【2026年10月6日・NY展望】NYダウ先物は285ドル高——日経平均は3カ月ぶり終値7万円台、今夜は米貿易収支に注目

2026年10月6日火曜日

マーケット展望

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2026年10月6日NY展望 NYダウ先物は高く、日経平均は3カ月ぶり終値7万円台、今夜は米貿易収支に注目

【2026年10月6日・NY展望】NYダウ先物は285ドル高——日経平均は3カ月ぶり終値7万円台、今夜は米貿易収支に注目

📅 2026年10月6日(火)18:11時点|東京市場引け後・NY市場開場前
📌 本日のポイント
①日経平均は737円12銭高の70,683円98銭と続伸し、終値で7月1日以来3カ月ぶりに7万円台を回復した。プライム市場の74%が値上がりする全面高で、夜の大取ラージは71,030円と現物終値を346円上回っている
②NY市場は開場前。ダウ先物(CME)は前日清算値比+285ドル(+0.55%)、NASDAQ100のCFDは+0.19%。21:30に米8月貿易収支(予想−1020億ドル)が発表される
③ドル円は158円18銭前後。15時35分からの植田日銀総裁の挨拶は利上げ継続の方針を改めて示したが、ドル円は158円台を維持している。米10年債利回りは5.274%と前日比で低下
④XAUUSDは4,152.30ドル(+0.22%)、朝(10:47)の4,131.70ドルから約21ドル上昇
⑤WTIは87.98ドル(−1.62%)と、欧州時間にかけて下げ幅を広げた
※本記事執筆時点(17:56〜18:11頃)のデータであり、その後変動している可能性があります

📊 主要指標一覧(18:11時点)

指標値前日比時点
日経平均70,683.98円+737.12円(+1.05%)15:30終値
TOPIX4,183.56+38.34(+0.92%)15:30終値
香港ハンセン指数24,223.00+182.66(+0.76%)6日終値
上海総合指数3,842.19国慶節で休場(8日再開)9/30終値
韓国KOSPI2001,095.83−13.22(−1.19%)6日終値
英FTSE10010,583.50+85.56(+0.82%)18:11(取引中)
独DAX25,426.82+172.61(+0.68%)18:11(取引中)
NYダウ(10/5終値)51,267.90ドル+90.94(+0.18%)前営業日終値
S&P500(10/5終値)7,773.95+51.23(+0.66%)前営業日終値
NASDAQ100(10/5終値)31,076.44+268.51(+0.87%)前営業日終値
ドル円158.178+0.288(+0.18%)18:10
XAUUSD4,152.30ドル+9.30(+0.22%)18:10
WTI原油先物87.98ドル−1.45(−1.62%)18:09
米10年債利回り5.2740%−0.039018:10

※欧州株は取引中の値。NYダウ・S&P500・NASDAQ100は10/5の終値。XAUUSDはCFD(サンデー)の値で、前日比は前営業日終値(4,143.00ドル)比。上海総合指数は国慶節(1〜7日)で休場のため9/30の終値。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用

🔁 朝との比較(10:47→18:11、先物・CFD水準)

銘柄朝(10:47)18:11変化
日経225(現物)70,098.0270,683.98(終値)+585.96
CFD日本22570,129.9570,878.80+748.85
NYダウ(CFDサンデーダウ)51,329.3051,518.00+188.70
S&P500(DEX)7,777.307,789.90+12.60
ドル円157.851158.178+0.327
ユーロドル1.12241.1239+0.0015
XAUUSD(CFD)4,131.704,152.30+20.60
WTI原油先物89.4887.98−1.50
米10年債利回り5.32105.2740−0.0470

※S&P500はCFD行がないためDEX(フルタイム)の値。WTIは朝10:44・夜18:09時点。日経225のみ現物の値(夜は15:30の終値)。「変化」は朝(10:47)から夜(18:11)への差

1️⃣ 日経平均振り返り(本日6日、18:11時点)

指数・先物値現物比時点
日経225(現物)70,683.98(+737.12、+1.05%)―10/06引け
CFD日本22570,878.80+194(+0.28%)18:10
225先物 大取mini71,025.00+341(+0.48%)18:10
225先物 大取ラージ71,030.00+346(+0.49%)18:10
225先物 SGX71,070.00+386(+0.55%)18:00
225先物 CME円建て71,080.00+396(+0.56%)17:58
225先物 CMEドル建て71,145.00+461(+0.65%)17:57

※「現物比」は日経平均の6日終値との差(nikkei225jp.com表示)。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用

振り返り:日経平均は6日、前日比737円12銭高(+1.05%)の70,683円98銭と続伸した。終値で7万円台を回復するのは7月1日以来、3カ月ぶりだ。寄り付きは前日比0.01%高の69,954円61銭とほぼ横ばいで始まり、前日上昇の反動で一時は69,813円16銭まで下げた。しかしすぐに切り返し、後場に入ると一段高となって、終盤には851円高の70,798円62銭まで上昇した(ロイター)。前日の米市場でナスダック総合が最高値を更新した流れを受け、アドバンテストが3.8%高と連日で上場来高値を更新したほか、TDK、太陽誘電、フジクラなどの電子部品・AI関連が大きく上げた。一方、キオクシアホールディングスとソフトバンクグループは軟調だった。日米の長期金利が上昇するなかでも、決算シーズンを前にした業績期待から幅広い業種に資金が向かった(日経)。

前日(5日)は値がさ4銘柄が上げ幅の約6割を占める偏った上昇だったが、この日は東証プライム市場の値上がりが1153銘柄(74%)、値下がりが349銘柄(22%)と、物色の裾野が広がった。TOPIXは38.34ポイント高の4,183.56で、東証33業種のうち非鉄金属、精密機器、銀行など30業種が上昇し、情報・通信、建設、空運の3業種が下落した。プライム市場の売買代金は7兆3048億円、東証グロース市場250指数は1.41%高の823.71。マネックス証券の吉野貴晶氏は、米雇用統計の弱さによる利上げ観測の後退だけでここまで上がるのは意外だとしたうえで、さらに上を試すには別の材料が必要になるとみている(ロイター)。アジアでは、香港ハンセン指数が0.76%高の24,223.00、韓国KOSPI200は1.19%安だった。

夜間は大取ラージが71,030円と現物終値を346円上回り、SGXとCMEも71,000円台で推移している。意識される水準は、上値が71,000円、7/1高値の71,692円、72,000円、6/22高値の72,831円。下値が70,000円、69,813円(6日安値)、69,050円(5日安値)。本日朝の見通しは朝の展望記事を参照。

2️⃣ NYSE・NASDAQレビュー(NY市場開場前、18:11時点)

指数前日終値(10/5)前日比先物・CFD参考
NYダウ51,267.90ドル+90.94(+0.18%)CFD 51,518.00(+225.50、+0.44%、18:10)/CME先物 51,843.00(+285.00、+0.55%、17:57)
S&P5007,773.95+51.23(+0.66%)DEX 7,789.90(指数比+15.95、+0.21%、18:10)
NASDAQ10031,076.44+268.51(+0.87%)CFD 31,150.10(+60.40、+0.19%、18:10)
FANG+指数19,367.23+155.60(+0.81%)CFD 19,444.70(+82.40、+0.43%、18:11)
VIX指数15.52+0.21(+1.37%)15.45(−0.07、−0.45%、17:56)

※S&P500はCFD行がないためDEX(フルタイム)の値で、DEXの前日清算値比の表示(+73.20、+0.95%)は現物との比較に適さないため、現物終値との差(指数比)を記載。その他の先物・CFDの括弧内の増減は各銘柄の前日清算値比(nikkei225jp.com表示)で、現物の前日終値との差ではない

展望:NY市場はまだ開場前。前日(5日)のNYダウは90ドル94セント高の51,267.90ドルと3日続伸し、ナスダック総合は9営業日ぶりに終値の最高値を更新した。エヌビディアが2.1%高の終値最高値で相場をけん引している(10/5振り返り記事)。開場前のダウ先物(CME)は前日清算値比+285ドル(+0.55%)、NASDAQ100のCFDも小幅高で、東京市場の続伸を受けて買いが先行している。米10年債利回りは5日に一時5.3472%前後と2002年以来の高水準をつけたが、18時10分時点では5.274%と前日比0.039ポイント低下しており、金利の上昇一服も株価の支えになっている。

欧州では、フランスの財政・政情不安を受けた仏国債売りが落ち着いてきた。独仏10年債利回り格差は、2日の最大158bpから17時44分時点で128bpまで縮小しており、仏10年債利回りは4.733%に低下している(みんかぶ)。18時11分時点のFTSE100は+0.82%、DAXは+0.68%と堅調だ。米国内では、トランプ大統領が5日、ディーゼル価格の高騰を受けて、農家などが使う非課税の染色ディーゼルの使用制限を緩める大統領令に署名した(CBS/AP)。

今夜は21時30分に米8月貿易収支(予想−1020億ドル、前回−886億ドル)が発表される。事前に公表された財の貿易赤字も拡大しており、市場には織り込み済みの可能性が高いとの見方もある(みんかぶ)。23時にはカナダの9月Ivey購買部協会指数が発表され、欧英米の中銀関係者の発言も予定されている。第3四半期の決算シーズンは8日のペプシコから本格化する。

3️⃣ 為替(ドル円)展望

通貨ペア現在値前日比時刻
ドル円158.178+0.288(+0.18%)18:10
ユーロドル1.1239+0.0018(+0.16%)18:10

展望:ドル円は158円18銭前後で推移している。東京時間は157円台後半から158円台前半で、先月終盤からの水準をほぼ維持する小動きだった。15時35分からの植田日銀総裁の全国証券大会での挨拶では、景気について「中東情勢の影響もあって一部に弱めの動きもみられますが、緩やかに回復しています」と判断し、物価については「消費者物価の基調的な上昇率は2%に近づいています」と述べた。金融政策運営では、「経済・物価・金融情勢に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」と利上げ継続の方針を改めて示した一方、「調整のタイミングやペース」については、経済・物価の中心的な見通しが実現する確度やリスクを点検しながら検討していく方針だと述べるにとどめた。そのうえで、基調的な物価上昇率が2%を超えて上振れるリスクが顕在化し、それがその後の経済に悪影響を及ぼすことがないよう、2%程度で安定させていく観点が「これまでよりも重要になってきている」とも述べた(日銀)。ドル円は158円台を保っている。ユーロドルは仏国債売りの一服を受けて1.12台前半から半ばへ持ち直しており、ユーロ売りを通じたドル高圧力は和らいでいる。

みんかぶは、ドル指数が今週に年初来高値を更新したものの、5日の日足で上ヒゲをつけてドル高の勢いは一服しているとみている。ドル円は158円を軸に、日米金利差に基づく円売り・ドル買い圧力が根強い一方で、158〜159円の水準では政府の円安けん制や為替介入への警戒が高まりやすい。今夜の米貿易収支は織り込み済みの可能性が高く、米長期金利の方向感が手掛かりになる。上値は5日NY高値の158円30銭、1日高値の158円45銭、下値は5日の安値157円45銭と2日の安値156円95銭が意識される。

4️⃣ 貴金属(XAUUSD)展望

銘柄値前日比時点
XAUUSD(CFDサンデーゴールド)4,152.30+9.30(+0.22%)18:10
(参考)NY金先物4,180.00+23.20(+0.56%)18:09

※NY金先物は限月ものの値であり、XAUUSD(現物連動)と水準差が生じるため、本欄ではXAUUSDを基準に考察する

展望:XAUUSDは4,152ドル前後、前営業日(4,143ドル)比+0.22%で推移している。朝(10:47)の4,131.70ドルからは約21ドル上昇した。5日のNY金12月限は、米ISM非製造業景気指数で仕入れ価格の上昇が示されたことや米国債利回りの上昇を受けて続落していたが、本日は米10年債利回りが朝の5.321%から5.274%へ低下し、WTIも87ドル台まで下げている。【当ブログの整理】XAUUSDは実質金利の鏡という見方に立てば、原油安→インフレ懸念の後退→利上げ観測の後退→実質金利の低下という経路は追い風で、本日の戻りは、米長期金利の低下・原油安と同じ方向の動きだ。逆に、今夜の米指標や中銀関係者の発言で米長期金利が再び上昇すれば、重しとなる。2日は雇用統計後に4,227.53ドルまで上昇したが、61.8%戻しの手前で売りに押された経緯がある(FXEmpire)。上値の目安は4,200ドル、4,230.51ドル(61.8%戻し)、下値の目安は4,110.87ドル(9/28週の安値)、4,000ドル。

5️⃣ 原油(WTI)展望

銘柄値前日比時点
WTI原油先物87.98ドル−1.45(−1.62%)18:09

※前営業日(5日)のNY原油11月限の清算値は89.43ドル

展望:WTI原油先物は87ドル台後半で、前日比−1.62%と続落している。朝(10:44)は89.48ドルと小幅高だったが、欧州時間にかけて下げ幅を広げた。この時間帯の下落を直接説明する報道は確認できていないが、背景には供給回復を示すデータがある。船舶追跡会社ケプラーによると、イランを除く中東の原油輸出は9月平均で日量1650万バレル以上と、イランを除く戦前の平均に並んだ。ただ専門家は、正常化にはほど遠い状況だと指摘している。輸出の約4割はホルムズ海峡を迂回し、海峡を通る原油の多くも沖合で積み替えられている(CBS/AFP)。なお、追跡データの集計元によって、戦前に対する水準の評価には幅がある。G7による最大1億バレルの備蓄放出も重荷だ。トランプ大統領は5日、ガソリン高の原因はもはやホルムズ海峡ではなく、ウクライナによるロシアの製油所攻撃だと投稿している(CBS/AFP)。

一方で、下値リスクを抑える材料も残る。イランのペゼシュキアン大統領は、米国は協議の後に3度攻撃してきたとして、対米交渉は「無意味」だと述べたと国営IRNA通信が伝えた。英海事貿易作戦機関(UKMTO)によると、週末にはホルムズ海峡でタンカー3隻が正体不明の飛翔体を受け、5日には1隻が革命防衛隊の警告で引き返している。イエメンではサウジ支援の政府軍がフーシ派の支配する首都サヌアへの攻勢を始め、フーシ派はサウジの空港やアラムコのラービグ製油所を攻撃したと主張した。サウジの東西パイプラインについては、「再び攻撃を受けて停止した」とするAFPの関係者情報と、「通常どおり稼働している」とするロイター・ブルームバーグの報道が食い違っている(CBS)。サウジアラムコのナセルCEOは、世界の石油在庫は「恐ろしいほど薄い」と警告した。ホルムズ海峡の供給が回復する一方で、紅海側のリスクが高まっている構図だ。

注目イベント・指標:6日(米国時間)にEIA短期エネルギー見通し、7日23時30分に米週間石油在庫統計、11/1にOPEC+会合。

📚 主な出典

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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