1.06%安で、19時38分時点でDAXは1.19%安、FTSE100は0.63%安に下げ幅を広げている。原油高でインフレ懸念が再燃し、各国の長期金利に上昇圧力がかかった。仏10年債利回りは4.89%、独10年債は3.48%、米10年債は5.353%となっている。欧州では、ECBの議事要旨が20時30分に公表される予定だ(AP)。20時に発表された南アフリカの8月製造業生産は前年比−3.1%(前回2.2%)だった。ドイツの8月貿易収支は195億ユーロの黒字(予想192億ユーロ、前回は改定後211億ユーロ)だった。

中東情勢では、米誌アトランティックが7日、ホワイトハウスが国防総省に、中間選挙(11月3日)前に実施できるイラン攻撃の選択肢を作るよう求めたと報じた。規模や標的は議論中で、選挙後により広範な作戦が続く可能性もあるという。NBCも、トランプ大統領と国家安全保障チームが大規模な軍事作戦の再開を協議していると伝えた(CNBC)。

今夜は、20時30分にECB議事要旨、21時30分に米新規失業保険申請件数(予想20.0万件、前回19.7万件)と継続受給者数(予想169.5万件、前回170.1万件)、23時に米8月卸売在庫・確報値(予想+0.7%)が発表される。米30年債入札も米国時間に控えている。

3️⃣ 為替(ドル円)展望

通貨ペア現在値前日比時刻
ドル円158.256+0.197(+0.12%)19:37
ユーロドル1.1180−0.0015(−0.13%)19:37

展望:ドル円は158円26銭前後で推移している。今朝は10時時点で157.59円まで下げたが、その後は買い戻され、夕方にかけて158円台に戻した。米10年債利回りが5.35%前後まで上昇していることが、ドルを支える材料になっている。ただ、158円台半ばから上では日米協調介入への警戒が上値を抑える構図は変わらない。ユーロドルは1.1180ドルと、昨年6月以来の安値圏で推移している(フランスの財政懸念)。ポンドドルも前日安値を割り込んだ(みんかぶ)。

上値の目安は、7日高値の158.51円(200日移動平均線と同水準)、下値の目安は今朝安値の157.59円と、転換線の157.40円。夜は米新規失業保険申請件数と米30年債入札の結果で、米長期金利が動く可能性がある。

4️⃣ 貴金属(XAUUSD)展望

銘柄値前日比時点
XAUUSD(CFDサンデーゴールド)4,112.20+3.00(+0.07%)19:37
(参考)NY金先物4,136.45−4.25(−0.10%)19:35

※NY金先物は限月ものの値であり、XAUUSD(現物連動)と水準差が生じるため、本欄ではXAUUSDを基準に考察する

展望:XAUUSDは4,112ドル前後で、前日比+3.00ドル(+0.07%)とほぼ横ばいで推移している。今日の値幅は、安値4,097.80ドル(未明)から、高値4,145.80ドル(昼過ぎ)の約48ドルと狭く、細かいレンジの動きが続いている。7日夜に一時4,069ドルまで急落してからは、4,100ドル台で下値を固めた格好だ。【当ブログの整理】XAUUSDは実質金利の鏡という見方に立てば、米10年債利回りが5.35%に上昇しているうちは上値が重い。さらに原油が5%近く上がれば、インフレ懸念から利上げ観測が強まり、実質金利を押し上げる経路でも逆風になる。

上値の目安は4,145.80ドル(今日の高値)、下値の目安は4,097.80ドル(今日の安値)と4,069ドル(7日夜の安値)。今夜は米新規失業保険申請件数と米30年債入札があり、米長期金利の動きに注意が必要だ。

5️⃣ 原油(WTI)展望

銘柄値前日比時点
WTI原油先物92.60ドル+4.32(+4.89%)19:36

※前営業日(7日)のNY原油11月限の清算値は88.28ドル

展望:WTI原油先物は92.60ドルと、前日比4.89%高で推移している。午前は89ドル台で、早朝の安値は88.78ドル、午後に入って上げ足を速め、高値は92.82ドルだった。ブレントは欧州の寄り付き直後に103.91ドル(+3.7%)をつけた。

背景は三つある。一つ目は、米国のイラン攻撃の選択肢をめぐる報道だ(アトランティック、NBC)。二つ目は、イランによるタンカー攻撃で、カタール北方の沖合で今週、複数の飛来物による攻撃があった。ホルムズ海峡ではこのところ攻撃が続いている。三つ目は、メキシコ湾の生産停止だ。熱帯性暴風「Isaias」(ハリケーンへの発達見込み)の接近で、日量50万バレル超の生産が止まった(AP)。シェルとシェブロンが海上施設の操業を縮小している。アラムコは、世界の石油在庫が危険な水準まで減り、再び積み上げるのに2年かかる可能性があると警告している。

7日に大和証券は、日経平均が7万円を値固めするには原油が80ドル台に落ち着くことが条件と指摘していた。原油が90ドル台で推移する間は、この条件から遠ざかる。週末にかけては、金曜日のプーチン大統領とペゼシュキアン大統領の会談と、Isaiasの上陸(金曜夜〜土曜未明の見込み)が焦点だ。(詳細は10/7振り返り記事の米・イラン情勢コーナーを参照)

📚 主な出典

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。市場価格は常に変動しており、本記事の情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録も受けていません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。FX・先物・CFD取引はレバレッジにより元本を超える損失が生じる可能性があります。本記事に含まれる情報は執筆時点(2026年10月8日19:25〜19:41頃)のものであり、その後の値動きにより内容が変化する可能性があります。実際の売買の際は最新の値をご確認ください。
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